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ゆるいチカラ 第3週

2017年1月23日(月)

ゆるいチカラ
第3週:「若新雄純のゆる~い教室 成人式×???=若者ファースト若新雄純のゆる~い教室 市役所×??=新しい街の形」

「若新雄純のゆる~い教室 成人式×???=若者ファースト」

講師の若新雄純さんから「ゆるいチカラ」を学んできた塾生たち。彼女たちが宮城県栗原市の成人式をプロデュースすることに!ことの発端は、栗原市佐藤勇市長からの「新成人が前のめりに街の未来を考える、参加型の成人式を創ってほしい」という指令。この難題に対し、若新さんが用意したのが、携帯から誰でも匿名で打ちこめる、インターネットの掲示板。この掲示板で、市長と700人の新成人を対話させようというのです。何をテーマに、どのように進めていくのか、すべては塾生に託されました。

話し合いを重ね、いよいよ、成人式当日。まずは、市長挨拶や、新成人の誓いの言葉などの式典。その後が、塾生たちが企画する90分間のイベントコーナーです。ステージ上には、市長と新成人代表3人、そして司会役として、栗原市とゆかりのある芸人のワッキーさんの5人が登壇。最初のテーマは、「栗原あるある」です。始まると、栗原市ならではの場所や習慣を新成人たちが猛烈な勢いで打ち込み始めました。打ち込まれたあるあるコメントを5人がピックアップして、会場を盛り上げます。

会場の全員が参加しやすいあるあるテーマを選んだことで、滑り出しは好調。実は、このテーマにたどり着くまでには、一波乱あったんです。遡ること34日前。塾生たちは、対話のテーマについて話し合っていました。結果、市長に新成人が様々な要求をする、「イサムの知らない世界」と銘打った企画を考案。若新さんに報告したところ、本来主役である新成人の気持ちが置き去りにされている、というダメ出しが。もっと相手の気持ちを想像せよ、というアドバイスを受け、塾生たちが考え抜いたのが、「あるある」というテーマでした。

あるある開始から20分。ネタも尽き始め、退屈する人も出てきました。ここで塾生が動きます。コメントを引き出すだけではなく、さらに深い対話へ誘おうというのです。「田舎は田舎のままでいい」というコメントに目をつけ、「栗原市は、田舎のまま、その良さを伸ばした方がいいのか、都市化した方がいいのか」新成人に討論を仕掛けることに。決定事項を、壇上のワッキーさんに伝えるべく、お題を紙に書いて渡しにいきます。ところが、ワッキーさんはなかなか紙を読み上げてくれません。

残り時間はわずか。塾生の太田さんは自ら壇上にあがり、お題を新成人たちに直接投げかけます。この柔軟な対応によって、掲示板には多くのコメントが。「田舎のままでいい」という意見が多く寄せられ、街の未来について少しだけ議論ができました。ところで、なぜワッキーさんは紙を読み上げなかったのか。実は、渡した紙が何を意味するものなのかわからなかったと言うのです。これは塾生たちの事前の打ち込みミス。若新さんは最後に、柔軟に動ける場を創るということの準備は徹底的に固くやらなければならない、と説いたのでした。

若新雄純さんのまとめ

「こういう事を考えてもらいたいとかこういう事を前提として知ってもらいたいってことがあるなら、それをすごく丁寧に、自分がわかってるからといって、相手はわからない。ってことは超大事だよね。めちゃめちゃ柔軟な場所にはしとくんだけど、めちゃめちゃ柔軟な場所にするってことに対して、めちゃめちゃ固いみたいな。これからいろいろ取り組みをすることがあると思うんだけど、/そこには予め答えがなくて、やってみないとわからなくて、試行錯誤するプロセスが必要で/そうするとみんなが思ってもみなかった新しいことをどんどんつくれるっていうか。まあそうなるんじゃないかなと。」

ゴールデンルール

「準備万端で「答えのない世界」に取り組め!新しい扉が開く…かも」

若新雄純さん 政策プロデューサー

福井県若狭町生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、独立。コミュニケーション論の研究者として同学で特任講師をしながら、企業・学校・自治体などに実験的な政策やプロジェクトを提案。全員がニートで取締役の「NEET株式会社」や、女子高生によるまちづくりプロジェクト「鯖江市役所JK課」などをプロデュース。凝り固まった社会に一風変わったアイデアを投じ、試行錯誤の機会や新しい価値観を生み出そうとしている。著書に「創造的脱力(光文社)」がある。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

「ゆるいチカラ」=柔軟に考えるって実はものすごく難しいんだなと思いました。私はどちらかと言えば、何があっても対応できるようにしっかりと準備をしておくタイプです。準備しているからこそ、柔軟に対応できるようになってきましたが、今回の成人式で塾生さんが、想定していなかった事態に対して柔軟に対応していたことに感動しました!物事の考え方、進め方は人それぞれで、正解はない。けれど、成果や結果にとらわれていたら、よい方向には進まないんだと思いました。同世代の塾生さんに負けてはいられないですね、私もいろいろな事に柔軟に対応できるよう頑張ろうって思いました!励まされました!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】今回のイベントっていうのは筋書きがなくて、新成人全員が参加できたっていうのがよかったんですね。
【富澤】じゃぁ、次の俺らのライブでも、コメントドットネットを使って、お客同士で漫才やってもらえばいいんじゃない?
【伊達】それはね、すべる気がするな。もしうけたらね、俺らの仕事は減りますよ。
【富澤】それはいいとしてね、塾生たち、本当にお疲れ様でした!

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