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放送済みの作品(2006年)

『おいしいコーヒーのいれ方 X
〜夢のあとさき〜』(全5回)

【放送日】
12月18日(月)〜12月22日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

原作:村山由佳
脚色:佐藤ひろみ
音楽:梶本芳孝
演出:大久保篤
技術:浜中邦基
音響効果:菊地亮


出演:内田健介 長谷川真弓 大野雅一 大高洋夫
太刀川亞希 ほか


あらすじ:春になりとうとうかれんは鴨川に引っ越した。初夏から夏になり、勝利が携帯電話で連絡を取ろうとしてもなかなかかれんは出てくれない。陸上部の部活もスランプだ。そんなある日、かれんが過労で倒れたことを知った勝利はあわてて駆けつけるが、病院で、かれんを慕う中沢と遭い、激しい嫉妬に駆られてかれんを責めてしまう。すぐに後悔し、退院したかれんをかいがいしく面倒見る勝利。そして夏祭りの夜、かれんから、しばらく電話できなかった訳や、中沢のことをきっぱりと断ったことを聞いて二人のわだかまりは解ける。その夜、薄青い蚊帳の中で初めて二人は結ばれるのだった。

 

『おいしいコーヒーのいれ方 IX
〜聞きたい言葉〜』(全5回)

【放送日】
12月11日(月)〜12月15日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

原作:村山由佳
脚色:佐藤ひろみ
音楽:梶本芳孝
演出:大久保篤
技術:浜中邦基
音響効果:米本満


出演:内田健介 長谷川真弓 大野雅一
大高洋夫 太刀川亞希 ほか


あらすじ:転職と引っ越しの意志を両親である佐恵子叔母たちに告げたかれんだったが、佐恵子は猛反対。かれんはとうとう秘密を打ち明ける。自分が佐恵子たち両親の本当の子供でないと知っていたこと、そして介護福祉士として働きたいと思っている施設には本当のおばあちゃんもいることを。平和だった花村家に衝撃が走る。黙ってかれんの望む通りにさせようと思っていた勝利だったが、クリスマスの夜、本当は離れたくないと告白し、乱暴に押し倒すとキスをしてしまう。かれんも正直につらい気持ちを告白する。やっとお互いの想いを確かめ合う二人だった。

 

『おいしいコーヒーのいれ方 VIII
〜優しい秘密〜』(全5回)

【放送日】
12月4日(月)〜12月8日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

原作:村山由佳
脚色:佐藤ひろみ
音楽:梶本芳孝
演出:大久保篤
技術:浜中邦基
音響効果:米本満


出演:内田健介 長谷川真弓 大野雅一
大高洋夫 太刀川亞希 ほか


あらすじ:和泉勝利は大学2年生。友人に内緒で始めた一人暮らしは軌道に乗り、いとこの花村かれんとの仲も順調だった。しかし、勝利に想いを寄せる同級生のりつ子は、勝利の引っ越しを知ってしまい、そのショックから叔母の佐恵子に勝利とかれんの仲をほのめかしてしまう。佐恵子の厳しい追求を辛くも切り抜ける勝利。翌日アパートに謝罪に訪れたりつ子だったが、情緒不安定な様子で、好きでもない男と一夜を共にしたと告白する。勝利は、自分へのかなわぬ想いのためにぼろぼろになってしまったりつ子を思わず受け入れてしまう。一方かれんは介護福祉士になることを決意していた。

 

『おいしいコーヒーのいれ方 メモリーズ』

(全10回)

【放送日】
11月20日(月)〜11月24日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
11月27日(月)〜12月1日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:村山由佳
脚色:佐藤ひろみ
音楽:梶本芳孝
演出:大久保篤
技術:浜中邦基
音響効果:和田尚也


出演:内田健介 長谷川真弓 ほか


あらすじ:2004年直木賞作家の村山由佳原作「おいしいコーヒーのいれ方」シリーズは、ナイーブな青年、和泉勝利と、5歳年上の美しいいとこ、花村かれんとの、甘くせつない恋愛模様を描いて、若年リスナー層を中心に絶大な人気を誇っている。平成8年に第1シリーズを制作してから今年で10年目となるこの人気作品を、放送された7つのシリーズのダイジェストで振り返るとともに、主演の二人、内田健介と長谷川真弓のトークで、開始からこれまでの制作秘話をリスナーにお楽しみいただく。


現場からひとこと〜演出・大久保篤:
今回は過去の保存テープのドラマ抜粋と内田健介さんの新録ナレーションを組み合わせて制作しました。第1シリーズから第7シリーズまで、全部で45回分を10回にまとめるのはなかなか難しかったですね。でも内田健介さんの声はちっとも老けていないんです。10年前の声と現在の声がうまく溶け合うかどうかが一番の心配事だったのですが拍子抜けするほど簡単に解決しました。そして主役のお二人によるトークでは、私たちスタッフも初めて聞くようなお話が次から次へと飛び出してきて、短い時間しか放送できないのが残念なくらいでした。毎日放送時間の最後にお送りする「蔵出し」トークもぜひお楽しみに!

 

『ドラマ 古事記〜神代篇〜』(全10回)

【放送日】
11月6日(月)〜11月10日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
11月13日(月)〜11月17日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

作:市川森一
音楽:小六禮次郎
演出:真銅健嗣
技術:西田俊和
音響効果:菅野秀典


出演:石坂浩二 戸田恵子 江守徹 森繁久彌
石田太郎 柳澤愼一 田村元治 井出みな子
西村淳二 建藏 井上倫宏 加賀美幸子(語り部)


あらすじ:日本最古の歴史書「古事記」。イザナキ、イザナミからアマテラスとスサノオ、オオクニヌシ…など馴染みの深い神々のエピソードと日本誕生の物語を神話エンターティンメントとして描く。昨年秋、特集オーディオドラマとして好評を博した番組を再編集して送る。太安万侶(おおのやすまろ)が書き記す「古事記」に対し、時の権力者藤原不比等(ふじわらのふひと)が対立していくという奈良時代の政治状況も縦軸におく。

 

『死神の精度』(全5回)

【放送日】
10月30日(月)〜11月3日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

原作:伊坂幸太郎
第1回「死神の精度」
第2回「死神と藤田」
第3回「恋愛で死神」
第4回「吹雪に死神」
第5回「死神対老女」
脚色:浜田秀哉
選曲:伊藤守恵
演出:川野秀昭
技術:大塚豊
音響効果:三谷直樹


出演:小原雅人 真夏竜 坂野友香 阪本浩之
手塚祐介 浜丘麻矢 井口恭子 悠木千帆
岩崎ひろし 中村彰男 瀬戸口郁 佐々木すみ江 ほか


あらすじ:主人公はちょっと変わった死神。死神は調査部から派遣され、自分の担当する人間を七日間観察し、その人間の死の判断を下す。仕事熱心な死神はじっくりとターゲットの人間に関わる。恋愛、信頼と裏切り、老婆の願いなど人間が抱える様々なテーマに死神が関わる中で、人間の愚かさや業ばかりでなく、心の暖かさも浮かび上がってくる。「死」を扱いながらもユーモラスに人間の本質を描いた、人気作家・伊坂幸太郎の連作短編集を5回連続でオーディオドラマ化する。


現場からひとこと〜演出・川野秀昭:
「死神」が登場するとなると「不気味な話」、という感じもしますが、ここに出てくる死神・千葉は、クールな物腰でありながら、どこか人間社会とズレていて、可笑しささえ漂わせている人物、いや死神です。飄々とした千葉が様々な人間と関わっていくうちに、伝わってくるのは人間の「死」よりもむしろ「生」であるかもしれません。また、音楽好きの死神・千葉が心惹かれる音楽はどんな曲になるかもお楽しみポイントです。千葉を演じるのは小原雅人さん。オーディオドラマではこれまでに『五つの贈りもの』や『ウォーターマン』にご出演いただいていますが、お話ごとに毎回違う外見や年齢になるという千葉をいかに演じているのか、どうぞお楽しみに!

 

『垂直の記憶』(再)(全5回)

【放送日】
10月23日(月)〜10月27日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

原作:山野井泰史
脚色:白石マミ
音楽:長谷部徹
演出:真銅健嗣 清水拓哉
技術:嶋岡智子
音響効果:林幸夫


出演:阿南健治 進藤一宏 松熊明子 斉藤志郎


あらすじ:世界的ソロ(単独)クライマー山野井泰史(40)。なぜ、単独(少人数)でしかも酸素ボンベを使用せず、世界の高峰に挑むのか。野球で挫折した高校生がトレーニングに励む山野井氏と出会った。山野井氏自ら書き下ろした半生と登攀記録を原作に、死と隣あわせの極限登攀を山岳アドベンチャーとしてドラマ化する。合わせて彼の生きざまを通して、強烈なメッセージを若き世代に伝えたい。

 

『ベルリンの秋』(全15回)

【放送日】
10月2日(月)〜10月6日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
10月9日(月)〜10月13日(金) 22:45〜23:00(6-10回)
10月16日(月)〜10月20日(金) 22:45〜23:00(11-15回)

原作:春江一也
脚色:谷登志雄
選曲:伊藤守恵
演出:小林武
技術:鏡唯夫
音響効果:米本満 西ノ宮金之助



出演:高橋和也 高橋かおり 若村麻由美 上杉祥三
吉見一豊 大友龍三郎 麻生侑里 後藤果萌
林隆三 山本陽子


あらすじ:1973年、在東ドイツ日本大使館勤務の堀江亮介は、秘密警察「シュタージ」の中に「ベルリンの壁」崩壊と統一ドイツの成立を願う反体制組織があることを知る。堀江はかつての恋人の娘シルビアと再会し、二人は愛しあうようになる。彼らは反体制組織とソ連邦の暗闘に巻き込まれ、そのさなか、シルビアは他人の子を宿す。シルビアを愛する堀江は、その子を自分たちの子として育てる決意をし、彼女に出産を勧めるが……「ベルリンの壁」が崩壊し、歴史が激しく動いたその大波に翻弄されながら、ドイツ人女性との愛を貫く一人の日本人外交官の姿を描く。


現場からひとこと〜演出・小林武:
青春アドベンチャー「ベルリンの秋」は、春に放送した春江一也原作「プラハの春」の続編です。主人公は同じ外務省職員の堀江亮介。チェコの“プラハの春”運動のときに知り合った東ドイツ人カテリーナの娘“シルビア”と幾多の困難を経て1989年“ベルリンの壁”の崩壊で再会し結ばれるまでを描きます。サスペンス・タッチも堪能して頂きたいのですが、根底にある体制の違う国同士の男女の愛の姿に想いを馳せて欲しいと願っています。日本人と当時の東ドイツ人の恋愛が如何に困難であったかと想像して下さい。
「プラハの春」を聴かれた出演者の方が“過酷な政治情勢の中で懸命に生きた人たちが居るなんて知らなかったわ。それに比べて日本人は幸せでもあり、ノンビリしているわね”と仰られました。その感想は制作者にとっても原作者にとっても嬉しい限りです。
今回は続編に当たる「ベルリンの秋」を3週間に渡ってお送りします。是非お聴き下さい。

 

『しゃばけ2』(再)(全10回)

【放送日】
9月18日(月)〜9月22日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
9月25日(月)〜9月29日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:畠中恵
「ぬしさまへ」
脚色:佐藤ひろみ
選曲:伊藤守恵
演出:吉田努
技術:小林清 谷田洋一
音響効果:野村知成 岩崎進


出演:金子貴俊 中村まこと 大竹周作 大沢健
頭師孝雄 永井一郎


あらすじ:病弱で心優しい若だんな・一太郎が、摩訶不思議な妖怪たちの力を借りて難事件を解決していく推理人情時代劇『しゃばけ』の続編。今回は、実の兄である松之助との再会を果たす「空のビードロ」や、一太郎の出生の秘密に関わる妖怪と人間の恋話「仁吉の思い人」など短編6本を、15分×10回のお話にして放送する。いくつかの出来事を通じて、市井に生きる人々の心に触れた一太郎が「妖怪たちに頼らずに生きていける立派な大人になりたい」と決意していく成長物語として、感動的に描きます。

 

『しゃばけ』(再)(全10回)

【放送日】
9月4日(月)〜9月8日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
9月11日(月)〜9月15日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:畠中恵
脚色:佐藤ひろみ
選曲:伊藤守恵
演出:松本順
技術:小林清 西田俊和
音響効果:平塚清


出演:金子貴俊 中村まこと 大竹周作 岡本易代
頭師孝雄 永井一郎


あらすじ:しゃばけ(娑婆氣)とは・・・俗世間における、名誉、利得などのさまざまな欲望にとらわれる心、のこと。大店の若だんな・一太郎(17)は病弱。そのせいかどうか、彼の周りにはやたらと妖怪がとりまいている。ある夜、親に内緒で夜歩きをしていて、殺人事件に遭遇してしまう。以来、犯人から命を狙われる羽目になる。犯人は欲に取り付かれた、妖怪のなり損ねだった。江戸の町を妖怪が跋扈する一風変わった時代劇アドベンチャー。

 

『バッテリー』(再)(全10回)

【放送日】
8月21日(月)〜8月25日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
8月28日(月)〜9月1日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:あさのあつこ
脚色:丸尾聡
選曲:伊藤守恵
演出:岡本幸江
技術:鈴木清人
音響効果:篠遠哲夫 土屋和樹


出演:宮野真守 二見史龍 石丸謙二郎 八名信夫


あらすじ:父の左遷で祖父の町に越してきた巧は中学生。名監督と言われた祖父のそばで野球ができることを喜ぶ巧だが、転校先の中学の野球部は弱小チームだった。だが巧は、自分の力だけを信じ、自分の力だけで大会に行こうとする。誰にも頼らず、自分だけを信じて直球を投げ込む少年は人生も野球と同じようにまっすぐに生きていた。だが、巧を理解するキャッチャー・豪との出会いが巧を変えていく。まっすぐな彼を受けとめてくれるバッテリーを得、家族に支えられながら、巧が少しずつ仲間を信頼し、変化していく様を描いていく。

 

『精霊の守り人』(全10回)

【放送日】
8月7日(月)〜8月11日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
8月14日(月)〜8月18日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:上橋菜穂子
脚色:丸尾聡
選曲:伊藤守恵
演出:真銅健嗣
技術:藤井芳保 水野友晴
音響効果:西ノ宮金之助 稲葉護


 

出演:唐沢潤 大久保祥太郎 渡辺美佐子 建蔵
斉藤とも子 草薙幸二郎 織田優成 酒向芳
石住昭彦 平沼寧 若松武史 渡辺卓
岡村洋一 小林達雄 沢りつお


あらすじ:日本のファンタジーで絶大なる人気を誇るシリーズのドラマ化。腕のたつ異国出身の女用心棒バルサが、異界のものに卵を産みつけられ、危機に直面している皇子を救う!人間世界の刺客たちとの激闘、百年に一度生まれるという異界の卵の秘密。人知を遙に越える巨大な爪の襲撃。主人公と皇子の息をつかせぬ冒険譚のエンターティンメントドラマ。

 

『風になった男』(全10回)

(岡山局制作)

【放送日】
7月24日(月)〜7月28日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
7月31日(月)〜8月4日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:飯嶋和一「始祖鳥記」
脚色:いずみ凛
選曲:伊藤守恵
演出:小林諭
技術:三木康司
音響効果:吉田直矢


 

出演:田畑智子 宅麻伸 吉田晃太郎 平田満
梅垣義明 山口馬木也 中村淳平 ほか


あらすじ:ライト兄弟より100年も前。江戸時代の備前岡山で、空を飛んだ男がいた!その名は幸吉。手製の大凧で岡山城下、旭川の中州を飛んでいたのだ。実在の人物、幸吉の実像に迫りながら、「空を飛びたい」という夢に生涯をかけたひたむきな男の姿を追う。岡山放送局制作の地域発青春アドベンチャー!


現場からひとこと〜演出・小林諭:
時の社会や権力と衝突しながらも、ただひたすら夢を見続けた男の生涯です。幸吉役の宅麻伸さんは、奇しくも幸吉と同じ岡山県の八浜の出身。随所に岡山弁を取り入れ、夢にかける幸吉の破天荒な生き様を凄みのある声で演じていただきました。ハル役の田畑智子さんは、幸吉を密かに慕う恋心を切ないまでに熱演してくれます。梅垣義明さん、吉田晃太郎さん、山口馬木也さんも岡山県の出身。さらに地元の出演者の皆さんもたくさん登場しています。多くの人の思いをのせた地方発のこの物語が、全国へと飛び立って届くことを願っています。「風になった男」の夢は叶うのか!ご期待ください。

 

『ウォーターマン』(全10回)

【放送日】
7月10日(月)〜7月14日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
7月17日(月)〜7月21日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

第1回「人魚岩のおばば」
第2回「流れ着いた銀河」
第3回「シャッター・アンド・ライド」
第4回「やさしい水」
第5回「波の上のメネフネ」
第6回「ブラックバード」
第7回〜第10回「千の波」
原作:松久淳+田中渉
脚色:井出真理
選曲:伊藤守恵
演出:真銅健嗣
技術:加村武 高橋英明
音響効果:岩崎進 井上直美


 

出演:ささきいさお 平栗あつみ 天宮良
松永玲子 銀河万丈 中野若葉 阪本浩之
萩野崇 両國宏 山口晃史 田宮英晃 小原雅人 ほか


あらすじ:ウォーターマンとは、海とともに生き、海を愛する父親のような存在のこと。ハワイと日本を舞台に、幼い時父親と死別したバツイチキャリアウーマンの千波(27歳)が、亡き父親と奇跡の再会を果たす。レジェンドと呼ばれるサーファー達ウォーターマンのエピソードも交え、失いかけた自分の姿を取り戻す『愛』の物語集。


現場からひとこと〜演出・真銅健嗣:
「耳を澄ましてごらん。・・・風の音、波の音。・・・聞こえてこないかい?ウォーターマンの物語・・・・・・」
ささきいさおさんと平栗あつみさんの語りが、白砂の波打ち際へと誘ってくれることでしょう。日に焼けた笑顔がまぶしいウォーターマンと、彼らに出会って優しさを知る人々の美しい物語集です。何人ものウォーターマンが登場しますので、お気に入りのウォーターマンを見つけるつもりでお聴きください。ハワイの風を感じさせる音楽も合わせてお楽しみいただけると思います。全10回聴いていただけたら、感動が2倍、3倍に!?その理由は・・・聴いてみてのお楽しみです。

 

『不思議屋貿易商』(再)(全5回)

【放送日】
7月3日(月)〜7月7日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

「水上の都より来たる」
「記憶貿易」
「海を越えて」
「予言してチョンマゲ」
「雨の庭」
計5作を放送します。
作:
山本むつみ
前原一磨
渥美珠巳
橋本信之
北阪昌人
選曲:伊藤守恵
演出:大久保篤
技術:大塚豊 西田俊和
音響効果:三谷直樹 米本満


出演:尾美としのり 奥貫薫 永井一郎


あらすじ:不思議な貿易商を舞台に描く一話完結のオムニバスシリーズ。コンクール受賞者を中心とした若手作家の発掘/育成を目的として続いてきた企画の第7弾となる。ホラー、コメディ、SFから人情ものまで、若手作家5人がそれぞれの感性で挑んだ、キラリと光る小品を再放送する。


現場からひとこと〜演出・大久保篤:
昨年春に放送した「不思議屋貿易商」10本の中から5本をセレクトしてお届けします。5人の作家がそれぞれの感性で作り上げた不思議な世界をお楽しみください。
シリーズレギュラー永井一郎さんの怪演はいつも通りの素晴らしさですが、さらに、尾美としのりさんと奥貫薫さんが各回ごとに全く別人となる、変幻自在な演技も聞き物です。

 

『金春屋ゴメス』(全10回)

【放送日】
6月19日(月)〜6月23日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
6月26日(月)〜6月30日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:西條奈加
脚色:入山さと子
選曲:伊藤守恵
演出:川野秀昭
技術:水野友晴 藤井芳保
音響効果:山田正幸 島津楽貴


 

出演:高橋一生 余貴美子 飯泉征貴 渋谷琴乃
真夏竜 田原正治 山崎千惠子 山路和弘 林次樹
中村彰男 大門正明 柳澤愼一 ほか


あらすじ:時は21世紀中葉、舞台は『江戸国』という北関東と東北にまたがる鎖国の地。主人公は300倍の難関を潜り抜け江戸移住の権利を得た大学生・佐藤辰次郎。彼が江戸に行くことになったのは、15年前に流行した奇病「鬼赤痢」からの唯一の生還者であり、長崎奉行・馬込寿々(まごめ・すず、通称「ゴメス」)の策略があったからだ。鬼赤痢の謎を追う過程で若者が成長していく、近未来大江戸ファンタジー・ミステリー。


現場からひとこと〜演出・川野秀昭:
第17回日本ファンタジーノベル大賞受賞作の「金春屋ゴメス」を大迫力のオーディオドラマにしました! 辰次郎役の高橋一生さんには、やる気のない若者が様々な経験を通じて成長していく過程をさわやかに演じていただきました。そしてゴメス親分にはあの演技派女優・余貴美子さんが! 怪獣並みに暴れ、暴飲暴食ぶりを発揮するゴメス親分を演じます! ヨソではちょいとお目にかかれない余さんの演技にも大注目! お聞き逃しなく!!

 

『渚にて』(再)(全10回)

【放送日】
6月5日(月)〜6月9日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
6月12日(月)〜6月16日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:久世光彦
脚色:井出真理
選曲:伊藤守恵
演出:保科義久
技術:藤井芳保
音響効果:若林宏 高石真美子


出演:多賀基史 太刀川亞希 谷川俊 齋藤淳
岩下寛 中西陽介 鈴木佳由


あらすじ:夏休み、冬馬(高1)たち中高生を乗せたクルージング・スクールの船が南太平洋で暴風雨に遭い沈没。無人島に流れ着いた少年5名少女2名の7名は、生き抜くために知恵の限りを尽くし、病気や自然の猛威と闘い、性の問題に直面しながら、一日一日大人へと成長していく。孤島での愛と友情と冒険の日々を爽やかに描いた青春冒険小説を10回連続でドラマ化する。

 

『あでやかな落日』(全10回)

【放送日】
5月22日(月)〜5月26日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
5月29日(月)〜6月2日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:逢坂剛
脚色:ふたくちつよし
選曲:伊藤守恵
演出:小林武
技術:鏡唯夫 大塚豊
音響効果:加藤直正 井上直美


出演:磯部勉 大橋吾郎 勝部演之 魏涼子
麻生侑里 馬渕英俚可 森田順平
真実一路 綿引勝彦


あらすじ:大手電気メーカーの新製品発売の極秘プロジェクトが、業界紙に抜かれた!調査事務所長の岡坂が、調査に乗り出すと、そこには広告業界の華やかさの裏に、欲望渦巻く世界が広がっていた。アイドルギター奏者のキャンペーンガール起用をめぐる情報戦に岡坂はすっかり巻き込まれる。クラシックギターの調べにのせて、ビジネス社会に蠢く、激しくも哀しい人間模様をサスペンスタッチに描く。

 

『太陽の簒奪者』(全10回)

【放送日】
5月8日(月)〜5月12日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
5月15日(月)〜5月19日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:野尻抱介
脚色:佐藤ひろみ
選曲:伊藤守恵
演出:保科義久
技術:藤井芳保 水野友晴
音響効果:岩崎進 稲葉護


出演:朴ろ美 草尾毅 郷里大輔 IKKAN 久富惟晴
根本泰彦 掛川裕彦
(朴さんの「ろ」は「王」へんに「路」と表記します。)


あらすじ:日本人作家による本格ハードSFとして高い評価を受けている小説のラジオドラマ化。これは、近未来の異星人との≪ファースト・コンタクト≫モノであり、女性を主役にした宇宙冒険物語である。西暦2006年、水星の表面に突然「人工物」が出現した。リングと呼ばれるその物体は太陽の光を遮り、地球の環境は激変することになる。高校2年生、天文部員の白石亜紀は水星の最初の異変を偶然観測する。その日以来、亜紀は異星の文化を知りたいと熱望し、リングを作った≪リング・ビルダー≫に出会える日を夢見た。2022年、ついにリングに降り立った亜紀(32)は、このリングが、異星人の船団が太陽系にやってくる際に使われる「減速レーザー」であることを知る。2041年、太陽系に到着した異星船への宇宙防衛軍の攻撃直前、ついに異星船に乗り込むことに成功した亜紀(51)は、ついに長年の夢、異星人と遭遇する…。

 

『翼はいつまでも』(再)(全10回)

【放送日】
4月24日(月)〜4月28日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
5月1日(月)〜5月5日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:川上健一
脚色:丸尾聡
選曲:伊藤守恵
演出:松本順
技術:奥村玲子 岡本幹彦
音響効果:平塚清


出演:永島敏行 岩下寛 後藤健流 北尾亘


あらすじ:俺は野球部員。下手で球拾いばかり。そんな時聴いたのがビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」。ものすごい衝撃。自分への応援歌のようで、翌日、教室で笑い者にされながら、大声で歌い続けた。意外にも斉藤多恵だけが無茶苦茶誉めてくれる。彼女は音痴で内気でいじめの対象になっている。彼女の意外な応援で僕も性格がかわってきたように思う。「どうせ自分の力以上のことはできないのだからリラックスして伸び伸びやろうぜ、今やらなくてどうする」ってビートルズも言っているようで、今まで以上に春の大会目指す野球部での練習でも熱が入る。みんなのしおれかけた翼に元気をおこさせる純粋青春アドベンチャー。

 

『プラハの春』(全15回)

【放送日】
4月3日(月)〜4月7日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
4月10日(月)〜4月14日(金) 22:45〜23:00(6-10回)
4月17日(月)〜4月21日(金) 22:45〜23:00(11-15回)
※本作より夕方の再放送はありません。

原作:春江一也
脚色:谷登志雄
選曲:伊藤守恵
演出:小林武
技術:鏡唯夫
音響効果:浜口淳二


出演:高橋和也 若村麻由美 神山繁 石田太郎


あらすじ:1968年のソ連軍の侵攻によって、チェコスロバキアの改革運動「プラハの春」は成功しなかった。その歴史的な事件を、外務省職員と現地の女性との恋や反体制派の若者達の友情を絡めて描く。堀江亮介(27歳)はプラハの日本大使館の二等書記官である。1967年のチェコスロバキアでは、当時民主化を求める反体制派の活動が次第に頻繁に起こっていた。そんな中堀江は反体制活動家のカテリーナ(東ドイツ人)と知り合い恋に落ちる。彼女はプラハ国営放送で、反政府のキャンペーンを繰り広げて居た。民主化に共感する堀江は彼女を庇っていた。また、学生のヤンは実力行使で反体制派を指導していた。情報収集も有り、堀江は彼らの集会にも度々出席した。68年6月ソ連軍はチェコに侵攻してきた。堀江はその状況の詳細を在チェコ大使館から日本の外務省に打電する。プラハ城で久し振りに再会し互いの愛を確かめる堀江とカテリーナ。そして東ドイツ大使館へ出頭しようとする瞬間射殺されてしまう。堀江の「プラハの春」も終ったのだ。

 

『不思議屋図書館』(全10回)

【放送日】
3月20日(月)〜3月24日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
3月27日(月)〜3月31日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

※夕方の再放送は本作(第10回・4月7日)までとなります。

作:
安形眞司「お静かに」
浜田秀哉「吾輩は本である」
しおつか夢「リング」
山本むつみ「極道図書館」
林一臣「花いちもんめ」
橋本信之「本がにゃい」
前原一磨「死者の書」
森顕一朗「移動図書館」
原雅裕「試験前夜」
渥美珠巳「ピクニック」
選曲:伊藤守恵
演出:川野秀昭 大久保篤
技術:鏡唯夫 上村悦也
音響効果:浜口淳二 井上直美


出演:小西美帆 宮崎吐夢 永井一郎


あらすじ:不思議な図書館を舞台に描く一話完結のオムニバスシリーズ。どこかの国のどこかの場所にひっそりと存在する「不思議屋図書館。」この建物の中で、あるいは周囲で、今日も不思議な出来事が起こる……心温まる話から、ホラー、ラブコメディ、SFに任侠ものまで、脚本コンクール受賞者を中心とした若手作家10人がそれぞれの感性で挑んだ、キラリと光る小品をリスナーにお届けする。

 

『風神秘抄』(全15回)

(名古屋局制作)

【放送日】
2月27日(月)〜3月3日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
3月6日(月)〜3月10日(金) 22:45〜23:00(6-10回)
3月13日(月)〜3月17日(金) 22:45〜23:00(11-15回)

原作:荻原規子
脚色:富永智紀
演出:藤井靖(1-5,11-15) 木村明広(6-10)
技術:矢神彰人 加藤政二 浅井英人
音響効果:太田岳二 大西斎 平木和人


出演:小野賢章 石川由依 今井朋彦
井上倫宏 たかべしげこ ほか


あらすじ:源平の戦いが始まろうとしている平安時代末。板東武者の家に生まれた草十郎は一人野山で笛を吹くのが好きな少年だった。主の戦死に絶望し、野原を彷徨ううち一人の少女と出会う。死者の霊を鎮める舞をまっているのだという。草十郎が笛を吹き、少女が舞うと不思議な力が生まれる。その力に目をつける者も現れた。二人の行く手に広がる不気味な、暗雲。移ろいゆく時代を舞台にスケール感あふれる歴史ロマンファンタジードラマ。

 

『垂直の記憶』(全5回)

【放送日】
2月20日(月)〜2月24日(金) 22:45〜23:00(1-5回)

原作:山野井泰史
脚色:白石マミ
音楽:長谷部徹
演出:真銅健嗣 清水拓哉
技術:嶋岡智子
音響効果:林幸夫


出演:阿南健治 進藤一宏 松熊明子 斉藤志郎


あらすじ:世界的ソロ(単独)クライマー山野井泰史(40)。なぜ、単独(少人数)でしかも酸素ボンベを使用せず、世界の高峰に挑むのか。野球で挫折した高校生がトレーニングに励む山野井氏と出会った。山野井氏自ら書き下ろした半生と登攀記録を原作に、死と隣あわせの極限登攀を山岳アドベンチャーとしてドラマ化する。合わせて彼の生きざまを通して、強烈なメッセージを若き世代に伝えたい。

 

『イカロスの誕生日』(再)(全10回)

【放送日】
2月6日(月)〜2月10日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
2月13日(月)〜2月17日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:小川一水
脚色:井出真理
選曲:伊藤守恵
演出:保科義久
技術:奥村玲子
音響効果:平塚清


出演:桑島法子 檜山修之 久川綾 倉田雅世
堀勝之祐 大方斐紗子 宮川洋一 安原義人
根本泰彦 古谷徹(語り)


あらすじ:人類の中に翼を持ち自由に空を飛ぶことができる“新人類”が生まれ始めた。彼らはイカロスと呼ばれた。わだかまりなく共存してきたイカロスと一般の人間たち。だが、一方でイカロスを敵視し、権力を駆使してイカロスを差別・弾圧しようとする集団が現れた。そんな大きな力と戦うイカロスの少女・はるかの活躍を中心に、人類の未来に向かって飛び立とうとするイカロスを描いていくSFファンタジー。

 

『家守綺譚』(再)(全10回)

【放送日】
1月23日(月)〜1月27日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
1月30日(月)〜2月3日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原作:梨木香歩
脚色:丸山智子
選曲:伊藤守恵
演出:木村明広 藤井靖
技術:小出剛 佐藤勝彦
音響効果:太田岳二 平木和人


出演:高橋和也 今井朋彦 天野鎮雄 佳梯かこ
木村庄之助 中田裕子 鈴木林蔵 黒田啓之
黒川慶一 玉腰佳宏 小川千歳 西山諒


あらすじ:時代は今から凡そ百年前。売れない文士の綿貫征四郎は、湖にボートで漕ぎ出したまま行方不明となった親友高堂の家に家守として住むことになる。湖から引いた流れのほとり、隆々としたサルスベリのある庭。木、草、鳥…さまざまなモノ達が征四郎に語りかける。あげくの果てに高堂まで掛軸から漕ぎだして来て……。人間と異界のモノ達との交信を、時に切なく時にユーモラスに描く幻想奇譚。

 

『タイムスリップ戦国時代』(全10回)

【放送日】
1月9日(月)〜1月13日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
1月16日(月)〜1月20日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

原案:鯨統一郎
脚本:山本雄史
選曲:伊藤守恵
演出:保科義久
技術:大塚豊 高山幹久
音響効果:岩崎進 高石真美子


出演:田村ゆかり 織田優成 浜中博史 立川三貴
秋元紀子 中山龍太朗 佐々木睦


あらすじ:2004年1月『タイムスリップ明治維新』では新選組と戦い、2005年1月『タイムスリップ源平合戦』では義経を助けるトリオの活躍で大好評を博した。第3弾は山内一豊とその妻・千代が登場。大活躍のヒロイン・うらら、プロの殺し屋・剣崎薔薇之介、25世紀のタイムトラベル捜査官・石松の強力レギュラーが今回は戦国時代にトリップし、なんと敵対し三つ巴でバトルする。楽しんで聞くうちに歴史にも強くなる(?)面白くてためになるコミカルSF歴史冒険大活劇。源平合戦から帰った高校生・うらら(17歳)は平凡な毎日。そこに薔薇之介が現れ『石松が乱心した』という。25世紀でリストラにあった石松は逆ギレして戦国時代にタイムスリップし、なんと明智光秀になりすまし天下を狙っている。二人は1582年6月2日『本能寺の変』直前にタイムスリップする。

 

『不思議屋博物館』(再)(全8回)

【放送日】
※シリーズの5-12回を放送します。
※1月2日・3日は、17時45分・22時45分とも放送休止となります。
5回 4日17時45分
6回 5日17時45分
7回 6日17時45分
8回 9日17時45分
9回 10日17時45分
10回 4日22時45分・11日17時45分
11回 5日22時45分・12日17時45分
12回 6日22時45分・13日17時45分


作:
5回「花束」 渡辺あや
6回「涙」 北阪昌人
7回「質問の行方」 土屋理敬
8回「風の記憶」 小野田俊樹
9回「バイオリン」 横山玲子
10回「空を仰いで」 横山亮子
11回「靴の中の砂利」 細谷ゆかり
12回「夏の匂い」 原田裕文
選曲:伊藤守恵
演出:吉永証
技術:星野勇一(5回) 西田俊和(6回-12回)
音響効果:野村知成(5回-10回) 藤野登(11回・12回)


出演:田辺誠一(5回)
尾美としのり(6回-10回)
阿部サダヲ(11回・12回)
高橋由美子 永井一郎


あらすじ:シリアス・恋愛・コメディ・ファンタジー・アクションなど、様々なジャンルのドラマに挑む好評の「不思議屋」シリーズ。「百貨店」「旅行代理店」に続く新鋭気鋭の若手脚本家の競作シリーズ第3弾。

 
 
 
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