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12月28日(金) O.A

  • 生活
  • テーマ「大人の発達障害①」 ゲスト:ホリ
    家庭での悩み

シリーズ「大人の発達障害」。1回目は家庭での悩み。夫がアスペルガー症候群の夫婦は、夫が2つのことを同時にできないため、食事中はいつも無言。言いたいことも伝わらず、妻のイライラは最高潮に! さらに発達障害の人のための、達人による片づけテクもご紹介。夫婦で発達障害とどう向き合うのか、その方法を考える。

 

今回の名言

  • 「カップラーメンと同じ。3分見よう」
  • (笹森 理絵 アスペルガー症候群・ADHD・LD・発達性協調運動障害)
  • …「お風呂を見て来て」と夫に言われ、お湯が浴槽からあふれている様子を眺めて戻ってきたエピソードを振り返って一言。コントの様な話も、「言葉を文字通りにしか受け取れない」という発達障害の特性としてよくあることだそうで、スタジオの出演者の間でも共感が。
  • 「診断受けたからっていって、だからどうなるのか」
  • (柴山 真紀)
  • …結婚10年目で夫が発達障害と診断を受けた柴山真紀さん。障害が原因と分かったことでかえって不満をぶつけられなくなり、怒りをため込んでしまうようになったという。当たり前だが、診断がくだっても、本人と家族の生活の困難が急に改善されるわけではない。そこからどうするのかを考えるという課題が残るようだ。
  • 「心地よさがすごく大事」
  • (中谷 正恵 高機能自閉症)
  • …自閉症の娘を持ち、自らも障害がある中谷さん。発達障害の生活を研究し、支援を行ってきた。発達障害の当事者は、ストレスを抱えやすい。障害の特徴に応じた環境作りによってストレスを軽減し、のびのびと暮らしていくことが大切だと語った。
  • アフタートーク
  • 「家の夫婦げんかなんてのも
    まだまだ甘ちゃん」
  • ゲスト ホリさん

今回のゲストは、ホリさん。ホリさんを迎えてのテーマは、発達障害(家庭編)。スタジオでは、自分に置き換えて考える様子が見受けられました。さて、出演されて“ぶっちゃけ”どうでした?

おもしろかったですね。途中、みなさん、障害があるのを忘れちゃいましたね。個性が強い人たちが診断されているというか、何かしらみんな予備軍なんじゃないかと、友だちとかでもそういうところがあるんじゃないかと思ったし。ゲストのみなさんの生活上で気をつけていることとかを聞くと、それって自分にも当てはまるところがあったり、すごく人として基本的なところだなと、気付かされることが多かった。日本語の奥ゆかしさが逆に伝わりにくかったりするところもあって、言葉の勉強にもなった気がしますね。

なるほど。言葉の持つ意味をそのまま受け取ることもある発達障害の方の特徴を考えると、行間を読むであったり、伝わりにくい言葉というのを、改めて意識させられますね。
例えば、タモリさんがよく言われていましたが「こちらハンバーグステーキになります」って、店員が品物を持って来るんだけども、もう既にそれはハンバーグステーキになっている、これからなるのかよって、そういう日本語の変なところってあるよなって。ほかにも、女の子にイケメンが、優しく「バカだな」って言うと、キュンとくるじゃないですけれど、そういうことも言葉通りに受け止めると、ただ「バカ」って言っていることですよね。

ニュアンスを捉えるというようなところが、一般常識で、それは受け手側の義務と捉えられているところがありますね。でも、その点、受け手に対して、お笑いに携わる人は寛容なんじゃないかと思うんですが。
人と違うということが(個性だと捉えて)逆におもしろいんじゃないか、という観点はみなさん持っているんじゃないかと思います。でも、なんでこんなこともできないんだよって一般常識に照らして、考えることもあるので、それは、自分の器がちっさいのか?(笑)って、おもっちゃいますよね。難しいですよね。今日のみなさんは、認定されて1年とか10年とか仰っていて、そんな中、中谷さんは20年!「みんな、まだまだ甘ちゃんだね(笑)」というのを聞いて、(自分の)家の夫婦げんかなんてのもまだまだ甘ちゃんなんだなぁなんて思いましたよね(笑)。そういう意味で、寛容さというか自分のに置き換えて、考える機会にもなりました。

なるほど。それでは最後に、一言お願いします。武田(鉄矢)さん!
(モノマネで)そうだね。世の中さ、そんな生徒ばかりじゃないから。優しい気持ちになったほうがいいじゃないかな。



  • 発達障害・片づけのポイント
  • 自閉症スペクトラム支援士
    中谷正恵さん

番組の中で、なかなか片づかない笹森家を見事再生させた中谷さん。普段は自閉症の子供の生活支援をお仕事にしています。発達障害の人が混乱せずに暮らすためには、物や情報の整理整頓が重要と考えている中谷さんに、片づけに悩む人たちへ成功のポイントをまとめて頂きました。

①まず欲張らず、小さなところに限定して始める
いきなり家全体・部屋全体を片づけようと頑張り過ぎないこと。これ結構大事です。
例えば「洗面所だけ」とか「机のこの引き出しだけ」とか、最初は手をつけ易く、すぐに片づけられそうな所に限定して挑戦してみる。片づけが苦手な発達障害の人は、片づける、というだけで精神的な負担が大きいので、まず「できる」という達成感を味わうことが大事なのです。


②自分に合った片づけ方を見つける
一人でやると挫折しがちなので、必ず信頼できる人と一緒に楽しく作業しましょう。
一方、一緒に作業する人は自分の価値観を押しつけず、当事者本人の特性や価値観に合った片づけ方を模索する必要があります。そうでないと、その時は片づいたとしても、その状態を維持するのは難しくなってしまいます。初めは専門家(※)の手を借りて、自分に合ったやり方を知るのも有効です。


↑笹森理絵さんは、発達障害の特性で細かい手先の作業が苦手。
服をたたんでしまうのが難しいので、引き出しよりもハンガーかけ中心の収納にした。


③どうなれば心地よいか? を考える
「片づけ」は目標ではなく、生活を快適にする手段に過ぎません。完ぺきにやらねば、と考える必要はなく、どこまでやれば当事者が無理をせずに済み、家族が許容できるか。
そこにたどり着くためにはどうしたらいいか、を話し合いましょう。
大事なことは、みんなが心地よく暮らすこと。
たいして片づけなくても、みんなが心地よければそれでよし、という発想だってあるのです。


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