放送内容

未来塾 公開復興サポート in 熊本

2017年11月11日(土)

森田正光のエンタメお天気講座

未来塾 公開復興サポート in 熊本

森田正光のエンタメお天気講座

今回の未来塾は、お天気キャスター界のレジェンドこと森田正光さんを講師に迎えた50分のスペシャル版!近年多発する異常気象、今年7月に起きた九州北部豪雨では39人の死者を出しました。予測が難しい異常気象から、多くの人を救うには人々に気象に興味を持ってもらうことが重要だと森田さんは言います。そのためには、面白くてわかりやすいお天気解説が必須なのです!森田塾で学んだ東北と九州の学生4人が「人々の記憶に残るお天気解説」を、九州の人たちの前で披露します!

講師

講師

森田正光さん

お天気キャスター

プロフィール

今回の塾生は、気象予報士を目指す東北の男子学生2人に、地震や大雨に悩まされる熊本の女子学生2人です。森田さんが「まず現場を見せたい」と、塾生たちを連れてきたのは福岡県朝倉市。今年7月に起きた「九州北部豪雨」によって大きな被害を受けた地域です。実は、この九州北部豪雨は気象庁を始めほとんどの気象予報士の予想を大きく上回る雨量の、まさに「異常気象」だったのです。森田さんはあえて天気予報の限界を痛感させるこの現場に塾生たちを連れてきました。

天気予報の先にはどのような暮らしがあり、現実があるのか?次に、塾生たちと森田さんは「九州北部豪雨で最大」と言われる土砂崩れが起きた大分県日田市小野地区を訪れました。裏山が崩れ、家に大量の土砂が流れ込んだ日隈トミ子さんは、娘さんの電話で避難をし、難を逃れました。しかし豪雨当日、日隈さんは特に危険を感じていなかったと言います。また、同じ地区に住む石井幹夫さんは、数分前まで声を掛け合っていた消防団員が土砂に巻き込まれ亡くなりました。最新の観測機器や分析をもってしても予測が難しい異常気象。これからさらに増える可能性があるんです。

どのように伝えれば避難が進むのか?そのヒントになる場所があります。激しい雨が9時間に渡り降り続いた日田市上宮町。スムーズな避難によって1人のけが人も出さなかった場所です。キーマンとなったのは自治会長の藤井隆幸さん。当時、藤井さんは自宅の裏の川にあった大きな石に注目していました。祖父の代から「この石が隠れたら危険」と教えられていたのです。ついに石が隠れた時、有線放送で町内に呼びかけ、避難の陣頭指揮を取りました。「地元の人が日ごろから地域の気象に注意を払い、いざとなれば声を掛け合って避難する」。防災の理想形です。

しかし、気象予報士をめざす塾生の本堂さんには、ある心配がわきおこりました。「藤井さんのように防災意識が高い人ばかりではない」。森田さんも、「無関心な人とか、自分には関係ないと思っている人が都会には結構多い。」と同調します。そこで森田さんから課題がでました!「危険な気象現象を無関心な人にも伝わるよう、解説しろ!」この課題には、工夫して伝える側に君たちがなろうよ、という森田さんの思いが込められています。

東京・赤坂にある森田さんが会長を務める会社に、塾生たちは呼び出されました。課題に入る前に、気象解説の極意を教えようというんです。登場したのは、まもなくデビュー予定の新人キャスター。1ヶ月練習をつんできた気象解説をみた森田さんは「全然面白くない」と厳しい指導。「気象解説は人に楽しんでもらってこそ意味がある」と説きます。森田さんは、エンターテインメントとしてもっと身近に感じてもらうために「洗濯指数」など様々なアイデアを考え出してきました。気象のことに少しでも関心を向けてもらおうと、48年間挑戦をし続けてきたのです。

森田さんの会社での講義から1週間。塾生たちは再び東京に集められました。中間報告として熊本女子チームが「ゲリラ豪雨」、東北男子チームが「ダウンバースト」をそれぞれ解説します。両チームとも色んな指摘をされましたが、特に厳しいダメ出しを受けたのは女子チーム。自信なさげな解説に「学生だから許されると思ったら大間違い」と森田さんは激怒します。それは、失敗を受け止め奮起することを期待しているからでした。森田さんは「失敗を恐れずにまっすぐ堂々と真摯に向き合えばいいプレゼンができる」と塾生たちを励ました。

中間報告から2週間後。いよいよ、心に響く気象解説、本番です。地震や大雨に悩まされる熊本の人を前に、3週間の成果を披露します。視聴者目線を第一に考える森田さん、女子チーム・男子チームのお天気解説、どちらが印象に残ったか最後にお客さんに判定してもらいます。さっそく解説スタート!男子チームが解説するのは吹き落ちる突風、「ダウンバースト」です。聞きなれない気象現象ですが、さすが気象予報士の卵!実験を駆使したカナリいい解説です。

「ゲリラ豪雨」を解説する女子チームの出番です。地元民の強みをいかした熊本弁で、お客さんの心をつかみます。さらに、防災研究所を取材し、撮影した「豪雨体験」の映像を紹介します。一時間で300ミリの豪雨を体験した2人は、自分の身を守るためには「現状を知る・臨機応変に行動する・楽観的に考えない」と「ゲ・リ・ラ」を使ったあいうえお作文で防災を呼びかけました。これには、森田さんも「今度使おう!」と、高く評価しました。2組の発表が終了し、お客さんの投票による軍配が上がったのは女子チームでした。雲の種類も知らなかった女子チームの大逆転です。

森田正光さんのまとめ

自分のためじゃなく人を救うために言葉はある。天気予報をやっていると、天気が分かったって天気を変えられないから仕方がないじゃないって言われるんですよ。ところがそうじゃなくて、天気は変えられないけれど行動を変えることができるんですね。明日大雨が降るって言ったら家でじっとしてたり、集中豪雨があると思ったら事前に逃げるとか、より早く行動を起こすことができますよね。だから行動を起こすことによって自分の命を救うというのが天気予報、天気情報、知識なんですよね。

ゴールデンルール

「心に響くプレゼンは“真摯に真剣に、恐れず堂々と”」

ナレーション 吉本実憂のつぶやき

塾生のお天気解説、どちらも素晴らしかったですね。
白組の実験は風の動きを見ることができ、水槽の中には街並みも描かれていたので、風による被害のイメージができ分かりやすかったです。言葉で伝えるだけでなく、イメージさせることも大事ですよね。
紅組は地元ならではの方言で、つかみはOK!って感じでした。それにしても中間報告と違いすぎでしょ~。成長しすぎです(苦笑)『真摯に真剣に、恐れず堂々と!』できた、結果ですね。
自然災害などによる被害がきっと自分の身にもと思わないまでも、起こる可能性がある、と思うことが大切なんだと思いました。そう思っていることで、身につく知識があり、いざという時に行動できるんだと思います。
お天気を知ることも防災になる!今まで空を見上げることはあまりありませんでしたが、これからは、空を見上げてみようと思います。
上を向いて歩こう~♪ですね、気分も前向きになれて一石二鳥です!(笑)

番組応援団長 サンドウィッチマン 今回の一言

【伊達】「ゲ・リ・ラ」のあいうえお作文、よかったですからね、あれを聴いてですね、異常気象に備える心構えを持つ人が増えるといいですね
【富澤】そうですね、俺もしっかり覚えたよ!
【伊達】覚えてますか?じゃあちょっと試してみようかな。
【富澤】現状を把握して~臨機応変に~ライバルになるかもしれない事務所の後輩の芽をつむ
【伊達】おめえ、やたらとカミナリを意識すんな!
【富澤】皆さんカミナリの猛威にはお気をつけください!
【伊達】「ラ」はですね、「楽観的に考えない」ということです。
自分だけは大丈夫だっていう過信が危ないんですね

【富澤】なるほどなって、オメエ!あたりまえのまとめだな!

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