無縁社会 私たちはどう向き合うか 2010年4月3日(土)放送

無縁社会の衝撃

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12年連続で3万人をこえた自殺、最近さらに深刻化する児童虐待、そして若い世代に広がる孤独死。私たちは、こうした問題を別々の事柄として日々取材してきました。しかし、そこには、何か共通するものがあるのではないか、そう考えて、議論し、さらに取材を続けました。そして、見えてきたのが、家族、ふるさと、そして会社とのつながりが急速に切れている社会でした。私たちは、こうした社会を「無縁社会」と呼ぶことにしました。

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そして、今年の1月から2月にかけて、この「無縁社会」をテーマにNHKスペシャル、ニュースウォッチ9、おはよう日本などで、キャンペーン報道を行いました。この放送に対して、視聴者の方々から、メールや手紙、電話など、合わせて2,300を超えるたくさんの反響を頂きました。その一部をご紹介いたします。

50代の男性です。
「独り暮らしで退職後、社会とのつながりのない中年の男です。番組を見て、将来の自分を見ているようで、切ない気持ちになりました」

70代の女性です。
「今、自分は、一人でマンションの27階に住んでいます。ある程度、お金はあっても、人ごとではありません。本当に身につまされました」

60代女性です。
「今は、夫婦二人暮らしですが、一人になったらどうなるのか、考えさせられました」

このように、反響でもっとも多かったのが、「決して他人事ではない」という声でした。また、予想外だったのは、若い人たちからのたくさんの反響です。お一人紹介します。

30代の男性です。
「私も未だ独身です。不況の不安定社会の中、「結婚」までは踏み切れないのが、現状です。自分自身を養うのに精一杯です。」

無縁社会が、世代を超えて広がっている現実が見えてきました。こうしたみなさんの反響を受けて、私たちは今日、この問題を改めて考えていくことにしました。これから、2時間にわたってニュース企画やNHKスペシャルを改めてご覧頂き、有識者の方々とこの問題について、話し合っていきたいと思います。まずは、日本全体に広がる無縁社会の様々な現実を取材しましたニュースウォッチ9のシリーズからご覧頂きます。