「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札」の落札者の決定について

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札(東京都墨田区)(東京都調布市・狛江市)(東京都武蔵野市・三鷹市)(大阪府東大阪市の一部)(大阪府大阪市住吉区・住之江区)(大阪府茨木市)(愛知県名古屋市千種区・昭和区)」について、以下のとおり落札者を決定いたしました。

●落札事業者

  (東京都墨田区) 入札参加者1事業者

   審査の結果、入札不調。

 

  (東京都調布市・狛江市) 入札参加者6事業者

落札者の名称:
株式会社 エヌリンクス
落札金額:
268,051,150円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
756.0 227.3 983.3

 

  (東京都武蔵野市・三鷹市) 入札参加者5事業者

落札者の名称:
株式会社 エヌリンクス
落札金額:
296,658,150円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
753.0 84.2 837.2

 

  (大阪府東大阪市の一部) 入札参加者2事業者

落札者の名称:
株式会社 KDDIエボルバ
落札金額:
200,000,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
673.0 258.3 931.3

 

  (大阪府大阪市住吉区・住之江区) 入札参加者1事業者

落札者の名称:
株式会社 新日本
落札金額:
230,000,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
540.0 78.3 618.3

 

  (大阪府茨木市) 入札参加者1事業者

落札者の名称:
株式会社 シーズコーポレーション
落札金額:
202,900,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
792.0 121.7 913.7

 

  (愛知県名古屋市千種区・昭和区) 入札参加者4事業者

落札者の名称:
株式会社 西日本アクセスコミュニケーションズ
落札金額:
227,249,869円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
779.0 281.1 1060.1

●落札者決定までの経緯

3月13日
入札公告(NHKホームページ・官報等)
3月23日
入札説明会実施
3月23日〜27日
データルーム公開
4月20日
入札書等提出締切、入札
5月7日〜10日
プレゼンテーション実施
5月22日
(評価委員会)
5月30日
開札、落札者決定

●落札者決定の理由

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札実施要項」に基づき、入札に参加する者に必要な参加資格を全て満たし、提出された企画提案書およびプレゼンテーションの内容を、「NHK評価委員会事務局」において審査し、外部の有識者で構成される「評価委員会」に諮問した結果、企画提案書の審査により得られた評価点と、入札価格によって得られた価格点との合計点(総合評価点)が最も高く、入札価格についてもNHKにおいてあらかじめ設定する予定価格の制限範囲内であったため落札者として決定しました。
 なお、7地区中1地区において、入札参加者が1事業者で、かつ審査の結果不合格となったため不調となりました。

●落札者の企画提案内容の概要と評価

(東京都調布市・狛江市)  株式会社 エヌリンクス
[概要]

  • ○ 実施責任者1名、マネージャー2名、グループリーダー2名、契約担当11名、支払再開・収納担当6名、事務担当2名、アウトバウンド担当4名を配置。
  • ○ 総数チーム・支払再開チームの2チーム体制。年間3回の全戸点検を実施。
  • ○ 適正な取次および視聴者対応を確認する業務は、電話を活用して、本社で一括実施。
  • ○ 業務知識、視聴者対応等の様々な研修体制を整備。

[評価]

  • ■ NHK業務の経験に裏打ちされた対策手法、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 視聴者との面接率向上に向けた勤務シフトや、要求水準達成に向けた具体的な対策手法を評価。
  • ■ 人材育成の研修体制を整備。
  • ■ 貸与物品等に対する充実した危機管理体制。

 

(東京都武蔵野市・三鷹市)  株式会社 エヌリンクス
[概要]

  • ○ 実施責任者1名、マネージャー2名、グループリーダー2名、契約担当11名、支払再開・収納担当5名、事務担当2名、アウトバウンド担当4名を配置。
  • ○ 業務に必要なスキルを検証し、総数チーム・支払再開チームの2チーム体制。
  • ○ 世帯増加の傾向にあわせた全戸点検を実施。
  • ○ 業務知識、視聴者対応等の様々な研修体制を整備。

[評価]

  • ■ NHK業務の経験に裏打ちされた対策手法、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 要求水準達成のためのチームごとの対策手法が明確化されていることへの評価。
  • ■ 視聴者対応専用のフリーダイヤルを設置し、視聴者対応体制を充実させるとともに業務スキルの向上につなげる提案。
  • ■ 貸与物品等に対する充実した危機管理体制。

 

(大阪府東大阪市の一部)  KDDIエボルバ
[概要]

  • ○ 統括責任者1名、現場責任者2名、契約業務要員9名、収納業務要員5名、育成トレーナー1名を配置。
  • ○ 対象エリアを3分割し、必要要員数を算出。全戸点検計画もエリアごとに作成。
  • ○ 視聴者との面接率向上を目指すアプローチ手法を提案。
  • ○ 業務実施部門とは別に、サポート部門が採用・研修を実施。

[評価]

  • ■ 要求水準から要員一人あたりの必要取次数を算出し、進捗管理を要員個々のレベルで実施する手法が示されていることへの評価。
  • ■ 業務要員のなかからオールラウンドプレーヤーを育成し、業績進捗が遅れた場合の補完体制を構築。
  • ■ 効果的なマネジメント力を身につけるための管理者研修を実施。
  • ■ 採用スケジュールやプロセスが明確化。

 

(大阪府大阪市住吉区・住之江区)  株式会社 新日本
[概要]

  • ○ 統括責任者1名、リーダー1名、サブリーダー2名、総数開発要員8名、支払再開収納要員4名、コール要員1名を配置。
  • ○ 対象エリアを15分割し、年間3回の全戸点検を実施。
  • ○ 適正な取次および視聴者対応を確認する業務は電話を活用するほか、視聴者からのお問い合わせ専用フリーダイヤルを設置し、視聴者対応の充実を図る。
  • ○ 視聴者との面接率向上に向けた勤務シフトを設定。

[評価]

  • ■ NHK業務の経験に裏打ちされた実施計画に評価。
  • ■ TQC(品質管理)活動を実施し、ノウハウの共有やロールプレイングを積極的に展開。
  • ■ 専門チームによる人材育成・指導のための様々な研修を充実。
  • ■ 4段階の危機管理体制を構築。

 

(大阪府茨木市)  株式会社 シーズコーポレーション
[概要]

  • ○ 支店長1名、統括主任1名、フィールドマネージャー2名、総数開発担当7名、未収対策担当1名、収納対策担当2名、事務担当1名を配置。
  • ○ 「万能型」の要員運用で、世帯移動の傾向をふまえた集中対策を実施。
  • ○ 適正な取次および視聴者対応を確認する業務は、電話対応者の勤務シフトを工夫しながら高い開通率で、業務品質の向上につなげる施策。
  • ○ 各種研修を充実し、対策要員のスキルアップが図れる環境を整備。

[評価]

  • ■ 既受託業務の経験に裏打ちされた実施計画や、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 複数巡回時の業務効率向上に向けた施策を評価。
  • ■ 通常の勤務シフトに早朝対策を組み込む等の面接率向上に向けた具体的な提案。
  • ■ 高い業務品質を裏打ちする充実した育成カリキュラム。

 

(愛知県名古屋市千種区・昭和区)  株式会社 西日本アクセスコミュニケーションズ
[概要]

  • ○ 支店長1名、統括マネージャー1名、リーダー3名、契約開発担当8名、支払再開・収納担当3名、事務担当1名を配置。
  • ○ 対象エリアを16分割し、年間3回以上の全戸点検を実施。
  • ○ 視聴者への説明用ツールを充実させ、高い業務品質を目指す。
  • ○ 管理者による反復指導で業務スキル向上を図る。

[評価]

  • ■ 既受託業務の経験に裏打ちされた実施計画や、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 通常の勤務シフトに早朝・夜間対策を組み込む等の面接率向上に向けた具体的な提案。
  • ■ 適正な取次および視聴者対応を確認する業務には、業務経験者を管理者として配置し、人材育成・指導へ確実にフィードバックする手法を評価。
  • ■ 3段階の採用計画で、個々のレベルにあわせた丁寧な研修・指導を計画。

●外部有識者で構成される「評価委員会」の委員および入札手続に対する評価コメント

(1) 評価委員
(NHKがおこなった「企画提案書」の評価について、中立・客観的な立場でその結果の妥当性をチェックする役割)

委員長
樫谷 隆夫(公認会計士・税理士)
委 員
稲生 信男(東洋大学国際地域学部教授)
委 員
山形 康郎(弁護士)

 

(2) 評価コメント

  • 東京都墨田区 東京都調布市、狛江市 東京都武蔵野市、三鷹市 大阪府東大阪市の一部 大阪府大阪市住吉区、住之江区 大阪府茨木市 愛知県名古屋市千種区、昭和区を対象とした第四次公開競争入札の企画審査手続は、公平かつ適切に行われているものと評価する。
  • 当評価委員会の指摘を受け、第四次公開競争入札の実施にあたって、さまざまな課題について分析を行い、改善を施したことは好ましい。 評価基準の見直しや、企画提案書の作成方法に関するガイドラインを充実させるなど、環境整備を行ったことは、競争入札制度の実効性をより高めることにつながると考えられる。
    放送受信料の契約・収納業務の成果を高めるために、「入札の仕様」を見直すことは、事業全体を常によりよいものにする経過の一つと考えられ、NHKの取り組みは評価できる。
  • 事業者が「質」と「価格」で適正な競争が可能となるように「エリア型法人」を整備し拡大したことが、競争入札制度の実効性を高めることにつながり、今般の提案にも反映されていることから、NHKの取り組みを高く評価する。
  • 高い業務品質の実現に向けたきめ細かい採用・研修計画や管理体制を掲げるなど新たに参加したエリア型法人から意欲的な提案が目立っており、NHKの契約・収納業務への理解がいっそう深まったことの表れと評価できる。
  • 競争入札の仕組みの精度を高め、コスト削減と業績向上の両立を実効あるものにするためにも、プレゼンテーションを含めた企画競争の評価結果については、企画提案の充実の観点から、他の応札事業者の独自ノウハウに留意しつつ、丁寧なフィードバックを実施するべきである。
  • 試行の拡大を受け、今回の7地区においては複数地区に応札した事業者があった。複数地区を同時に受託する場合には、その履行可能性の観点からの評価に努めるとともに、評価委員会の意見等をふまえ、必要に応じて事業者との協議を行う等の措置を検討することが望ましいと考える。
  • 一方で、今回の7地区のうち、3地区で事業者の応札が一件に留まった。今後、対象地域の拡大に向けて、競争入札制度の実効性を確保するためにも、応札件数に偏りが出ないよう試行拡大のスケジュールや「入札の仕様」を工夫することが望ましい。また、管理責任者の育成や参入後の契約取次業務の早期習熟等、民間事業者の本事業についての中長期的な取り組みを促進させ、高い企画提案能力と実行力をもつ事業者をさらに増加させるなど「エリア型法人」等の裾野拡大に向けた取り組みを引き続き強化することをNHKに期待する。