白い歯の新常識・エナメル質

2019年12月3日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

歯から美しく!口元美人


白い歯の新常識・エナメル質


突然ですが、皆さん!
ニッコリと歯を見せてください!

でも皆さん、なかなか見せてはくれません。

歯が黄色っぽくて気になるとか、見た目がよくない、とか。
その気持ち、わかります!
歯の色、気になりますよね。

とある調査を見てみると、 20代〜40代の女性が持つ、口の悩みでもっとも多かったのが、 自分の歯の色、ということでした。

みんなが憧れる、白い歯。
なぜ人は、白い歯に憧れるのでしょうか。

そこでこんな質問で街のひとに聞いてみました。
歯の色だけを変えたこちらの写真
それぞれ何歳に見えますか?

平均値をとってみると
白い歯の方は31.5歳
黄ばんだ歯の方は38.4歳という結果に。

これだけ大きく印象が変わる歯の色。

さらなる新常識を求めて向かったのは、東京屈指の観光地・浅草です。

浅草を行き交う、外国人の皆さんに、同じ質問をぶつけてみました!

「歯を見せてもらえませんか?」

すると、意外とあっさり歯を見せてくれます。

歯をよ〜く見てみると、色が、ずいぶんと白いような…。

そこでショッピングモールで見せてもらった 日本人の歯と比べてみると

欧米人の方が、白いみたい。

日本人の女性と比べてみても、
やっぱり欧米人の方が、白く見えます。

そこで準備したのは、歯の色の見本。
左にいくほど、白くなります。
日本人の平均は、この色。

これを欧米人の歯と見比べてみました。
白さの違いは、一目瞭然!

なぜこんなにも歯の色に違いがあるのでしょうか?

実は、日本人と欧米人では、
エナメル質の厚さが違うんです。

日本人は0.9mm。欧米人が1.1mm。
わずか0.2mmの差で、これくらい歯の色が違うんですね。

日本人の歯が黄色く見えるのは、エナメル質の中にある象牙質が黄色い色をしているため。

「これはエナメル質の中の象牙質、象牙質というのは淡い黄色をしています。歯の中は、この色なんです。日本人でも外国人でも同じです。」(大槻准教授)

日本人のエナメル質は、欧米人より0.2ミリ薄くなっています。
そのため、中の象牙質が見えて、歯が黄色くみえているのです。

欧米人のエナメル質は少し厚いのですが、
象牙質が見えないため歯が真っ白!

「日本人と欧米人で、どうしてそんなにエナメル質の厚さが違うのかは、いろいろ説はあるようですけど、欧米人は肉食でかたいものを食べていたので、おのずとエナメル質が厚くなっていったという説があります。例えば永久歯もだんだん加齢と共に歯が削れてきますので、そうなると象牙質が見えやすくなって少し黄ばんでくることになります。」(大槻准教授)

そして更なる新常識!
実は、このエナメル質を薄くしてしまう、恐ろしい食材があるといいます。

つまりそれは、歯を黄色くしてしまうかもしれないという食べ物。
この4つの中で、どれが歯を黄色くしてしまう可能性が高いかわかりますか?

実は、4つとも、全部そうなんです。

では、この4つに共通するものは何なのでしょうか?

実はこの4つ、すべて酸性の食べ物でそのpHは3〜4。
食品の中でも、かなり強い酸性です。

こうした食べ物の強い酸の影響をよく知るのは
日本大学歯学部教授 宮崎真至さんです。

「特に酸。それだけを食べていくと、歯を溶かしてしまうということが起こってきます。」(宮崎教授)

こちらは、宮崎教授が診察した患者さんの歯。
エナメル質が溶けて、黄色い象牙質の一部がむき出しに。

実は今、こうした症状になる患者さんが増えていると言います。

「そういったものを、虫歯、歯周病、その次の第3の歯科疾患として、”酸蝕歯(さんしょくし)”と呼んでいます」(宮崎教授)

酸蝕歯とは、食べ物や、飲み物に含まれる酸によって、エナメル質が溶けてしまう症状のこと。

先ほどの患者さんは、毎朝、黒酢を飲み、日中の水分補給はスポーツ飲料ばかり夜 寝る前は大好きな赤ワイン。

この生活を、5年続けていたそうです。

「カラダの健康に良いだろうということをやっていても、偏りすぎると、どうしても歯を溶かすことになります」(宮崎教授)

様々な食べ物や飲み物のなかで、エナメル質によくないものは何なのかみていきましょう。

pHの数が高い方が、よりアルカリ性になります。
pHの数値が低い方が、より酸性になり、酸蝕歯のリスクも高くなります。

酸性の強いものは、炭酸飲料や赤ワイン、ビール、そしてフルーツなど。

チーズやヨーグルトはどうでしょうか?

「チーズは比較的アルカリ性の方にあるんです。こういうものを、おつまみとして食べると歯を守ります。ビールのときにアルカリ性のおつまみを食べると、中和作用があるということです。乳製品には比較的そういう効果があります。」(宮崎教授)

「しかし同じ乳製品でも、ヨーグルトは4.5くらいです。やはり中に発酵させるための菌が入っているので酸性の食品と言ます。ヨーグルトにフルーツ入れる人も多いですけど、カラダには良くても、お口の中のことも少し考える必要もあります。」(宮崎教授)

オススメなのは、こちらの食材。

「食べ物の中でほとんどが酸性の食品であることは確かです。そういう中に例えば、海藻類やこんにゃくはアルカリ性なので、うまくバランスを考えて食べることがいいんです。1つのものだけをずっと食べるのではなく、他のものも合わせて食べるということが大事になります。」(宮崎教授)

Page Top