放送内容

これまでの放送へ

人と人を結ぶチカラ 第3週

2016年11月21日(月)

人と人を結ぶチカラ
第3週:「松岡朝美の“ネット”講座 “お見合い”にきてくれるかな?」

「松岡朝美の“ネット”講座 “お見合い”にきてくれるかな?」

前回、大分県湯布院町で課題に取り組んだ塾生たち。課題は、旅館の若旦那2人が計画している上映会を、コミュニティーの輪が広がっていくような会にすること。湯布院の魅力を発信する写真を共有するサイトを立ち上げるプロジェクトを提案し、“イノベーション東北”でサポーターを全国に募集するところまで進みました。今回は、サポーター探しに取りかかります。が・・・。「人と人を結ぶチカラ」最終回、プロジェクトの行方をご覧ください。

講師の松岡さんが設定したサポーター集めの締め切りは10日後です。4人の塾生は、SNSを使ってプロジェクトの情報を拡散することに。つながっている知り合いには直接メッセージを送りました。しかし、3日経っても、サイトに応募してくる人はいません。スキルを持ち、かつボランティアで協力してくれる人を探すことはとても難しいのです。打開策が見えない塾生たちのもとへ、松岡さんが駆けつけます。塾生たちの苦戦は想定内です。

塾生たちは、「興味は示してくれるものの、手を挙げてくれる人はいない」と報告。これを聞いた松岡さんは、大切なことが欠けていると指摘します。ボランティアであるからこそ、情報をより明確に伝えなければいけない、と。プロジェクトオーナーとサポーター、双方にとっての魅力を伝えることで関わりがようやく成立するのだと教えてくれました。塾生たちは期日ギリギリまで走り回り、なんとか3人のサポーター候補を見つけることができました。

松岡さんが“お見合い”と呼ぶ、マッチングの最終仕上げ。場所は、松岡さんが働く、世界的IT企業の東京オフィスです。ビデオチャットを使って、湯布院のプロジェクトオーナーとサポーター候補を引き合わせます。ここで双方が一緒に頑張ろうという気持ちにならなければ、これまでの努力が水の泡です。まずは、松岡さんがお見合いを仕切る手本を見せます。双方の共通点を事前に把握し、会話のきっかけを作ることで話しやすい雰囲気を演出しました。

いよいよ塾生の番です。阿久津風樹さん、久野美菜子さんがそれぞれ仕切ったお見合いは順調に進み、サポーターとして正式に決定しました。トリを飾るのは、遠藤優佳さん、関戸凱哉さんペア。しかし、事前に打ち合わせができなかったため、紹介するはずのサポーター候補を質問攻めにしてしまいました。自己紹介だけで制限時間になり、結果は持ち越しに。徹底した事前準備はマッチングの基本です。「われわれが両方を知っている唯一の人間だから」。松岡さんは厳しく指摘しました。

松岡朝美さんのまとめ

「“結局どれだけ忙しくなるの?”とか、最終的にはそこになっちゃう部分ってあるのね。だからそこは、われわれがすごく気をつけて。期待値を、Expectation control(エクスペクテーションコントロール)ってよく言うんですけど。このプロジェクトに関わったら、このぐらいのところまでお願いされるけど、その結果としてこういうものができると。どれだけコミットをしなきゃいけないか、時間を使わなきゃいけないか、っていうところも伝えた上で、成立すると思うのね。われわれは仲介役なので、両方のことを同じくらい大切に思わなくてはいけない。」

ゴールデンルール

「Expectation control. 人を動かすには メリットとリスクを明らかにせよ」

松岡朝美さん(35歳) グーグル株式会社防災・復興プロジェクトプログラムマネージャー

1981年に熊本県で生まれ、福岡県で育つ。グーグル株式会社防災・復興プロジェクトプログラムマネージャー。「イノベーション東北」や、「未来への学び」をはじめとする、Google の東日本大震災復興関連の各種プロジェクトリードとして、チームを率いる。数多のプロジェクトを成功させてきた。上記に加え、NPOや教育関係者、研究者を対象に Google の各種マッピングツールを紹介する Google Earth Outreach プログラムに従事している。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

塾生たちに、「3日間無駄にしてない」って言ってくれる講師の松岡朝美さんが優しいです。苦しいときほど明るく振る舞うという松岡さん、私も一緒です、分かります。塾生たちも、ゼロからサポーターを見つけ出してお見合いの場につなげたのだから、すごく頑張ったと思います。ちなみに、“出身地が同じ”のパワーはすごいですよね!使わないともったいないです。相手との距離がぐっと近づきますから。やっぱり事前準備は大事ですね!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】結局このプロジェクトはどうなったの?
【伊達】実は、松岡さんと塾生はお見合いから1週間後、サポーターを連れ大分湯布院町を訪れました。
【富澤】松岡さんは超メジャーIT企業の社員なのに、メールとかで済まさずに直接会う人なんだね
【伊達】早速、具体的に写真共有サイトをどうするかが話し合われ、順調に動き出したようです

※NHKのサイトを離れます