脱・脳疲労のヒントを探れ

2019年6月11日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

長びく疲れ “脳疲労”は美の大敵!


脱・脳疲労のヒントを探れ


脳疲労とうまく付きあうには、どうすればいいのか?
そこで注目したのは、この人。

詩吟の練習マシーンを販売する会社の社長、吉原嘉奈子さん。

忙しくても、元気いっぱいの吉原さん。
この人の1日を見ていくことで、脳疲労を防ぐポイントを探ってみます。

訪ねたのは、出勤前のご自宅。

朝のコーヒーを飲んでいる吉原さんに、さっそく脳疲労を測ってもらいます。

吉原さんの自律神経のトータルパワーは、およそ254。
年齢換算すると、57歳。実年齢より、14歳も上です。

あら〜、吉原さん、疲れていますね!

聞けば、出張から帰って来たところで、帰宅後は家事をして、寝不足だとか。

さあ、57歳という自律神経年齢。
どう変化するのでしょうか?

まずは、徒歩での通勤。
毎日、通い慣れた道を20分かけて歩き、会社に到着したら、すぐに測定です。

日中は、外回り。
詩吟の練習マシーンの営業で訪ねたのは、詩吟の先生のもと。
新商品の売り込みです。

大事な商談が終わったところで2回目の測定。

会社に帰った吉原さん、社員と開発会議をしたり、取引先への連絡など大忙し。
3回目の測定は、仕事の終わり。

そして、吉原さんは、帰宅。
この日は、早く帰れたので、床掃除をしました。

帰ってきた大学生の息子と対話。これも大事な日課だそうです。
その後、夕方6時、最後の測定をしました。

さあ、この4つの中で、脳疲労が改善した時が2回ありました。

結果は、ご覧のとおり。
1日の終わり、息子さんとの会話の後には朝の数値から13歳改善していました。

いちばん大きく改善したのは、こちら。通勤後。

歩いての通勤が脳に良い効果があったのでしょうか?
自律神経年齢は、32歳。
25歳も若返っていました!

なぜ吉原さんは、この時、こんなに改善したのでしょうか?

「もちろん歩いて20分間移動されたということもありますけど、さあ今から仕事が始まるよということで、オンオフのスイッチが入れ替わったのでしょう。さあ今からがんばりましょう、とスイッチを入れて自律神経活動を高めることができているのだと思います。」(倉恒教授)

「軽度の運動、20分という時間はかなり適度の歩行なのです。2時間自転車をこぐのと、毎日同じところを、心拍もそう上げなくても動けるのは、全然負荷が違います。」(渡辺さん)

1日の終わりの測定値がよかったのは、どうしてでしょうか?

「これは、“快”の感覚。お子さんとの会話が、心地よいのでしょう。その心地よい状態で、このデータから見ても副交感神経活動がずいぶんあがってこられています。ですから、この状態では、とてもいい自律神経の回復が起きています。仕事の疲れが、リセットできて、非常に健康な状態だと思います。」(倉恒教授)

ではほかに、脳疲労の回復のため、したほうが良いことは何でしょうか?

「休んだり、睡眠を取ったりというのが、いちばん重要です。疲れてる時、最初にやるべきことは、休むことです。短い休憩でも挟むことです。学生はみんな、休み時間がありますが、あれ(その理由)は集中力が続かないからです。人間が本当に集中できる時間は、20分だと言われています。」(渡辺さん)

逆にリラックスしているつもりで、リラックスできないことってあるでしょうか。

「なかなか寝付けない方がお酒を飲んで寝るという話がよくあります。その場合の自律神経がどうなっているか研究が行われていて、交感神経系の活動が高い状態で睡眠に陥ってしまうため、睡眠の質が悪くなるという結果です。中途覚醒、何度も目が覚めることがあるので、お酒を睡眠のきっかけにしているというのは、避けたほうがいいということです。」(倉恒教授)

NHKオンデマンド

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