耳ツボダイエットのメカニズムは?

2017年6月8日(木)BSプレミアム 午後9時00分~ 午後10時00分

漢方で無理なく スリム&ビューティー

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<耳ツボダイエットのメカニズムは?>

今話題のツボがあります。耳のツボを刺激する耳ツボダイエットです。

耳ツボダイエットに使うのは粒状の鍼(はり)。これを薄いテープでダイエットに有効とされる耳のツボ、5か所に貼り付けます。こうした耳ツボダイエットを続けた人の中には、食欲そのものが抑えられたという人がいます。 

そんな耳ツボダイエットの効果を科学的に検証する動きが始まっています。なぜ耳ツボで食欲が抑えられたのでしょうか。

 

日本鍼灸理療専門学校、教務主任の小島孝昭さんは、東海大学と共同で耳ツボによる減量効果の研究を行い、論文として発表してきました。

小島さんは耳ツボによって食欲が抑えられるメカニズムを次のように考えています。

「耳ツボを刺激しますと、耳にきております迷走神経を通りまして脳にその刺激が伝わります。それと同時に全身にあります白色脂肪細胞からレプチンというホルモンが産生されて、血中に出ると。結果的に食べなくなりますから、体重が落ちるということですね。」(小島さん)

 

迷走神経とは、副交感神経の一つでカラダをリラックスさせる働きをしている神経です。

 

この迷走神経を刺激するとカラダの脂肪細胞の中からレプチンというホルモンが作られます。レプチンは、脳の視床下部にある摂食中枢や満腹中枢に働きます。そして満腹感を増してくれるというのです。


東京有明医療大学教授の安野富美子さんによると、耳には100以上のツボがあるとされています。

そのため、一番いいのは、やはり資格を持った鍼灸師の方にしてもらうことだそうです。

 

 


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<美容はりで小顔 はりはなぜ効く?>

  矢野忠 西村理恵 「現代鍼灸しんきゅう学14巻」より

ツボといえば、もう一つ忘れてはいけないのが鍼(はり)。美容の目的で鍼や灸を経験した人の調査では、8割以上がリフトアップや小顔効果を得たと報告されています。

 

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美容のために施す鍼の効果を科学的に調べている東京有明医療大学の安野教授は、その理由が顔の血流の変化にあると考えています。

安野教授が行った実験では、長さ15ミリ、直径0.16ミリの鍼を使用。
被験者の顔の10か所に鍼を打ち、血流の変化をみます。
皮膚の深さ0.5ミリのところの赤血球の流れが色で表示されます。

[取材協力:東京有明医療大学 安野富美子教授]

早速鍼を打ち、15分間の測定を開始、鍼を打った後の顔の血流の変化を調べます。
鍼を抜いた後も血流は増え続け、鍼を刺さなかった状態に比べ8%まで増えました。
なぜ顔の血流が良くなるのでしょうか。

そのメカニズムはこうです。
鍼を打つと、まずカラダは外部の刺激から自分を守ろうと反応します。その一つが軸索反射と呼ばれるもので、これによって血管を拡張する物質が出されます。

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[取材協力:東京有明医療大学 安野富美子教授]

 

同時に、鍼による刺激は感覚神経を通って脳に伝わります。すると今度は脳からの命令で自律神経が反応し、血管を拡張する働きをします。この二つの作用が重なり、血管が拡張され、血流が良くなると考えられています。


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「血流が良くなることによって、小顔効果や美肌効果をもたらしている可能性があると考えております。」(安野教授)

NHKオンデマンド

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