文化庁芸術祭参加作品
天空の道標(再)
ほんの70年前、星が“戦いの道具”になった時代があった。
【NHK FM】
2013年11月9日 午後10時~午後10時50分(全1回)
(初回放送・2013年7月6日)
【出演者】
森迫永依 渋谷はるか 内野謙太 阿久津秀寿
神山繁 川辺久造 吉野正弘 佐川和正
藤側宏大 石黒光 佐藤銀平 宮内克也
手塚祐介
【作】
井出真理
【音楽】
大谷友介
【スタッフ】
演出:上田明子
技術:西田俊和
音響効果:畑奈穂子
(甲府局制作)
【あらすじ】
東京に暮らす絹田琴子(17)は祖父・勇から古い日記帳を託される。書いたのは勇の姉・久子。久子は1945年7月6日、疎開先の甲府で空襲に遭い17歳で亡くなっていた。七夕前夜、墓参りに訪れた甲府で琴子が出会ったのは、戦争に見舞われた恋人たちと、二人をつないだ星の物語。青年は爆撃機の位置を星によって知り命をつなぎ、少女は青年の無事を祈り星の高度を計算した。旧日本海軍の爆撃機が天体を道標にしていた史実に基づき、“人を殺すための道具”ではなく“希望を託せる輝き”として星を見つめられる「今」のかけがえのなさを改めて考える。
*この番組は、山梨県立科学館が制作したプラネタリウム番組「戦場に輝くベガ~約束の星を見上げて~」(脚本:高橋真理子・跡部浩一)をもとに創作したものです。