マインドフルネスで美肌を作る!?

2018年6月5日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後10時59分

ダイエットにも!マインドフルネスの力


マインドフルネスで美肌を作る!?


みなさん、マインドフルネスという言葉をご存知ですか?
マインドフルネスは、「美と若さ」を手に入れたいという意識の高い人たちの間では、すでに流行語。

化粧品メーカーも、マインドフルネスを取り入れたクレンジングのイベントを開催するなど、その注目度は増すばかりです。


でも、マインドフルネスっていったい何?
リラックスすることだと思っていませんか?

 

実はそれとは正反対、マインドフルネスは、"集中"だということが最新の研究でわかってきたのです。

「単なるリラクゼーションとは、かなり違います。マインドフルネスとは、注意を高めて、むしろ頭をシャープにするような状態を目指しています」(名古屋大学教授 大平英樹さん)


マインドフルネス学会理事であり、京都府立医科大学客員教授 貝谷久宣さんによると、
今から三十数年前、アメリカはマサチューセッツで、医者から見放されたような慢性うつ、不安を抱える人たちを集めて、ヨガと瞑想(めいそう)で治療したのですが、アメリカ流に宗教色をなくして、非常に科学的に、治療に利用したというのがマインドフルネスの始まりだそう。

・・・・・・

そんなマインドフルネスで、美肌を手に入れたという女性を東京都のある撮影スタジオに訪ねました。

 

美容ジャーナリストの小田ユイコさん、52歳です。

 

撮影の陣頭指揮をとる小田さん。現場ではやることがいっぱい。
落ち着くヒマもありません。

そんなとき、小田さんが、マインドフルネスを行うというのです。

え? 今からですか?

「入ります」
と言って小田さんの動きが、急に静かに変わりました。
今 "入っている"という状態なのでしょうか。

 

そして、30秒ほど経つと、立ち上がって、終了です。

そのあと、ふたたび仕事に戻った小田さん。
テキパキと仕事をこなしていきます。

 

達人ともなれば、自宅でもどこでも、ちょっとした時間の隙間を見つけてはマインドフルネスを行います。

小田さんが特に頼りにするのは、仕事が立て込んできたとき。

「例えば、メールの着信音が聞こえる、というようなことに意識がいって、気持ちがざわついてくる。そのとき、この30秒なり1分なりを入れると、すごく気持ちが落ち着いて、集中力が増します。イライラ感も消えます。」(小田さん)

 

1日数回は、こうしたマインドフルネスの時間を取るという小田さん。
始めたのは8年前。きっかけは、ある不調を感じたことでした。

当時、本格的な美容雑誌の創刊に奔走していた小田さん。
ときはアンチエイジングブームの真っただ中。

いつまでも若く見られたい…。
小田さんも見た目の若さを追い求めていました。
しかし、それがやがてストレスに。

「5歳、7歳、10歳若く見えるのは当たり前だから、そうなるように頑張らなくては、と思っていました。自分が先頭切ってやる、旗振り役ぐらいな変な気負いがありました。そうしてやっていたら、髪は抜けるし、肌も荒れました。」(小田さん)

抜け毛や肌荒れだけでなく、シワ、たるみなどにも悩まされるようになった小田さん。

そんなとき、目にしたのがマインドフルネスの専門書。

手に取り、マインドフルネスを始めてみると…
1年もするころには肌荒れや抜け毛もすっかり改善したと言います。

見よ!小田さん、52歳の美しいお肌。
堂々のスッピンです!

 

でもマインドフルネスが何なのか、まだちょっとわかりませんよね。

そこで、マインドフルネスの達人、小田さんに、いろいろ質問してみました。

 

Q マインドフルネスを始める前と今とでは、何が違いますか?

「10年ほど前が、忙しさのピークだったのですが、そのときと比べると今のほうが、シワが少なく肌の明るさや、透明感、張り感も、なんとなくアップしているように思います。」(小田さん)


Q 8年続けられていますが、最初からすんなり続けることはできましたか?

「難しかったです。だんだん訓練をしているうちに"入れる"ようになってくるんです。」(小田さん)

Q どこにいてもできますか?

「そうですね。身ひとつでもできるのですけれども、ざわついたところでは、何か道具があったほうが、やりやすいですし、集中しやすいです。」(小田さん)

Q 周りが気になりませんか?

「気になることもあります。例えば、音が聞こえたな、と気になったら、音が聞こえました、とラベルに貼り出すような感じです。うっとうしいな、と感じたら、うっとうしいな、というラベルを貼るという感じです。実況中継をしているかのように、自分をスキャニングしているような感じで行っています。」(小田さん)


貝谷教授はこうしたマインドフルネスを次のように説明します。

「マインドフルネスという言葉自体は、"気づき"という意味なのです。ですから今、自分自身が考えたことにも"気づく"。今、感じていること、色にも、音にも、すべてに"気づく"。そしてそれにとらわれない。そういう状態のことなので、特別に、変なことをしているわけではないのです。」(貝谷教授)


マインドフルネスに秘められたすごさ。次は実験で明らかにしていきましょう。

NHKオンデマンド

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