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悪夢

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  • 12月12日ドラマ「悪夢」アフタートーク
三角形

特別対談 主演・ハウス加賀谷×脚本家・宇田 学

ドラマ撮影も大詰めを迎えた10月20日、
ロケが行われている大阪なんばの名物ビル、味園(みその)ビル地下に潜入!
主人公の瀬戸内真を演じたハウス加賀谷さん、
そして脚本を担当した宇田学さんにインタビューを敢行。
日本のテレビ史上初!?の試みバリバラ特集ドラマ「悪夢」にかける思いとは?

今回の「悪夢」では制作の初期の段階から、
加賀谷さんがたずさわっているとお聞きしたんですが。

加賀谷 はい、どんなドラマにしようか?って最初の打ち合わせの段階から参加させていただいてまして。そのときに(宇田さんを見て)あ、こいつはできるな、と思いましたね。

宇田 (笑)

「悪夢」のキャストはほぼ障害者とのことですが、
脚本を書く際に気をつけたことはあります?

宇田 あんまり考えないようにしましたね。セリフが言えないんじゃないか?とか表現できるのかな?とか。でもそこで躊躇しちゃうと面白くなくなると思ったんです。とにかく書いてみて、もしできなければ現場で変えていけばいいかな、と。

なるほど、脚本に躊躇は禁物、と。

宇田 はい。障害の話をドラマにするのって難しいと思うんです。通常は俳優さんが代わりに(障害者を)演じることが多いですよね。だけど今回(障害者の)みなさんが演じるからといって脚本で躊躇しちゃうと偏見になってしまう、と思ったので。そこは注意しました。もちろんバリバラのスタッフのみんなと話し合って。番組の意図を汲んで。

加賀谷さんの実体験はストーリーに?

加賀谷 僕は統合失調症の当事者ですけど、変な偏見がつかないようにしたいと思ってるんですね。僕も幻覚や幻聴に悩まされたことはあったんですけど、今回はドラマですので、役の瀬戸内真という当事者が、幻覚のシロイヒトを見る、というひとつの症例を演じさせてもらってます。あと僕は本業がお笑い芸人という下々の者ですので…。

宇田 (笑)いやいや偉大ですよ!

加賀谷 …なのでオーバーアクションのところもあるんですけど、それもバリバラの要素だと思いますし、ひとつのエンターテイメントとして成立させたいと思ってます。宇田さんと(演出の)福岡さんの力で!

おまえの力じゃねえのかよ! と、キックさんのツッコミが聞こえてきそうです。

加賀谷 はい、いまお弁当を食べ終わってノープランでこの取材に挑んでる状態です!

宇田 (笑)

加賀谷 でも、このドラマには賛否両論あると思うんです。統合失調症だからといってみんながみんな瀬戸内真のようではないですし、そこを分かって楽しんでほしいですね。

加賀谷さんはドラマ初主演ですよね?

加賀谷 実はですね、考えると僕はラッキーボーイなんですよ。復帰して、このバリバラが始まりまして。当事者としてそのとき素直に思った気持ちは、シメシメ!なんですね(笑)。そして今回、このオファーをいただいたときは、そら見たことか!と。

宇田 オレの時代が来た、と?

加賀谷 そうです! まぁ、これは僕の人徳ですので、なかなかみなさんには真似できることじゃないかもしれません。ラッキーですみません!

宇田 (笑)

演技に関してはいかがです?

加賀谷 僕の病歴が演技に活かせれば、と思いますね。(障害者は)病状やそのときどういうことを感じたか、というのはストックしてるんです。それは、のちのち生きていくための自分の財産になるんです。僕みたいな仕事をしてるとそれが武器にもなるんです。このドラマでその武器を活かせてる、と思ってますね。

ずばり「悪夢」の見どころを教えてください!

宇田 障害者の出ているドラマは挑戦だと思うんです。だから、さっき加賀谷さんがおっしゃったように賛否両論があると思うんですけど、賛否両論がバリバラの精神やと思うので。個人としては自分の脚本でそこにどう勝負できるか、が挑戦でしたね。そのチャレンジそのものが見どころだと思います。

加賀谷 じっさいどう転ぶか、というのは分からないんですよ。出来上がりを見て僕自身がどんな感想を持つか、楽しみです。このドラマには、いろんな障害を持ってる方が出られてますが、どんなひとでも充実した毎日を過ごすことがいちばん大事だと思うんです。だから、みんながこのドラマに熱中することができるのは幸せであり、主人公が僕であることは光栄であり、僕の人間的魅力からするとそれは当然であり…嘘です。

宇田 (笑)