人はフルーツだけで生きられる!?

2018年12月25日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

甘くても太らない!フルーツ生活のススメ


人はフルーツだけで生きられる!?


スーパーで買い物をしているこちらの男性が、フルーツ研究家 中野瑞樹さん。

慎重にフルーツを選んで、次々とかごに入れていきます。

この時期最も買うのが、みかんです。
このみかんこそが、中野さんにとっての貴重な水分となります。


このみかんを1日に何度も食べることで、水分補給をするそうです。

ちなみに、春はいちご、夏はすいか、秋は梨が、水代わりなんだとか。

この中野さん、なんと9年間フルーツだけしか食べていないという人物。

「正確にはフルーツではなくて、フルーツを中心に果実です。植物の実だけ。お米一粒もパンひとかけらも、この9年間食べてないです。お肉もお魚も豆も芋も、野菜でいうと、根野菜、茎野菜、葉野菜は、まったく食べてないです。あとお茶、お水、お酒も一滴も飲んでません。」

耳を疑うようなお話しですが、
ご自宅の冷蔵庫を見せてもらうと・・・

10種類ほどのフルーツを常備していました。

中野さんのルールでは、トマトなどの野菜もセーフ。
同じ植物の実だからなんだとか。

部屋に干してあるのは・・・
梨の皮!
水分を飛ばして、ぬか漬けにするのだそうです。

フルーツ生活の悩みは塩分。
このぬか漬けが貴重な塩分補給になるそうです。

中野さんがフルーツに興味を持ったのは15年前、東京大学で教員をしていた時。

ある本に「フルーツは完璧な食材だ」という記述を見つけました。

その時、ふとある疑問が浮かんだといいます。

「フルーツを食べ過ぎたら何か問題が起きるだろうか」

「私も研究者の端くれでしたので、まず自分が人体実験となってやろうと思いました。そして、果実以外のものをとってしまうと、いい結果であれ悪い結果であれ、それが本当に果実の影響かどうかが分からなくなると思いました。ですから、フルーツを中心に、植物の実、果実にほぼ限定して、生活しています。」(中野さん)

その人体実験は9年以上続いています。
夕食の準備を見せていただくと・・・

中野さんのルールでは、サラダ油も塩も使ってはだめ。
調理は基本的に、皮をむいて切るだけです。

足していいのは、ゆずとこしょう、いずれも植物の実です。

かけるのも、果実酢。これもセーフ。

キウイを飾り付けて、できました。

ってこれ、一体何でしょう?

中野さんによると、キラフルディッシュ。
キラキラいっぱいのお皿、ディッシュです、とのこと。

こうしたカラダをはったフルーツ生活で中野さんにどんな変化が起こったのか。
教えてもらいましょう。

まず1つ目は・・・

「ダイエットに成功!?」

70kgあった体重は、現在55kgに。
でも痩せすぎじゃないですか。


そして2つ目は、「美肌をゲット!?」

と、中野さんが見せてくれたのは、足。
お手入れもなしで、すべすべになったそうですが・・・

中野さんによると、すね毛が抜けて、毛穴が閉じているそうです!

 

そして3つ目は・・・え!?生き物に好かれる!?

草食動物は、同じ肉を食べない中野さんを仲間と感じるのか、妙に近寄ってくるといいます。

「毛がツルツルになりました。2年目、すね毛が抜けてきた時に、全部体毛がなくなるのではないかと怖かったです。毛穴が閉じているので、背中、腰、お尻、太もものあたりは赤ちゃんなみです。」(中野さん)

そんな中野さんが、何をどれくらい食べているのか。
1週間分の食事がこちら。

みかん7.5kg、アボカド1.9 kg、トマトも1.2kg。
普通に見ると、人間の食生活ではなく、動物が食べるような感じです。

興味深い中野さんの食生活ですが、その内容について質問も。

「3大栄養素で考えていくと、たんぱく質は男性の場合1日60gとらなくちゃいけない。どうなっているのか。フルーツだけで一体どうやってたんぱく質をとれているのか、気になります。」(小久保さん)

「(たんぱく質は)アボカドはだいたい2.5%、バナナが1.1%。それ以外のフルーツは1%を切ります。なので、バナナあるいはアボカドを、また冬場は栗(2.8%)をとってます。栗をとらないと痩せすぎます。」(中野さん)


中野さんは植物の実のなかでも、たんぱく質の含まれているものを、多めにとろうとしているそうです。
しかし、フルーツばかり食べている中野さんの健康は、気になるところ。
そこで、健康診断をしていただきました!

 小久保さんによると、中性脂肪が基準を下回っていますが、むしろ高いほうが問題なので、特に大きな問題はないそうです。

「このBMIの値だと、ちょっと痩せすぎなので、中野さんが50代になったときの結果が気になります。栄養学の観点ですと、(50代以上は目標となるBMI値の)下限をより高く設定しています。高齢期になって寝たきりにならないよう、痩せすぎは良くないという考え方なんです。」(林准教授)

「この極端な食生活を広めたいわけではないです。あくまで、フルーツを食べ過ぎたらどうなるのかを、実験的に調べているだけなので、決して真似はしないでください。」(中野さん)

NHKオンデマンド

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