2010.06.11
NHKがゴールドニンフ賞を受賞するのは、2009年に続いて2年連続、「テレビ映画」部門でゴールドニンフ賞を受賞するのは、1984年の「野のきよら山のきよらに光さす」以来26年ぶりのことです。
なお、この番組は2010年6月27日(日)BS2、午後1:00〜5:00「ザ・ベストテレビ」内で再放送される予定です。

広島発ドラマ 「火の魚」
2009年7月24日 53分
フィクション番組部門(テレビ映画)
ゴールドニンフ賞
島に閉じこもって独り暮らす小説家、村田(原田芳雄)。かつては都会に住み、ベストセラーを連発した流行作家だが、10年前に郷里の島に戻った。大きくて真っ赤な金魚をかわいがっている以外は、誰とも交わらない、偏屈モノだ。村田の原稿を受け取りに島に通ってくるのは、東京に住む女性編集者、折見(尾野真千子)。
はじめは折見を疎ましく思い、折見と丁々発止のバトルをしていた村田だったが、しだいに折見が来るのを心待ちにするようになる。
ある日村田は、小説の装丁に金魚を使おうと思いつき、魚拓を取る作業を折見に命じる。折見は固辞するが、ついに、燃えるような魚拓を完成させ、それっきり姿を消す。
出版社の上司は、意外な事実を村田に告げる。折見はガンを発病し、手術のために入院した、と。数年前に治ったと思われた癌が、再発したのだ。村田は、矢も盾もたまらず、折見に会いに10年ぶりに東京へ向かう。生きる意味と人を思う心を忘れてしまった孤独な老人と、残された時間を慈しむように生きる女性が紡ぐ、“いのち”の物語。
