生きるスキル

"孤立"からのサバイバル⑥備蓄は“使いながら備蓄”がおススメ

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地震のときは、数日~数週間、ライフラインが断たれる可能性があります。
自力で生き延びるためには、水や食料を備蓄しておくことが必要になります。

熊本地震では、復旧にかかった日数が、電気で5日、水道が7日、ガスが15日でした。
(内閣府中央防災会議 資料より ※水道は9割復旧にかかった日数)
国や自治体は、最低3日、可能であれば1週間以上の備蓄を推奨しています。

しかし、一週間ぶんの非常食を家族全員ぶんも用意すると、かなりの量になります。

押し入れにしまいこんでいたら、いつの間にか期限が切れていた…
なんて経験がある人もいるかもしれませんね。

水や食料の備蓄…防災の専門家はどうしているのでしょうか?

国崎信江さんにおうかがいしました。

「備蓄というと“いざというときのために溜めこんでおく”という考え方をしている人が多いかもしれません。実は少し発想を変えるだけで日常生活の延長で備蓄をすることができるのです。
それが“使いながら備蓄”という方法です」(国崎さん)

“使いながら備蓄”とは、どんな方法なのでしょうか?

「やり方はとてもシンプルです。
買い物に行ったら、自分がよく食べるものをちょっと多めに買っておき、期限が早いものから食べていきます。そして食べた分は、すぐに買い足します。

この循環を心がけるだけで無理をせずに必要な在庫をキープすることができるのです。
なによりも災害時でもいつも通りの食事をとることができるので心の安定につながります」
(国崎さん)

国崎さんの食品庫には、非常食もありますが、圧倒的に普段食べている食材の量が多く置かれています。家族5人が1か月暮らせる量を備蓄しているのだそうです。

「私は“感染症が流行した場合”のことも考えて、これだけの量を備蓄していますが、被災地で支援してきた経験から10日ぶんの備蓄があればいいと考えています。もちろん、量は多いに越したことはありません。
なかには1週間ぶんの備蓄も大変だ…という方もいますが、台所や冷蔵庫にある食品を集めると、けっこう1週間は暮らせる量を確保できているものです。まず、自宅にある食材の量を把握して、あと何日分買い足せばいいのか決めてみてください。“使いながら備蓄”には決まったセオリーはありません。ちょっと意識的にストックするだけでいいので、ぜひ気軽に取り組んでいただきたいと思います」
(国崎さん)

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