| 2004年7月4日放送内容 (再放送:2004年7月5日午前0時15分〜午前1時09分) | |
| 司 会 | 藤沢周 ・ 中江有里 |
| 出演・書評 | 新井素子 ・ 新元良一 ・ 田中優子 |
| 特 集 | 大西巨人 長編大作『深淵』を語る |
| ■おすすめの一冊 | 様々なジャンルのゲスト3人が自分の選んだ本を推薦するコーナーです。 |
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書 名 | 中途採用捜査官 @ネット上の密室 |
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| 著 者 | 佐々木 敏 | ||
| 出版社 | 徳間書店 | ||
| 書評する人 | 新井素子 (作家) |
| 本の内容 |
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一般社会人が警察官になり、専門的な知識や経験を生かす、警視庁の特別捜査官制度。会社をクビになったシステムエンジニアが、この制度に合格して刑事になり、元の職場のサイバートリックをあばいていきます。 「きみに『何ものをも憎まず、良心のみに従って公正に警察職務を遂行』できる警察官になってほしいし、きみなら、なれる。だから、きみに、昔の仲間や上司の逮捕を命じるんだ・・・」(本文より) 著者のソフトバンク勤務時代の経験と綿密な取材に基づいた、今日的なテーマを浮き彫りにした一冊です。 |
| 新井素子さんの「おすすめの本」(上記以外) | ||
| 書名 | 著者 | 出版社 |
| 空中ブランコ | 奥田英朗 | 文藝春秋 |
| 幽霊人命救助隊 | 高野和明 | 文藝春秋 |
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書 名 | なぜ人はショッピングモールが大好きなのか |
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| 著 者 | パコ・アンダーヒル 著、鈴木主税 訳 | ||
| 出版社 | 早川書房 | ||
| 書評する人 | 新元良一 (執筆家) |
| 本の内容 |
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休日には多くの人でごった返し、今やひとつの文化でもあるショッピングモール。「小売りの人類学者」といわれる著者に導かれて、読者はアメリカの典型的なショッピングモールを訪れ、各店舗だけでなく、駐車場やトイレなどモールの隅々まで歩き回り、様々な問題点や売るための妙案を発見していきます。 「発見は買い物の一部をなしている。かつて人類が狩猟や採集に発揮していた原始の本能を刺激するようなものだー人間は発見のプロセス自体を好むんだ。初めての店に入るとき、客は五感とぎすませて全体を見渡す」(本文より) 著者は、モールが今後どのように変わるべきか提案する一方、文化的な行動としてのショッピングを考察します。 |
| 新元良一さんの「おすすめの本」(上記以外) | ||
| 書名 | 著者 | 出版社 |
| 旅する哲学―大人のための旅行術 | アラン・ド・ボトン 著、 安引宏 訳 | 集英社 |
| カフカの書き方 | 池内紀 | 新潮社 |
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書 名 | 戦争が遺したもの 鶴見俊輔に戦後世代が聞く |
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| 著 者 | 鶴見俊輔・上野千鶴子・小熊英二 | ||
| 出版社 | 新曜社 | ||
| 書評する人 | 田中優子 (法政大学教授) |
| 本の内容 |
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小熊英二さんと上野千鶴子さんが、戦後思想界の大御所、鶴見俊輔さんに、戦中から戦後にかけての体験を聞きだした対談集です。 戦時中の捕虜虐殺や慰安婦問題、1960年の安保闘争、ベ平連の活動などの問題に踏み込んでいきます。 「日本の学問は、本店ー支店の関係でね、外国の支店なんですよ。マルクス主義ならマルクス主義の、日本支店なんですよ。支店というのは、源流に遡っていろいろ考えることができないから、お互いがものすごくいがみ合うんです」(本文より) 隠されていた部分が次々に明かされる、日本の戦後思想史を知る貴重な一冊です。 |
| 田中優子さんの「おすすめの本」(上記以外) | ||
| 書名 | 著者 | 出版社 |
| 在日 | 姜尚中 | 講談社 |
| 古着 | 朝岡康二 | 法政大学出版局 |
| ■特集 | 旬の作家や大物作家へのインタビューから電子本などのジャーナルな話題まで、本を取り巻くビビッドな動きをお伝えします。 |
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書 名 | 深淵 |
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| 著者・ゲスト | 大西巨人 | ||
| 出版社 | 光文社 |
| テーマ |
| 長編大作『深淵』を語る |
| 内容 |
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85歳の現在も精力的に執筆活動を続ける大西巨人さんをお迎えして、長編大作「深淵」を中心にお話をうかがいました。 <本の内容> 1985年、妻や同僚の前から忽然と姿を消した28歳の青年、麻田布満は、12年後北海道釧路の病院で12年前の自分に目覚めます。なぜ釧路の病院にいたのか、また、12年間どこにいて、どんな生活をしていたのか。12年間の記憶の欠落。妻や友人、親族の努力によって、次第に失踪前の生活に戻っていく中で、二つの殺人冤罪事件に巻き込まれます。 一つはアリバイを証明する事件、もう一つはアリバイ崩し。そうした中で12年間の記憶の空白を探し求めるサスペンスが繰り広げられていきます。 歴史を偽造する罪の恐ろしさ、そして、一人で二つの人生を生きてきた主人公。人間の根源的な存在を問う重厚な作品です。 |
| ■ベストセラーレビュー | 様々な切り口で本に関するランキングをお伝えしていきます。 |
| テーマ | 思想・人文・哲学書 月間ベストテン |
| 調 べ | 書泉グランデ調べ |
| 書 名 | 著 者 | 出版社 | |
| 1 | 14歳からの哲学 考えるための教科書 | 池田晶子 | トランスビュー |
| 2 | 母型論 | 吉本隆明 | 思潮社 |
| 3 | 世間の目 | 佐藤直樹 | 光文社 |
| 4 | 戦後思想の一断面 哲学者廣松渉の軌跡 | 熊野純彦 | ナカニシヤ出版 |
| 5 | 「非国民」のすすめ | 斎藤貴男 | 筑摩書房 |
| 6 | 革命の簒奪 | 酒田誠一 編著 | あかね文庫 |
| 7 | 論理トレーニング | 野矢茂樹 | 産業図書 |
| 8 | 論理哲学論考 | ウィトゲンシュタイン著 野矢茂樹訳 | 岩波文庫 |
| 9 | イデオロギーズ | 福田和也 | 新潮社 |
| 10 | 社会運動の社会学 | 大畑裕嗣、成元哲、道場親信、樋口直人 編 | 有斐閣選書 |
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