街なかを歩いているときに地震が起きた場合は、どうしたらいいのでしょうか?
話をうかがったのは、防災システム研究所 所長の山村武彦さん。
さまざまな災害の現場経験を踏まえたうえで、こうアドバイスします。
「商店街などは危険がいっぱいです。
看板や電信柱、室外機など、倒れたり落ちてくるものでケガをしかねません。
ガラスなどは、固まりで落ちてきます。直ちに逃げなければなりません」(山村さん)
建物から離れるのがいいのですが、道が狭いところだと難しい場合もあります。その場合は…?
「そんなときは、持っているカバンで頭と頸筋を守り、体を小さくしながら安全そうなビルの下に逃げこみましょう」(山村さん)
バッグは頭につけると衝撃が直接、頭から首筋に伝わってしまうので、少し頭から離してあげておくのがポイントだそうです。
揺れがおさまったら、今いる所よりも安全な場所に移動します。
街なかを移動する場合は、垂れ下がっている電線に手を触れないように気をつけましょう。