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ゆるいチカラ 第1週

2017年1月9日(月)

ゆるいチカラ
第1週:「若新雄純の脱力教室 会社×???=次の時代へのヒント」

「若新雄純の脱力教室 会社×???=次の時代へのヒント」

1月の講師は、斬新な発想で今テレビや講演会にひっぱりだこの、若新雄純さん。週休4日の「ゆるい就職」や、目的を決めない「ゆるい移住」など「ゆるい」をキーワードにした実験的なプロジェクトを企画・実践しているんです。若新さんから学ぶのは、「ゆるいチカラ」。間口をゆるくして、試行錯誤をくりかえすことで、新しい価値観を引き出そうというんです。やってきたのは、若新さんが設立したという、とある会社。社員はなんと全員???なんです!果たしてどんな会社なのか?そこにある「ゆるいチカラ」とは?ゆる~い教室スタートです!

宮城県の北部に位置する栗原市。若新さんと塾生の待ち合わせ場所は、訳あって市役所前です。「まず、ある人に会おう」と、栗原市市長佐藤勇さんの元へ塾生たちを連れて行きます。教育現場や自治体との仕事が多い若新さんは、佐藤市長から「今年の成人式を面白くしてほしい」との依頼を受けています。そして、ここでなんと市長直々に、塾生たちにも指令が・・・!
「君たちのアイデアで成人式のうちの90分間を、故郷に一生住みたくなるほど、面白いものにほしい」というんです。

どうすれば面白い成人式になるのか。この答えのない問題に取り組ませることで、塾生たちに「ゆるいチカラ」を学んでもらおうという若新さん。丸投げではなく、あるツールを用意していました。誰でも書き込める、インターネットの掲示板です。これを使って、来場者全員が参加できる場を創り出そうと言うのです。この掲示板をどのように使うのか。一緒にプロジェクトを進めていく、成人式実行委員のメンバーと話し合い、市長と新成人が対話できる場にしよう、ということだけは決まりました。成人式まであと41日です。

ところ変わって東京足立区。「今時の若者をやる気にさせるコツを教えよう」と若新さんは、自らが立ち上げた会社に塾生たちを呼び出しました。会社といっても案内されたのは狭いアパート。そこに待っていたのは、なんと6人のニートたち!若新さんは、所属する者全員がニートの会社、その名も「ニート株式会社」を立ち上げました。全員を固定給のない、取締役としたうえで、事業内容を決めていません。それによって、「やりたい事をやりたい時にやりたいだけやる」という、ゆるい環境を作り出しているのです。

社会との間にズレを感じ、やる気をなくしていたニートたち。ニート同士お互いに刺激し共感し合える環境を得たことで、やる気スイッチがONになった人もいます。常に家にいることを逆手に取った、24時間経営の学習塾や、遊び相手として自分を貸し出すレンタルニートなど、彼らならではの視点で、新しい価値観を生み出しています。若新さんは、社会との間にズレを感じるニートたちを、ゆるく社会とつなげることで、新しい時代をつくるヒントが見えてくると考えているのです。

若新雄純さんのまとめ

「少数派だったりとか、はみ出した人たちの中に、もしかすると次の世の中につながるヒントが眠っている可能性はあるなと。彼らがまたそういう新しいタイプの存在として色々発信して考えて活動して、社会の多数派、普通と言われる人達がそれを見て立ち止まったり勇気をもらったりして、変化していく。すごい長い目でみると、革新的なモノっていうのはまあこういうところから生まれるんじゃないかなと。これがゆるいチカラのポイントだよね。」

ゴールデンルール

「少数派が多数派の中で輝くとき、イノベーションはおきる!」

若新雄純さん 政策プロデューサー

福井県若狭町生まれ。慶應義塾大学大学院修了後、独立。コミュニケーション論の研究者として同学で特任講師をしながら、企業・学校・自治体などに実験的な政策やプロジェクトを提案。全員がニートで取締役の「NEET株式会社」や、女子高生によるまちづくりプロジェクト「鯖江市役所JK課」などをプロデュース。凝り固まった社会に一風変わったアイデアを投じ、試行錯誤の機会や新しい価値観を生み出そうとしている。著書に「創造的脱力(光文社)」がある。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

“ゆるい”や“ニート”という言葉の印象が変わりました。
いろいろな社会経験をした上で、自分のやりたいことを自由にやると決めて、実行できるってすごいですよね。若新さんや仲さんが将来に不安を抱える斎藤さんに、「すでに一人前になっている他人と比べると下に見えるだけで、自分自身の出発点と比べたら、そこからは高い位置にいるよ」というようなアドバイスをしていました。
私も、この仕事を始めた頃の何も分かっていなかった自分と比べるとできるようになったこと、成長したことも沢山あります。未来のなりたい自分を目指して努力することももちろん大切だけど、これまでの自分、過去の自分があっての今なので、過去の自分も大切にしていきたいなと改めて思いました。

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】今の若者の考えていることがよくわかないっていうけど、若者が生き生きとする社会をつくるのが大切なのかもね。
【伊達】珍しくいいこと言うのね。
【富澤】さすがに俺は寅年生まれで、今年43歳だからね。
【伊達】なにも関係ないですけどね。寅年でもなんでもないしね。

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