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自然と生きるチカラ 第2週

2017年2月13日(月)

自然と生きるチカラ
第2週:ニコル流 自然と生きるチカラ 「モリノ ガッコウ ハジメマシタ!」

ニコル流 自然と生きるチカラ 「モリノ ガッコウ ハジメマシタ!」

今回の舞台は、宮城県東松島市。この場所に、講師のC.W.ニコルさんが“歴史を変える学校になる!”と断言する新しい小学校が完成!木をたくさん使用した校舎には、ニコルさんのこだわりがあふれています。なんと、校舎の裏の森も教室なんです。子どもたちの冒険心をくすぐる学校とは。 さらに森の教室では、塾生たちのサバイバル力をチェックするため抜き打ちテスト!?あなたは、濡れた木を使って火をおこすことはできますか?目からウロコのニコル流自然と生きるチカラをお見逃しなく!

「森の学校」始業式の前日。講師のC.W.ニコルさんは、塾生たちに震災当時、子どもたちがどんな体験をしたのか感じでもらおうと、東松島市の海岸に呼び出します。ここ野蒜地区は、海に突き出した地形のため、大津波の被害を受け、509人が命を失いました。当時海から1.3キロの場所にある野蒜小学校は、多くの人が避難していました。しかし津波がやってきて、体育館のフロアにいた人々を巻き込んでいったのです。子どもたちはその光景を目の当たりにし、心が深く傷つきました。そこで東松島市から小学校の再建を依頼されたニコルさんは、子どもたちと一緒に新しい「森の学校」づくりのアイディアを練ってきました。

森の学校は、山を切り開いて新しく造成された住宅地にあります。今の6年生は、小学校に入学する直前に震災に遭い、長い間仮設校舎での学校生活でした。短い間だけでも新しい学校に通えるようにと、完成を急いできました。木造の校舎にこだわったニコルさん。子どもたちに四季折々の変化を感じてもらおうと、教室の大きな窓からは森が見渡せるようにしました。こだわりはこれだけではありません。この背後にひろがる森も教育に存分に活かそうと考えています。子どもたちと一緒に作ったツリーハウスは、冒険心をくすぐられるワクワク感があふれています!

「子どもたちが小学校を卒業するまでにどんな天気でもたき火をたけるようにする」とニコルさんは話します。そこで塾生たちに抜き打ちテスト!「たき火」をやってもらいます。しかも濡れた木を使って、道具はマッチとノコギリとナタ。環境について学んでいる塾生たち、さすがに簡単だろうと考えていましたが・・・。火のないところに煙も立たず。30分かけて火を起こせたのは桒原さんのみでした。「小さいものから燃やして、だんだんと大きいものに火をつけていくのは基本だ」と言われ落ち込む塾生たち。

この日の最後の講義。ニコルさんは、「冒険が必要、自然で遊んだほうがいい。ではなく、遊ばないとダメ。今の子どもは公園に行っても、元気に走り回って遊ばず、小さな画面を見ている。会話もほとんどしない。Nature Deficiency Syndrome(自然欠乏症候群)がだんだんと重くなれば、部屋からでられない、学校には行けなくなる。これはとても危険。」と話します。「日本には、北海道から西表まであって海も川も色々とある。だから冒険をして、アドレナリンがワクワクして面白いとかね。この恐怖に近い刺激があってそれを超えた自分が強くなるんですよ。自信がつきます。」と伝えました。

C.W.ニコルさんのまとめ

「確かに今まで、長い人生の中で役に立たないものが、今、あるんですね。護身術。空手。ナイフ投げ。使ってないけど、If I have to, I can。
それが大事です。必要だったらできる。そういう事ができると、自信がつくのよ。たき火は何処でも炊ける。水は安全な水が飲める状態にする。迷子にならない。人の助けはできる。それは子供には教えるべきだと。」

ゴールデンルール

「生き抜く技術は“自信”につながる! If I have to, I can」

C.W.ニコルさん 環境保護活動家・作家

1940 年、英国ウェールズ生まれ。17 歳でカナダへ渡り、その後、カナダ水産調査局北極生物研究所の技官として、海洋哺乳類の調査研究にあたる。
この間1962 年、空手修行のため来日。1967 年より2 年間、エチオピア帝国政府野生動物保護省の猟区主任管理官に就任。シミエン山岳国立公園を創設し公園長を務める。1980 年長野県黒姫に居を定め、以後、作家・エッセイストとして執筆を続ける。1975 年には日本国籍を取得。2002 年「C・Wニコル・アファンの森財団」を設立し、理事長となる。著書に、『ティキシー』角川書店、『勇魚』文藝春秋社、『風を見た少年』講談社、他、多数。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

“森の学校”は学校と森がつながっているから、すぐに遊びに行けますよね、私はどちらかと言えば外で遊ぶことの方が多かったので、うらやましいです。森で秘密基地作ったりしたら楽しそうですよね(笑)。危ないところには行っちゃだめだけど、ニコルさんも「冒険することはとても大事」って言ってました。森でいっぱい遊びながら、成長していくってことなんですよね。なんだか思いっきり外で体動かして遊びたくなっちゃいました。“森の学校”行ってみたいです!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】確かに最近の子どもは自然の中で遊ばなくなったよな?
【伊達】やっぱり、冒険しなくちゃいけないんだね。
【富澤】俺は毎日冒険してるよ。ゼルダの伝説とかドラゴンクエストとか
【伊達】それ冒険ゲームでしょう。ニコルさんはそんなことばっかりするなって言ってるんでしょ。
【富澤】で、次回は?
【伊達】じつはニコルさんは2週間前から塾生たちに、森の中で子どもたちを相手に授業を行うよう課題を出していたんです!
【富澤】へー!森の中で授業!面白そうだね!
【伊達】森を舞台に、どんな授業が繰り広げられるのか
【富澤】お見逃しなく!

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