美肌ファイトケミカル誕生のヒミツ

2020年4月9日(木)BSプレミアム 午後8時00分~午後8時59分

植物の神秘!スプラウトでアンチエイジング


美肌ファイトケミカル誕生のヒミツ


様々な健康効果を発揮する成分として大きな注目を集めるファイトケミカル。
さらにうれしいのは、その美肌の能力!

「ファイトケミカルには、いろんな効果があるんですけども、私が一番注目したいのが美肌効果なんです。」(宇山さん)

なぜファイトケミカルに美肌効果があるのでしょうか。

動物や昆虫などの補食から身を守る役割があるファイトケミカル。
しかし植物にはもうひとつ敵がいて、それからも身を守らねばならないのです。

その敵とは、太陽の光。
植物の成長には、光合成に必要な太陽の光がもちろん必要。
でも実は太陽の光に含まれている紫外線が問題なんです。

植物が紫外線を浴びると、活性酸素という物質が発生します。

この活性酸素が多いと、植物の細胞もサビることに。
つまり、植物が老化してしまうのです。

その対抗策が、植物が作る化学物質ファイトケミカルなのです。

「人間は、紫外線から身を守ろうとしたら日があたらない日陰に行けばいいのですが、植物は、逃げることや動くことができません。自分自身が紫外線から守るためにファイトケミカルのような成分を作るのです。」(熊澤教授)

紫外線から逃げられない植物は、ファイトケミカルが持つ抗酸化パワーによって、自らに発生した活性酸素を除去し、老化を防いでいるのです。

こちらは、抗酸化パワーを調べることができる紫色の試薬。
この中に抗酸化力を持つ物質を入れると、この紫色が透明に近づきます。

ブロッコリースプラウトから抽出したエキスを入れてみると…

紫色が薄くなりました。抗酸化力がある証拠です。

ブロッコリースプラウトに多く含まれるファイトケミカルは、スルフォラファン。

この抗酸化力があるファイトケミカルは、植物の老化を防いでいるだけではありません。
人が食べ物として、摂取すると、肌の美しさを守ってくれる効果もあるのです。

人も紫外線を浴びると、やはり皮膚に活性酸素が発生します。

その結果、コラーゲン繊維に影響を与え、皮膚を陥没させて、シワを作り出す。
さまざまな肌の老化を引き起こすのです。

しかしファイトケミカルを取りいれることで、抗酸化力が発揮!
活性酸素を除去することができるのです。

こうしていま、様々な野菜の子どものときの化学成分、スプラウトのファイトケミカルを調べ、その抗酸化パワーを生かそうという研究が始まっています。

そのなかで強い抗酸化力を持つ新たなスターが見つかりました!
そら豆のスプラウトです。

「そら豆も豆ですから、それを発芽させるとスプラウトになります。販売されているのは、まだ一部の地域だけで、まだ珍しいスプラウトです。売っているところはあります。」(熊澤教授)

このそら豆スプラウトのファイトケミカルは、どんな抗酸化パワーを持っているのか。

左側は、何も混ぜていない紫色の試薬。
真ん中は、ブロッコリースプラウトのエキスを入れているので、色が薄くなっています。

紫色をしていた右側の試薬にそら豆スプラウトのエキスを入れると…

どんどん色は薄くなっていきました。

「そら豆のスプラウトには、L-DOPAという成分が、非常にたくさん含まれておりまます。L-DOPAというのはパーキンソン病の治療薬にも使われています。抗酸化力も非常に高くて、肌のシミやシワ、美容の効果も期待できるのではないかと思います。そら豆を食べても同じような効果は期待できますけれども、スプラウトの方がよりたくさんの成分が摂取できます。」(熊澤教授)

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