適量を守るコツ「飲酒レコーディング」

2017年7月6日(木)BSプレミアム 午後9時00分~ 午後9時59分

お酒は“老ける毒”!若さを守る対策術


<適量を守るコツ「飲酒レコーディング」>

どうやったら適量を守ってお酒と向き合えるのでしょうか。
そのためのキーワードは「飲酒レコーディング」です。

AGEの検査でお肌年齢68と診断された女芸人のカオルコさん。お酒とどう向き合ったらいいのか。適量を守るアドバイスをもらうため、堤教授のもとを訪れました。

 

堤教授の聴き取りによると、カオルコさんが普段飲んでいる1日の量は、適量のなんと7倍。そんな彼女が1日の適量20グラム未満、1週間で140グラム未満なんて本当にできるのでしょうか?

堤教授はお酒の量を意識して、上限を超えないようにするため、次のようにアドバイス。

「体重を減らすときに毎日体重計に乗るのと同じように、毎日意識して、自分で日記のように目標を書くこと。もし飲まないと決めた日に飲んでしまったら、正直に何合飲んだかを書くこと。」(堤教授)

 

カオルコさんの実験初日はバイト先のスナックで迎えました。ノンアルコールビールで我慢しましたが、日記を見てみると、早速悲痛な声が…。

 

「週末の夜、周りの人達がとても楽しそうにお酒を飲んでいる中、自分だけ飲まないのが、とても辛かった。」(カオルコさんの日記より)

 

そして2日目。

「本日は日本酒を。これ1日1合だと、これ一杯ってことですよね。だから大事に飲みたいと思います」と言ったものの20分飲み切ってしました。代わりに水でしのごうとしますが…。

「昨日我慢したから、もう一杯飲もうかな」
やはり酒好きの人が適量を守るのは難しいのでしょうか…。

 いいえ!
実は堤教授、日記を書く以外にもこんなアドバイスをしていました。

「3合(60グラム)飲んで2日空ける。という飲み方でもいいです」(堤教授)

休肝日を設けた分、ちょっと多く飲める日もある。そうして1週間総量で、帳尻を合わせていたのです。カオルコさんの1週間の合計は144グラム。

適量140グラム未満は達成できませんでしたが、目標にかなり近づくことができました。

1週間後、肝臓の数値を見てみると…。

 

γGTP(ガンマジーティーピー)など、肝臓障害の度合いが分かる数値にしっかり改善が見られました。

適量を守るこんな裏技があったんですね!

 

この実験から分かるのは、休肝日の大切さ。

「休肝日は必要だと思います。というのも24時間、あるいは48時間、アルコールやアセトアルデヒドを分解する肝臓を休ませてあげるのはいいことです。更に2~3日、間をあければ先ほど言ったCYP2E1の増加も抑制される。いろんな意味で、いいことだと思います。」(堤教授)

また、いろんなお酒をちゃんぽんして飲むと酔いやすいとちまたでは言ったりしますが、その真相はどうなんでしょうか。

「一般的には酒の種類が変わるので味が変わる。そうすると新鮮さを覚えて、飲む量が増えてしまう。ですから、混ぜることが悪いんじゃなくて、飲む量が増えるということだと一般的に言われています。一般的に同じ醸造酒や蒸留酒でも色が付いているもののほうが二日酔いはひどいと言われています。赤ワインと白ワインを比べると、いろいろな成分が入っているため赤のほうが二日酔いになりやすい。」(樋口院長)

「醸造酒の場合、いろんな症状が出る人がおり、そういうタイプの人はちゃんぽんで飲むと症状が出やすい。」(加藤教授)

体質によっては、お酒の種類にも気をつけたほうがよいということですね。

 



<カラダをいたわるおつまみレシピ>

お酒に合う定番のおつまみといえば、唐揚げにソーセージ。フライドポテトなどアブラっぽいものが何かと多いですよね。そんなアブラに偏ったおつまみ。実はそこには大きな問題があるのです。

アルコールをたくさん飲んだときは、肝臓での、アブラの分解が抑えされてしまうのです。肝臓に脂肪が溜まることで引き起こるのは脂肪肝。進行が続けば、肝硬変、更には肝臓がんにもつながります。

お酒を飲むなら、せめておつまみは、カラダをいたわるものがいいですよね。
食と栄養のスペシャリスト。女子栄養大学 栄養学部 専任講師の浅尾貴子さんに聞いてみました。

「お酒に合う食べ物は比較的脂質が多い。アブラっぽいものが多かったり、あと味付けが濃いものが多いので、ほかに野菜であるとか、そういうものも同時に食べるという形にしていただきたいですね。」(浅尾さん)

お酒に合う野菜と言えば、枝豆。
枝豆などの食物繊維が多い食材はアルコールの吸収を和らげ、更に豊富なタンパクは肝臓への働きに期待ができるといいます。

「食物繊維を一緒にお酒のときに取っていただくと、アルコールの吸収が穏やかになったり、体脂肪の合成を抑制してくれたり、そういった効果もあります。」(浅尾さん)

<ビールに合う「枝豆つくね エリンギ添え」>

枝豆をたっぷり入れたつくね。肉は脂が少なく、タンパク質が豊富な鶏胸肉を使います。
更にキノコの中でも食物繊維を多く含むエリンギを添えました。
脂質が気になる場合は、ひき肉になったものを購入する以外に自分で細かく切ると脂の量がコントロールできます。

【材料2人分】

  • 枝豆(むきみ)…50g
  • 鶏むね肉皮なし…150g(ひき肉状に刻む)
  • 生姜(すりおろし)…小さじ1
  • 塩…小さじ1/6
  • 片栗粉…小さじ2
  • 白ねぎ(みじん切り)…大さじ1
  • エリンギ…100g(食べやすくカット)
  • ごま油…小さじ1

【たれ】

  • 醤油…大さじ1
  • みりん…大さじ1
  • 砂糖…小さじ1
  • 酒…大さじ1

【つくりかた】

  1. 刻んだ鶏肉に塩、生姜、片栗粉を混ぜ合わせ、ねぎ、枝豆を加える。
  2. 2つに分けて中火に熱したテフロン加工のフライパンにごま油を温めてエリンギとともに両面を焼き付け、弱火にして蓋をし、中心まで火を通す。
  3. たれの材料を混ぜ合わせて加え、全体にからめて盛り付け、出来上がり。

 <ワインに合う「枝豆と牛肉とトマトのサラダ キウイドレッシング」>


食物繊維がたっぷり。トマトに含まれるリコピンはアルコール代謝を促進する作用があるとか。ドレッシングにはみじん切りしたキウイを使います。キウイにはビタミンCやEが含まれ、活性酸素の除去に期待ができます。

【材料2人分】

  • 枝豆(むきみ)…50g
  • 牛肉しゃぶしゃぶ用もも肉…100g
  • 玉ねぎ(薄くスライスして水にさらす)…30g
  • ベビーリーフ(洗って水気を取る)…50g
  • トマト…200g

【ドレッシング】

  • キウイフルーツ(みじん切り)……1/2個分
  • 塩……小さじ1/4
  • 粒マスタード……小さじ1
  • オリーブオイル……小さじ2
  • 白ワインビネガーまたは米酢……小さじ1

【つくりかた】

  1. 牛肉は塩湯でさっとゆでて食べやすくカットし、トマトは食べやすく一口大にカット。
  2. ボウルにドレッシングの材料を混ぜ合わせ、野菜類と肉を入れて全体をからめ、器に盛りつける。

 <日本酒に合う「納豆もどき」>

日本酒に合うのは「納豆もどき」。枝豆を納豆に見立て食物繊維を多く含む山芋やオクラ、めかぶなどのネバネバ食材を使い、だし醤油と合わせました。
食物繊維の多いめかぶ、山芋、オクラを一緒にとれる、ネバネバコンビの和え物です。

【材料 2人分】

  • 枝豆(むきみ)…80g
  • オクラ(軽くゆでる)…3本
  • めかぶ…50g
  • 山芋…30g
  • かまぼこ、またはちくわ…30g
  • かつお節…大さじ2
  • だしじょうゆ…大さじ1

* 好みでワサビ小さじ1/2(2人分)を上に乗せてもよい

【つくりかた】

  1. オクラは小口切り、山芋は粗みじん切り、かまぼこは薄い短冊切りにし、全ての材料を混ぜ合わせて小鉢に盛りつけ、スプーンを添える。

NHKオンデマンド

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