生きるスキル

"揺れ"からのサバイバル③“家具の転倒対策”にとりくみましょう

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ネットで“地震”“家具転倒”と打ちこむと、大地震で部屋がどのようになるか、さまざまな画像を見ることができます。びっくりするくらいグジャグジャ状態になります。

地震の揺れで、日ごろ慣れ親しんでいた家具や本や食器が“凶器”と化します。
大きなケガをしたり、最悪の場合は、命を失うことにもなりかねません。

こうした悲劇を起こさないためにもぜひ取り組んでほしいのが“家具の転倒対策”です。

タンスが地震で倒れてきた場合、人体にどんなダメージがあるのか?
大阪市立大学の特任教授(工学博士)宮野道雄さんが実験で確かめています。

人形の足の部分にセンサーをとりつけ、そこに重さ150キロのタンス(中身こみ)を倒して衝撃を測ってみたのです。

「衝撃は4トンにもなりました。100%骨折してしまいます。
地震のとき、つい手でタンスをおさえてしまう行動をとる人がいるかもしれませんが、たいへん危険なので絶対やめてください。
そして地震の“揺れ対策”に今すぐにでも取り組んでいただきたいと思います」(宮野さん)

みなさんの自宅、とくに寝室やリビングで、本棚、食器棚、タンスなどは、地震で倒れないよう、しっかり固定していますか?

勤務先のデスクまわりでも、オフィス家具が倒れたり、コピー機が移動したりして、思わぬケガの原因となります。対策をすすめましょう。

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