「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札」の落札者の決定について

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札(東京都豊島区)」について、以下のとおり落札者を決定いたしました。

●落札事業者(入札参加者8事業者)

落札者の名称:
株式会社 アイヴィジット
落札金額:
425,000,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
673.0 52.9 725.9

●落札者決定までの経緯

3月16日
入札公告 (NHKホームページ・官報等)
3月23日
入札説明会実施
3月23日〜26日
データルーム公開
4月26日
入札書等提出締切、入札
5月6日・7日
プレゼンテーション実施
5月20日
(評価委員会)
5月24日
開札、落札者決定

●落札者決定の理由

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札実施要項」に基づき、入札に参加する者に必要な参加資格を全て満たし、提出された企画提案書およびプレゼンテーションの内容を、「NHK評価委員会事務局」において審査し、外部の有識者で構成される「評価委員会」に諮問した結果、企画提案書の審査により得られた評価点と、入札価格によって得られた価格点との合計点(総合評価点)が最も高く、入札価格についてもNHKにおいてあらかじめ設定する予定価格の制限範囲内であったため落札者として決定しました。

●落札者の企画提案内容の概要

  • ○ 管理責任者2名、実施責任者2名、契約・収納要員19名、事務要員1名を配置。
  • ○ 対象エリアを2期で1巡、6期内で3巡以上の全戸点検を実施。訪問手段は徒歩、自転車を組み合わせて実施。
  • ○ 総数、衛星、収納の3チームとバックオフィス(数値管理チーム)を編成。
  • ○ 3チームの対策要員は将来的にすべての業務ができるよう指導・育成し、確実な業務フォローの実施体制(要求水準の確実な達成)を構築。そのための業務研修を充実。
  • ○ 上野フィールドオペレーションセンターを移転し、荒川区業務と豊島区業務との統合によりお互いの情報共有と業務の効率化、管理の一元化によるリスク軽減を実現。

●落札者の企画提案内容の評価

  • ○ 業務経験者をマネージャーとして登用する配置計画を提案。
  • ○ 最も効率的な時間帯にシフトした体制構築に説得力。
  • ○ 3チーム体制運用で相互に業績補完をおこない、組織全体として要求水準達成へ繋げられる体制を評価。
  • ○ 新規契約者に対する「ありがとうコール」や、口座勧奨等のフォロー施策の提案を評価。
  • ○ 競争入札による東京都荒川区での契約・収納業務受託で高い実績を確保。
  • ○ 東京都荒川区との管理一元化を提案しており、効率的な業務推進や支援体制が可能。
  • ○ NHK業務仕様にカスタマイズした「金銭取扱管理規定」の整備や、個人情報漏洩保険への加入などの危機管理体制を評価。

●外部有識者で構成される「評価委員会」の委員および入札手続に対する評価コメント

(1) 評価委員
(NHKがおこなった「企画提案書」の評価について、中立・客観的な立場でその結果の妥当性をチェックする役割)

委員長
樫谷 隆夫(公認会計士・税理士)
委 員
稲生 信男(東洋大学国際地域学部教授)
委 員
山形 康郎(弁護士)

 

(2) 評価コメント

  • 東京都豊島区を対象とした第二次公開競争入札の企画審査手続は、公平かつ適切に行われているものと評価する。また、事業者が「質」と「価格」で適正な競争が可能となるように「エリア型法人」を整備したことが、競争入札制度の実効性を高めることにつながり、今般の提案にも反映されていることから、NHKの取り組みを高く評価する。
  • また、優良な落札事業者へのインセンティブとして、契約期間の延長条項を加え、事業者が事業を継続的・安定的に実施しやすい条件を提示したことは、事業者へのヒヤリングも踏まえた改善例として評価できる。その他、総合評価の配点や入札手続の見直しが実施されたが、これからもスキーム改善が継続的に行われ、公開競争入札がさらに充実し、強化されることを期待したい。
  • 豊島区の入札参加8社はすべて、NHKの契約収納業務を含む類似業務を経験している事業者であったことから、業務仕様に対して理解が進み、業務実施体制や業績確保の実効性などの企画提案が前回と比較すると高いレベルの競争となった。これまでの業務経験が審査の加点につながった様子が伺える。一方で新規事業者がNHKの契約収納業務に参加しやすく、かつ落札が可能となるような環境整備に継続して注力するべきである。
  • 競争入札の仕組みの精度を高め、コスト削減と業績向上の両立を実効あるものにするためにも、プレゼンテーションを含めた企画競争の評価結果については、他の応札事業者の独自ノウハウに留意しつつ、丁寧なフィードバックを実施するべきである。また、入札には至らなかった説明会参加事業者へのヒヤリングなども実施して、事業者の参加意欲の向上と裾野拡大への努力を継続してほしい。
  • NHKに対しては、事業者の参加意欲を高めるためにも、今後の試行拡大のスケジュールや規模などの的確な情報提供を期待する。