これまで書評した本
2009年04月04日 午前8時00分〜9時29分<BS2>
(再放送:2009年04月04日 午後10時00分〜11時29分<BShi>)
タイトル 週刊ブックレビュー 新年度特大号
出演・書評 児玉清・藤沢周・梯久美子・中江有里 ・ 谷口真衣・金井勇太
新年度、レギュラー司会者、アシスタント総出演でお送りします。
■おすすめの一冊
ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女 (上・下) 書    名 ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女 (上・下) 児玉清
著    者 スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳
出版社 早川書房
書評する人 児玉清 (俳優)
本の内容
全世界で800万部を超えるベストセラーとなったミステリー三部作の一作目です。
スウェーデン人ジャーナリストのミカエルは、大物財界人の不正を暴こうとしたものの、巧妙な罠にはめられ、仕事を失います。失意の中、大富豪の老人に依頼された仕事は、36年前に突然姿を消した少女を探すことでした。調査の助手として、痩せて青白い顔をした謎の女、リスベットが派遣されてきます。鼻と口にピアス、背中にはドラゴンの入れ墨をした彼女は、文字を、瞬時に画像として記憶する特殊な能力を持っていました。二人は、富豪一族の闇に迫ります。
見事な謎解きで、世界中の度肝を抜いたエンターテインメント、待望の翻訳です。
反哲学入門 書    名 反哲学入門 藤沢周
著    者 木田元
出版社 新潮社
書評する人 藤沢周 (作家)
本の内容
日本を代表する哲学者が、哲学は分からなくて当然であると断言し、その理由を示した、胸のすくような一冊です。
自然は神から人間に与えられ、人間だけが利用できる材料とした西洋哲学は日本人になじまないと考えます。すなわち反哲学です。それを口に出して言えるようになったのは五十歳を過ぎてからと言う著者。そして、大哲学者のニーチェやハイデガーも、実はこの反哲学の思想を持っていたことを明らかにします。題名とは裏腹な、格好の哲学入門書です。
ひろしま 書    名 ひろしま 梯久美子
著    者 石内都
出版社 集英社
書評する人 梯久美子 (ノンフィクション作家)
本の内容
広島平和記念資料館にある一万千点の遺品の中から、被爆者が身につけていたものだけを選んで丁寧に撮影した写真集です。
女性の衣服はどれもが爆風にひきちぎられ、焼けこげ、血の染みや黒い雨で汚れています。しかし…、美しいミシン目や手縫いの一針一針の跡、控えめな袖口のフリル…。母が娘のために、若い女性が自分のために、心を込めて仕立てた衣服の輝きは、今も失われてはいません。
原爆体験を風化させてはならないと思わせる一冊です。
書    名 彼女について
著    者 よしもとばなな
出版社 文藝春秋
書評する人 中江有里(女優・脚本家)
本の内容

魂の救済を、哀しく透明感溢れるファンタジーで表現しました。著者の新境地を示す物語です。
主人公の由美子は少女の頃、両親を同時に失いました。母が父を殺し、自らも命を絶ったのです。由美子はそれからのことをほとんど覚えていません。ある日、10年以上音信が途絶えていた従兄弟の昇一が突然訪ねてきます。二人は、由美子の過去を探す旅に出ます。果たして彼女の魂は救われるのか。
最後に思いもかけない結末が待ち受けている一冊です。

■アシスタント
谷口真衣(タレント) 金井勇太(俳優)

現在、小説を執筆中。
将来は作家志望!?

ドラマや映画の撮影の合間に読書、読書、読書…
■特集
テーマ
「本の未来を読みトーク」
内容
普段から本と触れ合っている4人の司会者が、いくつかのテーマに沿って“本”について熱く語り合いました。
テーマは、「女性作家のパワー」、「時代読み物ブーム」、「本のカタチは変わるのか?」などです。途中、街頭インタビューや専門家への取材VTR、本に関するデータをはさみながら討論を展開。アシスタントの二人も若者の目線で本への思いを語りました。
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