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ゆるいチカラ 第2週

2017年1月16日(月)

ゆるいチカラ
第2週:「若新雄純のゆる~い教室 市役所×??=新しい街の形」

「若新雄純のゆる~い教室 市役所×??=新しい街の形」

前回、宮城県栗原市佐藤市長から「成人式を面白くしてほしい」という指令を出された塾生たち。若者たちが積極的に参加する成人式を企画、実施するべく、「どうすれば若者が前のめりに参加するのか」ということを学んでいます。そのヒントを探るため、今回やってきたのは福井県鯖江市の市役所。ユニークな会議があるから見てほしい、ということで、会議の様子をモニタリングすることに。ところがそこにやってきたのは、堅い役場とは対極的なアノ人だった・・・!?

鯖江市役所第一委員会室。塾生たちはそこで行われる「ユニークな会議」をいつもの状態で見るため、別室でモニタリング中。そこに現れたのは・・・なんと女子高生!市役所の会議室で、JKたちの日常会話が始まりました。これは一体何かと言うと、若新さんが立ち上げ、監修している「鯖江市役所JK課」。女子高生が町を盛り上げるためアイデアを企画・実施する、市の正式なプロジェクトです。この日は月に1度の企画会議です。

席に着くやいなや、始まったのは好きな人の話や、話題のダンス。企画会議を始める気配すらありません。何が起きているのかわからない様子の塾生たち。ところが若新さんは、このリラックスした状態こそが、この会議の肝だと言います。休み時間のような状況をつくることによって、自然体で意見を言うことができると言うのです。おしゃべり開始から1時間後、ようやく企画会議に突入。JK課としてこれから何をやっていきたいか、20分間で8個のアイデアが飛び出しました。

女子高生が生き生きと意見を発表するこの会議。実は、若新さんが市役所の人たちに徹底させているあるルールのおかげなんです。若新流、ゆるいチカラ3か条!「教えない」「ゴールや計画をつくらない」「本人たちつまりJKを信じる」。JK課がスタートする前、若新さんは、職員に対して、「ひとまず自分たちの価値観は横に置き、女子高生の話をじっくり聞くように」と何度も説得しました。市役所から一番縁遠い存在のJK。固くなりがちな役所の考え方をときほぐすという思わぬ効果も発揮しています。

鯖江市役所JK課。実は、JK課の存在が市役所だけでなく町の人達の意識も変えようとしているんです。JK課に触発されたおばちゃんたちが結成したのはOC課。街中にあるトイレをよりよくするため、障害者用から多目的用に変えるなど、街づくりに自主的に取り組んでいます。JKだけじゃない。男子高校生も若者グループを立ち上げました。アイドルグループのコンサートが行われた折に、お客さんを街全体でもてなすため、2つの商店街の橋渡しをしたのです。JK課が生み出した変化が、街づくりの大きな流れとなっています。

若新雄純さんのまとめ

「ゴールを設定しない、計画しないからといって何も生み出さなくてもいいってことじゃなくて、そのやってみるまで生み出されるものが分からないけど、試行錯誤して道筋がない中自分たちで考えて、その結果想像されたものっていうのは、ものすごい価値があるかなと。それは、もう本当に彼女たち自身が自分たちで生み出したものだから。さらに、周りの大人の人たちが変わったりとか、若者と一緒に活動するってことに対する考え方が変わったりとか、そういうことがすごい大事。」

ゴールデンルール

「ゴールを決めず、若者を信じれば、新しい街づくりが見えてくる」

若新雄純さん 政策プロデューサー

福井県若狭町生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、独立。コミュニケーション論の研究者として同学で特任講師をしながら、企業・学校・自治体などに実験的な政策やプロジェクトを提案。全員がニートで取締役の「NEET株式会社」や、女子高生によるまちづくりプロジェクト「鯖江市役所JK課」などをプロデュース。凝り固まった社会に一風変わったアイデアを投じ、試行錯誤の機会や新しい価値観を生み出そうとしている。著書に「創造的脱力(光文社)」がある。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

鯖江市JK課、若いです!すごいです!20分で企画8個も考えるなんて!
リラックスしている方が発想力が豊かになって、いいアイデアも浮かぶんですね~!JK課の皆さんがリラックスできる場を、市役所の方々がきちんと用意することも、アイデアを出してもらうためには大切なんだとあらためて思いました。JK課の人たちにとっても、自分たちの出したアイデアが実現していくことは、嬉しいことだし、自信にもなっていきますよね。それでまた新しいアイデアが生まれてくる、いい相乗効果ですよね。
私はいろいろ考えて考えて準備した上で、やっと答えが出てくるタイプなのでとても羨ましいです。私もたまにはチカラを抜いて考えてみると、いいアイデア、いい答えが浮かぶかも!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】あの一見ね、行政とは縁遠いJKを起用することで、新しくておもしろいアイデアが生まれるということですね。
【富澤】JKといえばハリーポッターの作者の?
【伊達】全然違うよ、JKローリングだよ。
【富澤】ローリングか。

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