「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札」の落札者の決定について

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札(埼玉県さいたま市桜区・浦和区・緑区)(千葉県千葉市花見川区・美浜区)(大阪府寝屋川市・四條畷市)」について、以下のとおり落札者を決定いたしました。

●落札事業者

  (埼玉県さいたま市桜区・浦和区・緑区)  入札参加者5事業者

落札者の名称:
株式会社 プラビスワーク
落札金額:
232,995,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
745.0 141.2 886.2

 

  (千葉県千葉市花見川区・美浜区)  入札参加者3事業者

落札者の名称:
クルーガーグループ 株式会社
落札金額:
200,000,000円

落札者の評価結果

評価点 価格点 総合評価点
795.0 93.6 888.6

 

  (大阪府寝屋川市・四條畷市)  入札参加者なし

   入札不調

 

●落札者決定までの経緯

5月11日
入札公告(NHKホームページ・官報)
5月23日
入札説明会実施
5月23日〜24日
データルーム公開
6月25日
入札書等提出締切、入札
7月4日〜5日
プレゼンテーション実施
7月20日
(評価委員会)
7月30日
開札、落札者決定

●落札者決定の理由

 「放送受信料の契約・収納業務 公開競争入札実施要項」に基づき、入札に参加する者に必要な参加資格を全て満たし、提出された企画提案書およびプレゼンテーションの内容を、「NHK評価委員会事務局」において審査し、外部の有識者で構成される「評価委員会」に諮問した結果、企画提案書の審査により得られた評価点と、入札価格によって得られた価格点との合計点(総合評価点)が最も高く、入札価格についてもNHKにおいてあらかじめ設定する予定価格の制限範囲内であったため落札者として決定しました。
 なお、3地区中1地区において、入札参加者がいなかったため、不調となりました。

●落札者の企画提案内容の概要と評価

(埼玉県さいたま市桜区・浦和区・緑区)  株式会社 プラビスワーク
[概要]

  • ○ 統括責任者1名、統括主任1名、リーダー1名、契約担当12名、収納担当5名、事業所担当1名、営業事務担当1名を配置。
  • ○ 1日3巡、年3回以上の全戸点検を実施。地域を75分割にして対策頻度を管理。
  • ○ サポートグループを新設し、要求水準の進捗状況に応じて補完対策を実施。
  • ○ 実務経験を有する管理者が訪問要員の育成・指導を実施。

[評価]

  • ■ 既受託業務を実施する過程で得たノウハウに基づく提案に説得力。
  • ■ 地域を細分化し、詳細な対策結果登録により対策状況を管理するなど、活動管理手法について意欲的な提案。
  • ■ 業務経験に基づいた業績シミュレーションにより実現性の高い実施計画を立案。
  • ■ 経験豊富な管理者による訪問要員育成手法を評価。

 

(千葉県千葉市花見川区・美浜区)   クルーガーグループ 株式会社
[概要]

  • ○ 支店長1名、統括マネージャー1名、育成教育担当主任1名、リーダー2名、契約担当8名、収納担当3名、営業事務1名を配置。
  • ○ 1日2〜3巡、年3回以上の全戸点検を実施。管理者による地域管理を徹底。
  • ○ 家屋形態別の情報を蓄積・共有し、計画的な対策を実施。
  • ○ 視聴者対応を確認する業務は訪問要員ごとのオペレーター担当性を採用。

[評価]

  • ■ 既受託業務の経験に裏打ちされた実施計画や、高い業務品質の目標設定に説得力。
  • ■ 「訪問指示型」の管理手法による生産性の向上、業績確保を目指す提案を評価。
  • ■ 地域特性、視聴者属性の詳細な分析に基づいた実現性の高い実施計画を提案。
  • ■ 経験豊富な人材を育成教育担当として配置することで現場指導を強化するなど、人材育成への手厚い取り組みを評価。

 

●外部有識者で構成される「評価委員会」の委員および入札手続に対する評価コメント

(1) 評価委員
(NHKがおこなった「企画提案書」の評価について、中立・客観的な立場でその結果の妥当性をチェックする役割)

委員長
樫谷 隆夫(公認会計士・税理士)
委 員
稲生 信男(東洋大学国際地域学部教授)
委 員
山形 康郎(弁護士)

 

(2) 評価コメント

  • 埼玉県さいたま市桜区、浦和区、緑区 千葉県千葉市花見川区、美浜区 大阪府寝屋川市、四條畷市を対象とした第四次公開競争入札の企画審査手続は、公平かつ適切に行われているものと評価する。
  • 事業者が「質」と「価格」で適正な競争が可能となるように「エリア型法人」を整備し拡大したことが、競争入札制度の実効性を高めることにつながり、今般の提案にも反映されていることから、NHKの取り組みを高く評価する。
  • 企画提案書の作成方法に関するガイドラインを充実させたことにより、各評価項目において具体的かつ実現性の高い提案が目立っており、企画提案のいっそうの充実につながっていると評価できる。
  • 競争入札の仕組みの精度を高め、コスト削減と業績向上の両立を実効あるものにするためにも、プレゼンテーションを含めた企画競争の評価結果については、企画提案の充実の観点から、他の応札事業者の独自ノウハウに留意しつつ、丁寧なフィードバックを実施するべきである。
  • 試行の拡大を受け、今回の3地区においては複数地区に応札した事業者があった。複数地区を同時に受託する場合には、その履行可能性の観点からの評価に努めるとともに、評価委員会の意見等をふまえ、必要に応じて事業者との協議を行う等の措置を検討することが望ましいと考える。
  • 試行の拡大を受け、すでに複数地区を受託している事業者も増加してきている。撤退リスク等への対策の検討に着手することが望ましいと考える。
  • 一方で、今回の3地区のうち、1地区で応札者がなく、入札不調となった。今後、対象地域の拡大に向けて、競争入札制度の実効性を確保するためにも、応札件数に偏りが出ないよう試行拡大のスケジュールや「入札の仕様」を工夫することが望ましい。
  • 管理責任者の育成や参入後の契約取次業務の早期習熟等、民間事業者の本事業についての中長期的な取り組みを促進させ、高い企画提案能力と実行力をもつ事業者をさらに増加させるとともに、「エリア型法人」等の裾野拡大に向け、新規参入事業者を積極的に開発していく取り組みをNHKに期待する。