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2017年06月07日

スペシャルトーク
「ソースさんの恋」
BSプレミアム BSプレミアム 6月8日(木)第2話<連続8回> 午後11時00分〜11時29分

「今の時代にこそ純愛ドラマを!」スタッフの熱い思いから『ソースさんの恋』は生まれました。後藤ミカ宇野正直(まさなお)運命の恋に落ちていく二人を演じるのは、ミムラさん千葉雄大さんです。インタビュー第二回はミムラさんにお話を伺いました。ちょっと謎めいた年上の女性後藤ミカを演じるには、さまざまな想いがあったようで…

 
(午後8時になるとなぜかソースを買いに行くミステリアスな女性。4年前から記憶の一部が欠落しており通院中だが、正直との出会いで人生が大きく変わることになる。)

 

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-“後藤ミカ”を演じる上で、どのようなところに心を砕かれましたか?

彼女にはけっこう特別な過去がありますが、皆さんに心地よく見ていただくためには、ご覧になる方々が自己投影できるキャラにならないといけない。でもやっぱり“普通”が一番難しくて…

 

-そういうものなのですね。

しかもミカさんの難しいところは、自分でトラウマに気が付いているのか、向き合おうとしているのかも分からないんですね。口では“こういうことがあった”と言うんですけれど、果たしてどれだけ重荷に感じているのか、自覚がどのくらいあるのか分からない。

 

-それは難しそうですね。

それで私には、ミカさんが過去から目を背けているように思えたんです。つまり過去を見ないようにしているがために、こんなにも時間が経ってしまったのではないかと。…もし立ち向かおうと思えば、ボロボロになりながらも、もうちょっと短い時間で打開することができたかもしれないけれど。だからミカさんというのは丁寧に生きている女性に見えながら、実は自分が幸せになることを諦めてしまった…それぐらい大きな喪失があったのだと感じます。

 

-主人公の宇野正直より10歳上の女性を演じましたが、何か工夫されたことはありますか?

リズムの差ですね。落ち着いてゆっくり自分のペースを守っている人という風にして、しゃべり方や音程も割と低めに。笑う時も、私自身はわりと大きく「あはは」って笑っちゃうんですけれど、そうではない微笑みの“うふふ”という笑い方にして…ちょっとステレオタイプかもしれないんですけれど、大人っぽさ、ゆとりの部分ですね。

もう一つ、彼女は多分“インナーチャイルド”内なる子ども、過去の強い記憶)がいる人で、だからこそそういう人って表面を武装していると思うんですね。自分の中にあるものを隠す武装が、もしかすると正直くんには素敵に見えたのかな、という解釈をして演じていました。

 

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-どのようなお気持ちで撮影に入りましたか?

プロデューサーが「疲れて帰ってきた時に見るドラマとして、ミステリーやトリッキーな人間関係に頭を悩ますようなものではなく、心がほぐれるものを作りたい。」と熱心におっしゃられて、作品のイメージを伝えてくださったのですが、私の中では分からないこともあったんです。何をよしとして作ればいいのか分からないと迷ってしまう…それでいろいろ相談を重ねました。

 

-そうだったんですね。

それで「あ!これは自分で役を舵取りをするよりも、ディレクション(演出)のイメージ通りに沿って、楽しく見られるものを作ることにトライする方が前向きかな。」と考えました。「今回はとにかく現場で制作側の意図を汲み取ることに注力したいと思いますので、宜しくお願いします。」と撮影をスタートしました。

 

-“後藤ミカ”として、撮影に入ってからはいかがでしたか?

「闘病ドラマにはしたくない」というご要望があったので、彼女の中で過去のトラウマの割合も抑えました。でも少なく削る分、逆に密度を濃く、彼女の中では重くて暗い出来事であることを意識しながらきちんとやる、という風にバランスをとりました。

*ミカは4年前から記憶の一部が欠落しており治療を受けている。

 

 

-細やかな配慮をされているのですね。

お話自体はふんわりしているんですけれど、そういう中でちょっと歯ごたえのある部分とか、香ばしい部分を所々に入れていかないと、見ている方には色あせて見えてしまうのではないかという恐さがありました。例えば全体としてはふわふわのシフォンケーキでも、ナッツとかビターなチョコのかけらが入っている…というのが理想かなと。ミカさんを演じている時は、“できるだけふんわりゆったり見ていて心地よく、ただ時々チリッとするものを”ということを意識しました。

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-ミカより正直は10歳下ですが、ミムラさんご自身は年下の男性にひかれたことはありますか?

私は今まで年下の方と恋愛をした経験がないのですが、千葉さんと一緒にいると妙に安心するのは何でだろう?と思っていました。すると千葉さんは長男で、弟さんがいるんですね。私は末っ子なんですよ。お姉さんぶっているようで、実は甘えているところがあります。でも千葉さんはゆったりしていて弟っぽいキャラのように見えつつ、実はどっしりしている。そういう部分で、そんな二人が今回のような設定を演じてみると、実際はどういう感じになるのか…ご覧いただければと思います。

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-共演の千葉雄大さんとのエピソードを教えてください。

千葉さんと演じる上で、お互いにひかれ合っている感じをどうにか短期間でも作りたいと思ったのですが、事前にお話する時間も作れないのでどうしよう…こういう時は本能に訴えかけるのが一番だな!と、自分の持っている香水や、ハンドクリーム、ボディーローションなど新たに購入もして、いろいろな匂いのものを脱脂綿に含ませて袋に詰めていったんです。袋に番号をふって千葉さんに、「番号で選んでください。一番好きなものをミカさんの香りにするので。」と、選んでいただいて、毎日撮影にそれを付けていました

 

-二人の間にはいつもその香りがあったのですね。

正直くんはキレイなおねえさん”に憧れて「何かいい匂いがしそう…ああ〜」っていうお芝居が多いんですよ(笑)それに役立つといいなというのがありまして、やってみてどうだったか、千葉さんはどうお考えかは分からないんですけれど、楽しかったです

 

ミムラさん、ありがとうございました!

 

ミムラさんが用意した香りの中から千葉雄大さんが選んだのは…やわらかくて、フローラルで甘くて、ちょっと大人っぽい…とても女性らしい香りだったそうです。撮影の後あらためて、ミカさんらしい香りだなあとミムラさんも思ったとのこと。そんな香り、千葉さんのファンの方は覚えておかれるといいかもしれないですね!

 

 スペシャルトーク   千葉雄大さん vol.1「恋愛体質じゃないんですよね、僕自身は(今までは)」 
 スペシャルトーク   ミムラさん vol.2 「二人にしか分からない秘密の香り…」

番組概要

番組概要

「ソースさんの恋」

date
BSプレミアム 6月8日(木)第2話<連続8回>
time
午後11時00分〜11時29分
出演
ミムラ、千葉雄大、岩崎ひろみ 萩原みのり 栩原楽人 竹内寿 田原可南子 スギちゃん 大高洋夫 阿部進之介 松田悟志 ほか
ミカ(ミムラ)を家まで送った正直(千葉雄大)は、帰り際、ミカに玄関で抱きつかれ驚く。ミカは彼を別人と間違えているようで、「しーちゃん」とつぶやく。翌日、美大で正直は同級生・由紀(萩原みのり)に出会う。会話するうち、正直はミカの家に大切なスケッチブックを忘れたことに気づき、落ち込む。ミカは、仕事場の仲間・朝子(岩崎ひろみ)や幸作(阿部進之介)に自分が迷惑をかけていると思い相談する。*原作の本田晴巳さん著「君とソースと僕の恋」は、スターツ出版主催のWeb小説を対象とした“オトナ女子が本当に読みたい小説大賞”を2012年に受賞。