チョコレートで老化を止める?

2019年2月12日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

チョコで美しく!カカオ女子のすすめ


チョコレートで老化を止める?


みんな大好き「チョコレート」。

チョコレートは今、空前のブーム。
1箱1万円以上の高級チョコから、大人のほろ苦さが魅力のダークチョコレートまで売り上げは好調!

その販売額は7年連続で記録を更新。
2017年には5500億円を越えました。


そんなチョコレートをこよなく愛する女性たちを、カカオ女子と呼ぶそうです。

でも、チョコレートには、
太る吹き出物ができる虫歯になる、など、
悪いイメージもあって、ちょっと心配ですよね。

今回はチョコレートの悪いイメージを覆す、驚きの新常識をご紹介します。


チョコレートの発祥はさかのぼること紀元前。中南米の古代文明とされています。

当時、チョコレートは飲み物として、ごく限られた人にしか口にできない、とても高価なものでした。

愛知学院大学 客員教授のチョコレート博士、大澤俊彦さんは、こう明言します。

チョコレートは薬だったと、我々は考えています。古くはアステカの王様がチョコレートを飲んでいて、この人たちは長生きをしたといわれています。いろんな病気もなかったとか。」(大澤教授)

そんなチョコレートの驚くべき実力を知ることができる場所を訪ねてみました。

愛媛県農林水産研究所 水産研究センター。

研究員の渡邉さんに案内されて向かったのは…海の上にある生け簀でした。

そこにいたのは、海中を元気に泳ぐブリたち。

しかし、これとチョコ、いったいどういう関係が?

「ちょうどエサの時間なので、エサをやってみたいと思います。」(渡邉さん)

ブリのエサは、なんとチョコレート!


本当に、これをブリにあげちゃうんですか?
実は、ごく普通のチョコレートを、1割ほどエサに混ぜているんです。

ここで育ったブリは、「チョコブリ」と呼ばれているそうです!

チョコブリは普通のブリと、いったい何が違うんでしょうか?

さっそく試食させていただくことに。
こちらがチョコブリの刺身。
しっかりとアブラが乗って、食べ応えがありそう!


新鮮で美味しいこのチョコブリ。
実は、切り身にしてから、5日間たっているチョコブリだったんです。

通常、切り身にして5日も経つとブリは変色してしまいます。
とくに血合いの部分、こんな風に茶色になってしまいますよね。

その一方でチョコレートを食べたブリの切り身は、5日たっても、この色つやなんです。

しかし、なぜチョコレートを食べたブリは、新鮮な色合いを保つことができるのでしょうか?

チョコレートの成分を研究している慶應義塾大学医学部 教授 井上浩義さんによると・・・。

「抗酸化作用が影響しています。ブリの切り身の血合いの部分は、どうしても酸化されやすい。その酸化を防ぐのが、チョコレートの中のカカオです。カカオの中には、たくさんのポリフェノールというものが含まれていて、それが抗酸化作用をもたらしているわけです。」(井上教授)

抗酸化作用といえば、アンチエイジングに期待されているものですよね?

チョコレートの主成分カカオには、抗酸化作用を持つポリフェノールが、食材の中でもずば抜けて多く含まれています。

それが、ブリの変色を止めていたのです。

そんなチョコレートの中で、特に井上教授が注目しているものがあります。

「私は高カカオのチョコレートを食べています。例えばこちらのような、板状の高カカオチョコレートです。」(井上教授)


カカオ分が70%以上の高カカオチョコレート。最近、お店でよく見ますよね。

高カカオチョコレートにはとりわけ多くのポリフェノールが含まれており、
その抜群の抗酸化作用が注目を浴びているのです!

「魚のアブラというのは、DHAとかEPAという、カラダにいいのですが酸化されやすい成分です。これをカカオポリフェノールが抑えています。とくに血合いの部分は鉄分が多いので、とくに酸化されやすいのです。」(大澤教授)

よく見かけるチョコレートは、カカオの含有率が、だいたい20%から40%、ビターと呼ばれるチョコレートは、だいたい40%から70%。
それ以上のものを高カカオチョコレートと呼んでいます。

「世界的には、高カカオチョコレートが注目されています。含有率はどれくらいにしようかということで、現在は70%以上を高カカオとしています。高カカオチョコレートと称してるのは70%以上と考えてます。」(大澤教授)

高カカオチョコレートとは、カカオが70%以上含まれるチョコレートのこと。残り30%は何かというと、砂糖です。

カカオ分が少なくなるにつれ、砂糖やミルク成分、脂肪分が増えていきます。

カカオ20%のチョコは、食べやすいかわりに高カロリーになるのです。

「未病段階での予防ができるというデータが世界中ででています。とくに心疾患、動脈硬化や、高血圧、それから脳梗塞、糖尿病、認知症、がん、抗菌作用です。多くのデータが20年以上にわたって発表されています。糖分がなるべく少ない、高カカオチョコレートであれば、毎日食べるというのは非常にいいことだと思います。」(大澤教授)

NHKオンデマンド

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