これまで書評した本
2009年09月05日放送内容    (再放送:2009年09月05日)
司        会 藤沢周 ・ 谷口真衣
出演・書評 天野祐吉 ・ 楊逸 ・ 佐川光晴
特        集 伊井直行    「ポケットの中のレワニワ」を語る
■おすすめの一冊 様々なジャンルのゲスト3人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。
害虫の誕生 虫からみた日本史 書    名 害虫の誕生 虫からみた日本史 天野祐吉
著    者 瀬戸口明久
出版社 ちくま新書
書評する人 天野祐吉 (コラムニスト)
本の内容
生命科学を研究する著者が、近代の日本の歴史を、人と虫の関係という斬新な視点から描きました。
例えば「コガネムシは金持ちだ」という童謡です。この「コガネムシ」、昔はゴキブリのことを指していました。現在では不潔な害虫として嫌われているゴキブリも、昔は金持ちの家にいる虫として親しまれていたのです。著者は、「害虫」という考えが誕生したのは明治以降のことだと言います。
虫に対する人間の反応や感情が、時代や文化に左右されることを明らかにした一冊です。
天野祐吉さんの「おすすめの本」(上記以外)
書名 著者 出版社
宮本常一が撮った昭和の情景(上・下) 宮本常一 毎日新聞社
道楽三昧 遊びつづけて八十年 小沢昭一著  神崎宣武 聞き手 岩波新書
地団駄は島根で踏め 行って・見て・触れる《語源の旅》 書    名 地団駄は島根で踏め 行って・見て・触れる《語源の旅》 楊逸
著    者 わぐりたかし
出版社 光文社新書
書評する人 楊逸 (作家)
本の内容
「語源ハンター」を自称する人気放送作家が、仕事柄、様々な言葉の語源に興味を持ち、全国を旅しました。堅苦しい研究ではありません。
語源に関係した場所や人、ものを訪ね歩いて、著者は探偵気分で言葉の成り立ちを探ります。例えば、「急がば回れ」という言葉が生まれた東海道の草津宿では、近道をしようとして道に迷い、その意味を実感します。また鹿児島では、「チンタラ」の語源になったといわれる焼酎の蒸留器と対面します。チンチン熱くなり、タラタラ落ちることから、のろのろしている様を表す言葉になったというのです。
ご当地グルメの情報も満載の、ユニークな旅のエッセイです。
楊逸さんの「おすすめの本」(上記以外)
書名 著者 出版社
ファッションから名画を読む 深井晃子 PHP新書
悪党の金言 足立倫行 集英社新書
マタギ 矛盾なき労働と食文化 書    名 マタギ 矛盾なき労働と食文化 佐川光晴
著    者 田中康弘
出版社 竅iえい)出版社
書評する人 佐川光晴 (作家)
本の内容
雪深い東北の山間部に生きる「マタギ」。フリーカメラマンの著者が、彼らの暮らしを十六年にわたり丹念に取材しました。
林業と狩猟だけで暮らしていたのは昔の話。現代のマタギはそのほとんどが別に仕事を持つ兼業です。しかし彼らは、恵みをもたらす自然への畏怖(いふ)と感謝の念を今も決して忘れません。
四季折々の美しい風景、祈りから始まる熊の解体作業などの豊富な写真も交じえて、自然と共に生きる人々の姿を伝える貴重な記録です。
佐川光晴さんの「おすすめの本」(上記以外)
書名 著者 出版社
デルスウ・ウザーラ 沿海州探検行 アルセーニエフ著  長谷川四郎訳 東洋文庫
長谷川四郎 鶴/シベリヤ物語 長谷川四郎著 小沢信男編 みすず書房
■特集 旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きをお伝えします。
ポケットの中のレワニワ(上・下) 書    名 ポケットの中のレワニワ(上・下) 伊井直行
著者・ゲスト 伊井直行
出版社 講談社
テーマ
「ポケットの中のレワニワ」を語る
内容
作家の伊井直行さんをお招きし、最新刊「ポケットの中のレワニワ」を中心にお話を伺いました。

【本の内容】
主人公のアガタは、電気会社のコールセンターに勤める派遣社員。小学校の同級生で、今は職場の上司であるベトナム難民・ティアンに淡い恋心を抱いています。
ある日偶然アガタは、ティアンたちと幼い日々を過ごした団地を訪れます。そこには当時、「レワニワ」という謎の生物がベトナムからやってきたという、うわさが流れていたのでした。生物教師でほら吹きだったアガタの父親が考えた架空の生物、レワニワ。しかしある日、このレワニワが突然アガタの前に姿を現したのでした…。
■ベストセラーレビュー 様々な切り口で本に関するランキングをお伝えしていきます。
テーマ 文庫 月間ベストテン
調   べ ブックスサガ武蔵小杉店 調べ
  書 名 著 者 出版社
1 赤い指 東野圭吾 講談社文庫
2 深紅 野沢尚 講談社文庫
3 終末のフール 伊坂幸太郎 集英社文庫
4 金のゆりかご 北川歩実 集英社文庫
5 謎の聖都 栗本薫 ハヤカワ文庫
6 風の盆幻想 内田康夫 幻冬舎文庫
7 獣の奏者T 闘蛇編 上橋菜穂子 講談社文庫
8 酔いどれ小籐次留書 杜若艶姿 佐伯泰英 幻冬舎文庫
9 オカマだけどOLやってます。完全版 能町みね子 文春文庫
10 獣の奏者U 王獣編 上橋菜穂子 講談社文庫
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