「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札」の落札者の決定について

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札(神奈川県横浜市都筑区、港北区の一部、青葉区の一部)(千葉県浦安市、市川市の一部)(埼玉県所沢市)(大阪府堺市堺区、西区)(兵庫県明石市)」について、以下のとおり落札者を決定いたしました。

●落札事業者

  (神奈川県横浜市都筑区、港北区の一部、青葉区の一部) 入札参加者7事業者

落札者の名称:
株式会社 ネクステージ
落札金額:
246,999,988円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
707.0 100.1 807.1

 

  (千葉県浦安市、市川市の一部) 入札参加者5事業者

落札者の名称:
クルーガーグループ 株式会社
落札金額:
326,000,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
810.0 50.9 860.9

 

  (埼玉県所沢市) 入札参加者3事業者

落札者の名称:
クルーガーグループ 株式会社
落札金額:
275,000,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
804.0 32.2 836.2

 

  (大阪府堺市堺区、西区) 入札参加者6事業者

落札者の名称:
株式会社 シーズコーポレーション
落札金額:
252,881,200円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
778.0 57.4 835.4

 

  (兵庫県明石市) 入札参加者3事業者

落札者の名称:
株式会社 ネクステージ
落札金額:
212,016,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
763.0 69.8 832.8

●落札者決定までの経緯

5月16日
入札公告(NHKホームページ・官報等)
5月26日
入札説明会実施
5月26日〜30日
データルーム公開
6月27日
入札書等提出締切、入札
7月4日〜7日
プレゼンテーション実施
7月14日
(評価委員会)
7月19日
開札、落札者決定

●落札者決定の理由

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札実施要項」に基づき、入札に参加する者に必要な参加資格を全て満たし、提出された企画提案書およびプレゼンテーションの内容を、「NHK評価委員会事務局」において審査し、外部の有識者で構成される「評価委員会」に諮問した結果、企画提案書の審査により得られた評価点と、入札価格によって得られた価格点との合計点(総合評価点)が最も高く、入札価格についてもNHKにおいてあらかじめ設定する予定価格の制限範囲内であったため落札者として決定しました。

●落札者の企画提案内容の概要と評価

(神奈川県横浜市都筑区、港北区の一部、青葉区の一部)  株式会社 ネクステージ
[概要]

  • ○ 管理責任者1名、実施責任者2名、契約開発担当10名、支払再開・収納担当4名、事務・テレマ担当3名を配置。
  • ○ 移動手段については、バイク・自転車を従事業務にあわせて利用。
  • ○ 業務を4分類し、対策要員は担当業務に特化した活動を実施。
  • ○ 対象地域を30分割。各地区をローテーションで運用しながら、1日3巡の訪問で全戸点検を実施。

[評価]

  • ■ 既受託業務の経験に裏打ちされた対策手法、地域運用、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 視聴者との面接率を高めるため、時間帯別対策を実施し、繰り返し訪問を徹底する体制。
  • ■ 採用から教育まで一貫した育成体制を大阪本社に整備。
  • ■ マナーアップコールと訪問活動を組み合わせて、契約を取次ぎ、または収納した視聴者への二次接触率100%を目指す取り組み姿勢を評価。

 

(千葉県浦安市、市川市の一部)  クルーガーグループ 株式会社
[概要]

  • ○ 支店長1名、マネージャー3名、契約開発担当10名、支払再開・収納担当5名、事務担当1名を配置。
  • ○ 移動手段については、車・電動アシスト自転車・自転車を地域状況に応じて利用。
  • ○ 地域を4分割し、1日3巡、年2回以上の全戸点検を実施。
  • ○ 一部未納者への全戸点検を毎期繰り返し行い、未収削減を目指した活動を展開。

[評価]

  • ■ 総数開発業務従事者と衛星開発業務従事者のノウハウを融合。衛星新規率、新規同時口座率等について高品質な目標を掲げ、「万能型」の要員運用を目指す提案を評価。
  • ■ 既受託業務で実施した取り組みをもとに、面接率向上に向け、早朝または夜間対策に重点をおいた施策を提案。
  • ■ 各種テレマ対策を実施し、口座・衛星契約取次を促進。
  • ■ セキュリティマニュアルを更新し、品質管理やクレーム防止に向けた多様な研修を継続的に実施するなど、明確な危機管理体制の整備を評価。

 

(埼玉県所沢市)  クルーガーグループ 株式会社
[概要]

  • ○ 支店長1名、マネージャー3名、契約開発担当13名、支払再開・収納担当4名、事務担当1名を配置。
  • ○ 移動手段については、車・電動アシスト自転車・自転車を地域状況に応じて利用。
  • ○ 地域を8分割し、対策要員が分業で対策する地区と、全業務を実施する地区に区分け。地域状況に応じた活動を展開。
  • ○ 各種研修を充実し、対策要員のスキルアップが図れる環境を整備。

[評価]

  • ■ 総数開発業務従事者と衛星開発業務従事者のノウハウを融合。衛星新規率、新規同時口座率等について高品質な目標を掲げ、「万能型」の要員運用を目指す提案を評価。
  • ■ 既受託業務で実施した取り組みをもとに、面接率向上に向け、早朝または夜間対策に重点をおいた施策を提案。
  • ■ 各種テレマ対策を実施し、口座・衛星契約取次を促進。
  • ■ セキュリティマニュアルを更新し、品質管理やクレーム防止に向けた多様な研修を継続的に実施するなど、明確な危機管理体制の整備を評価。

 

(大阪府堺市堺区、西区)  株式会社 シーズコーポレーション
[概要]

  • ○ 統括責任者1名、副統括責任者1名、マネージャー3名、契約開発担当8名、支払再開・収納担当4名、事務担当1名を配置。
  • ○ 移動手段については、車・自転車を地域状況に応じて利用。
  • ○ 対策データや日報をもとに稼動時間等を検証し、「訪問指示型」の管理手法を実施。
  • ○ 衛星契約未了者への早期対策を実施。

[評価]

  • ■ 既受託業務の経験に裏打ちされた実施計画や、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 早朝対策や各種テレマ施策を行い、面接力向上を目指す。
  • ■ 対策要員の業務ローテーションを行い、生産性向上を図る提案。
  • ■ マナーアップコールを実施し、品質管理の徹底を図るとともに、対策要員の人材育成に活用する計画を評価。

 

(兵庫県明石市)  株式会社 ネクステージ
[概要]

  • ○ 管理責任者1名、実施責任者2名、契約開発担当8名、支払再開・収納担当4名、事務・テレマ担当3名を配置。
  • ○ 移動手段については、バイク・自転車を従事業務にあわせて利用。
  • ○ 対象地域を36分割。各地区をローテーションで運用しながら、1日3巡の訪問で全戸点検を実施。
  • ○ 世帯の移動が多くなる期間においては契約開発業務へのパワーシフトを計画。

[評価]

  • ■ 既受託業務の経験に裏打ちされた対策手法、地域運用、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 視聴者との面接率を高めるため、時間帯別対策を実施し、繰り返し訪問を徹底する体制。
  • ■ 採用から教育まで一貫した育成体制を大阪本社に整備。
  • ■ マナーアップコールと訪問活動を組み合わせて、契約を取次ぎ、または収納した視聴者への二次接触率100%を目指す取り組み姿勢を評価。

●外部有識者で構成される「評価委員会」の委員および入札手続に対する評価コメント

(1) 評価委員
(NHKがおこなった「企画提案書」の評価について、中立・客観的な立場でその結果の妥当性をチェックする役割)

委員長
樫谷 隆夫(公認会計士・税理士)
委 員
稲生 信男(東洋大学国際地域学部教授)
委 員
山形 康郎(弁護士)

 

(2) 評価コメント

  • 神奈川県横浜市都筑区・港北区の一部・青葉区の一部、千葉県浦安市・市川市の一部、埼玉県所沢市、大阪府堺市堺区・西区、兵庫県明石市を対象とした第三次公開競争入札の企画審査手続は、公平かつ適切に行われているものと評価する。また、事業者が「質」と「価格」で適正な競争が可能となるように「エリア型法人」を整備したことが、競争入札制度の実効性を高めることにつながり、今般の提案にも反映されていることから、NHKの取り組みを高く評価する。
  • 今回は、高い業務品質の実現に向けたきめ細かい採用・研修計画や管理体制を掲げるなど意欲的な提案が目立っており、NHKの契約・収納業務への理解がいっそう深まったことの表れと評価できる。
  • 試行の拡大を受け、今回の5地区においては複数地区に応札した事業者があった。複数地区を同時に受託する場合には、その履行可能性の観点からの評価に努めるとともに、評価委員会の意見等をふまえ、必要に応じて事業者に対して聴取を行う等の措置を講ずることが望ましいと考える。
  • 総合評価にあたっては、引き続き、事業者の経験や実績を過度に重視することなく、新規事業者がNHKの契約・収納業務に参加しやすく、かつ落札が可能となるよう、企画提案書の作成方法に関するガイドラインを充実させる等の環境整備についても、NHKにおいて継続して注力すべきである。
  • 競争入札の仕組みの精度を高め、コスト削減と業績向上の両立を実効あるものにするためにも、プレゼンテーションを含めた企画競争の評価結果については、企画提案の充実の観点から、他の応札事業者の独自ノウハウに留意しつつ、丁寧なフィードバックを実施するべきである。
  • NHKに対しては、管理責任者の育成や参入後の契約取次業務の早期習熟等、民間事業者の本事業についての中長期的な取り組みを促進する観点から、今後の試行拡大のスケジュールや規模など事業者への的確な情報提供とともに、「エリア型法人」等の裾野拡大に向けた取り組みを引き続き強化することを期待する。