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2017年03月03日

スペシャルトーク
プレミアムドラマ『スリル!黒の章~弁護士・白井真之介の大災難』
BSプレミアム 第2回 3月5日(日) BSプレミアム 午後10時~

総合・BSプレミアム連動ドラマ

「スリル! 黒の章〜弁護士・白井真之介の大災難〜」 BSプレミアム 
「スリル! 赤の章〜警視庁庶務係・ヒトミの事件簿〜」 総合              

 

謎解きしながら、わくわくドキドキ、クスリと笑える…2つの連動ミステリー・ ドラマが始まりました。「黒の章」では主人公、「赤の章」ではスパイスのように印象的な“悪徳弁護士”白井真之介を演じているのは、山本耕史さんインタビューの間も表情ゆたかで、存在感ハンパありません!


▼リアルな世界を意識する役作り

 

Q 先に台本を読ませていただいてから、「赤の章」の第一回を拝見したのですが、白井真之介という人は、ものすごく奇想天外かなと想像していたら、意外と “こういう人もいるかも” と思いました。

山本: あ…もう、そう思ってくださったら。逆にいうと、ドラマの中に登場する人物って、普段いないんですよ。普段いたら、ものすごく違和感があります。人の背中越しに喋ったりね。そんな人いないじゃないですか(笑)。

 

Q 現実には見かけないです(笑)

山本:  皆が求めているのは「ドラマの枠に収まる人」なんだけど、僕がやっているのは、ドラマの枠から、一般のプライベートな人たちとリンクできるような、「いるよね、こういう人」っていうのを目指していて。ドラマの中にいると、ちょっと不自然なんだけど、よく考えてみると実は自然かも…という。

 

Q そういうことを意識されていらっしゃるのですね。

山本: よく台本にある、人の名前を呼ぶっていう設定… 今回そういう台詞はないけれど、たとえば「あなたが好きでした。」みたいなことを言われたとしたら、(山本さん演技に入り感情を込めて)「…ひとみ…」ってつぶやいたりするじゃないですか。だけど、生きていて、そんな風に言ったこと、ないでしょ(笑)

 

Q ないです(笑)

山本: あれって、ドラマの中だと自然なんだけれど、実をいうとすごく不自然なんですよ。ドラマの中にはそういう事がいっぱいあります。

 

Qそんな風に多くのことを考えながら演じていらっしゃるのですね。

山本:  ドラマの中に寄せるか、外に引っ張り出すか。

台本に長台詞があったら、ひと息で言ってみるとか、そうするとリアルに近づくとかね。例えば普段人に長い説明をする時って、たぶん速めに喋ると思うんですよね。「(ゆっくりと)じつはね…」って喋ると人って聞かない。ドラマの中だと、台詞を伝えなきゃいけないから、ゆっくり置くように喋るのが“ふつう”みたいになるけれど、普段生きていると、実はすごく速く喋ったりするんですよね。そういうトライを、気づかれないかもしれないけれど、やっています。

 

Qドラマの世界と、リアルな世界。深いお話ですね。

山本: ただそういう風にできる役ってなかなかないので。去年(大河ドラマで)演じた石田三成では、あの時代生きた人は誰もいないから、無理ですし。

 

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Q白井真之介というキャラクターは、これまで山本耕史さんが演じてこられた 石田三成や、坂崎磐音、舞台での数々の二枚目な主人公などと違って、かなり三枚目で。コミカルな要素がポイントなのかなと思っていたのですが、 お話を伺っていると、もっといろいろな見方ができて面白いです。

山本: 自分が面白いなっていうことを、やっているだけなんですけれどね。

 

Q 白井真之介のいろいろな表情に注目ですね。 

山本:  僕はだいたい役を演じる時に、その役の中に違うキャラクターを5個ぐらい入れるんですよ。この白井もそうなんです。

 

Q ええっ、そんなに! 相手によって変わるとか…

山本:  場面によってですね。同じ顔で、同じ衣装を着ていれば他の人にはならないわけで、だけど演じ方とか声とか喋り方とか、全部違う人を演じるんですよ。そうすると、あれ、これはちょっと違うな、何かココではこういう顔してる…?ってその人の役にグッと引き込まれる。

 

Q ああ、なるほど。

山本: 結末で犯人だった…みたいな、どんでん返しがある場合は別だけれど、その人のキャラクターや人間性を広げるには、会う相手に合わせて喋る…実際の世界で僕らも相手に合わせて喋っていると思うんですよ。僕も、物静かな人だよねって言われたり、ものすごく喋る人だよねって言われることもあるし、それは相手によって自分を使い分けているから。

 

Q その方がリアルですね。
 山本: そういうのも、白井さんの中で、できることをやってみているんです。

 

Q “白井真之介”は、こうやって魅力的になっていくのですね。

山本:  そうだといいんですけれどね。でももちろん、話の本筋というのがありますから、そこはキッチリ押さえつつ、ですけれど、遊べる部分でちょっとやってみるというのは、白井さんの面白さであり、難しさですね。

 

 

▼アドリブのこと

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Q山本さんは、今回撮影される時に、本番で“アドリブ”というよりその前のテストの段階で、いろいろな演技をトライされているとお聞きしたのですが…

山本:  テストでやるじゃないですか、そうすると、皆が困ったり、笑ったり…ということは、本番でもやるよ!っていうことだから(笑)

 

Q 宣言ということですか(笑)

山本:  一応、僕の美学なんだけど、“アドリブを言って、相手に託さない” ということです。自分だけ投げっ放しにしておいて、相手の返しがなかったら終っちゃう、というようなことは絶対しないです。

 

Q 小松菜奈さんともアドリブでやりとりが?

山本: 菜奈ちゃんがちょっとやりたそうだったから(笑)、「たぶんこうやって言ったら面白いと思う。笑ったりしないで、真顔でビンタする感じで強めにセリフを言って。」「わかりました!」というような感じで。

 

Q 工夫されているのですね。

山本: 何もやらないと、「やっときゃ良かった」って思うんですよ、最終的に。昔ね、「これ、やろうかな、でも、迷惑かけるから、やめよう…」って思ってやめたら、やっぱり後で、やっておけばよかったなと思いましたね。あとね、「すみません、もうちょっと普通ので」って監督に言われた時に、「はい、わかりました」と普通の演技をやって、オンエアで流れた後、打ち上げで監督から、「今思えば、やりたかったなあ、あれはアリでしたね」ということもあって。

 

Q 後でわかるんですね。

山本: 僕は、オンエアできないことは絶対やらないので、勇気があればできるんですよ。 

皆、勇気を持とう!(笑)

 

貴重なお話を、どうもありがとうございました!

 

一つ一つの演技を、丁寧に積み重ねて、今の山本耕史さんがいらっしゃるのだと感銘を受けました。そうして作られたこの作品と、“悪徳”を超越した白井真之介のチャーミングで愛すべき姿を、最後までどうぞご覧ください。

 

<vol.1> 山本耕史さん「違うドラマの中に、同じキャラクターが登場してくるドキドキ感」

<vol.2> 山本耕史さん「『いるよね、こういう人』っていうのを目指して」

 

 

◎BSプレミアム「黒の章〜弁護士・白井真之介の大災難」                      
2017年2月26日(日)スタート 毎週日曜よる10時から49分 <連続4回>
主演:山本耕史、共演:小出恵介、小松菜奈    

                                       

 ◎総合「赤の章〜警視庁庶務係ヒトミの事件簿」 
 2017年2月22日(水)スタート 毎週水曜よる10時25分から49分<連続4回> 
主演:小松菜奈、共演:小出恵介、山本耕史

 

番組概要

番組概要

プレミアムドラマ『スリル!黒の章~弁護士・白井真之介の大災難』

date
第2回 3月5日(日) BSプレミアム
time
午後10時~
出演
山本耕史、小出恵介、小松菜奈
婚約者の弁護を頼みたいと白井(山本耕史)の元に逆瀬川(野波麻帆)が訪れる。彼女の勤める食品会社で殺人事件が起き、アリバイのない恋人の九条(前川泰之)が重要参考人となっているのだ。刑事事件は割が合わないと渋る白井だが、背後に食品偽装が隠されていると知り、事件を引き受ける。集団訴訟に持ち込もうというのだ。一方、外河(小出恵介)の領収書の不備を追い事件に首を突っ込んだ瞳(小松菜奈)は、犯行時刻に疑念を抱く…。