更年期の新戦力 DHEA

2020年3月3日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

美しく生きる!更年期の秘密


更年期の新戦力 DHEA


更年期症状を改善する方法として、ホルモン補充療法って聞いたこと、ありますよね?

お芝居の続きを見てみましょう

脳は相変わらず混乱しています。

そこへカラダの外から、エストロゲンのようなものがやって来ました。

「もう大丈夫ですよ」と脳に手渡し。

すると脳は「ホルモン、ちゃんと来た!」

脳を安心させた、このピンク色の物質。

女性ホルモン補充について、内科医の宮尾益理子さんが教えてくれました。

「女性ホルモン補充療法がほぼ確実に有効なのは、のぼせと発汗です。ですので、この2つが非常につらく、主な症状であるということに関しては、第一選択と考えてもよろしいかと思います。」(宮尾さん)

実際には、医師が症状に合わせて、ホルモン補充の薬を処方してくれます。

どういう風に選んでいるのでしょうか。

「基本的には、足りなくなっていたエストロゲンを少し補ってあげようということです。けれども、今は飲むお薬以外にも、皮膚に貼ったりジェルを皮膚に塗ったりします。薬のタイプは、基本的に患者さんといろいろお話をしながら、どういうのがいいかということを相談して決めていきますけど、今のひとつの考え方は、貼ったり塗ったりするお薬のほうが、副作用が少ない部分もあるかもしれないということで、少しそちらのほうにシフトしているかもしれません。」(寺内教授)

脳の混乱を抑えるために働くのが、こうした女性ホルモンの補充。
さらにもうひとつ、更年期症状を和らげる新戦力がわかってきました。

私たちのカラダの中にあるホルモン。
その名は、DHEAです。

その働きを研究するのは、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授 米井嘉一さんです。

「更年期障害になる人、ならない人がいらっしゃる。実はその違いがDHEAの差なんです。副腎からDHEAというホルモンがしっかり出ている人は、自分自身でDHEAをもとに女性ホルモンに変換できるのです。」(米井教授)

DHEAは、卵巣の上、腎臓に帽子のように乗っている副腎から分泌されます。

卵巣からのエストロゲンが減ってしまう更年期の女性にとって、エストロゲンを得られるもうひとつのルートがこの副腎で作られるDHEA。

実はこのDHEAは、体内で少しずつ変化して、最終的にはエストロゲンになることもあるのです。

「50歳に近づくと(エストロゲンが)急激に下がってきます。でも、低いときでもDHEAがしっかり出ていれば、更年期症状が軽くすみます。DHEAは副腎皮質から出てくるホルモンで、DHEAはそこから50種類以上のいろんなホルモンに分かれます。男性ホルモンにもなるし女性ホルモンにもなる。なので、やっぱり更年期の女性であっても、先ほどのDHEAをもとにして、エストロゲンを作ります。そして低くなってしまったエストロゲンを下支えするんです。そういうことがあると、脳に『ちゃんと最低限は出ているぞ』という指令が達して、脳が出す命令も穏やかになってくるし、乱高下が防げるんじゃないかなというふうに考えています。」(米井教授)

50種類以上ものホルモンになるというDHEA
実は、このDHEA、自分で作って増やすことができるんです。

それを実験で突き止めたのが同志社大学の米井教授たち。

平均年齢40歳の運動習慣のない女性たちに、2か月にわたって、筋肉トレーニングかウォーキングの いずれかをしてもらいました。

すると、どちらも効果がありましたが、特に効果があったのが筋肉トレーニング。

DHEAを自分で増やすには、運動が重要だったのです。

ちなみに、エストロゲンの乱高下が見つかった、さちこさん。
事前の調査では、更年期特有の自覚症状はないといっていました。

その理由が運動でした。
さちこさんが2か月毎日つけたメモには、水泳やヨガという文字が目立ちます。

さちこさんは2か月の間、2日に1回以上のペースで運動をしていました。

「ホルモンバランス的に更年期の状態であっても、カラダを非常によく動かしておられるということから更年期症状が軽くすんでいらっしゃるのではないかなと思います。」(宮尾さん)

そう、更年期を乗り切るカギは、運動です

中でも、同志社大学の研究では、筋トレがDHEAを34%増やすことを示していました。

どんな筋トレが効果がありそうなのか。
運動による健康維持の研究をしている東海学園大学教授の梶岡多恵子さんがすすめてくれたのは、スクワットです。

「ひとつの筋肉だけではなく複数の筋肉が鍛えられる非常に有効なエクササイズです。」(梶岡教授)

スクワットをすると、太ももの筋肉はもちろん、おなか、背中、お尻にもある大きな筋肉を一度に動かすことができるんです。

効率的な筋肉トレーニングなら、試してみたくなりますよね。

梶岡教授おすすめのスクワットを番組スタッフが1日20回、10日にわたって続けてみました。

血液検査の結果は、DHEAは35%アップという結果でした。

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