放送内容

これまでの放送へ

ボランティアのチカラ 第2週

2016年6月13日(月)

ボランティアのチカラ
第2週:「6年目のボランティア講座 BOYS&GIRL in 仮設住宅」

「6年目のボランティア講座 BOYS&GIRL in 仮設住宅」

前回、Mr.ボランティアリーダー・鈴木典夫教授から、組織を継続させる方法を学んだ塾生たち。さらに、鈴木教授から驚きの指令を受けます。「1週間、仮設住宅に住んでください」。仮設住宅に暮らす人たちが今、本当に必要としているものを、肌で感じてもらおうというのです。今回の塾生は、2つの学生ボランティアサークルから、男子2人と女子1人。住民たちのニーズ探しに奔走しながら、ハラハラドキドキな1週間の共同生活スタートです!

塾生3人が一週間部屋をお借りするのは、福島市郊外にある北幹線第一仮設。こちらでは2015年6月から鈴木教授の発案で、福島大学の学生が住み込むボランティアが行われています。その名も「いるだけ支援」。被災者と同じ場所、同じ時間を過ごすことで、心に寄り添ったさりげない支援ができると好評です。住宅は2棟お借りして、3人が話し合う様子を記録するためリビングに固定カメラを設置。こうして、仮設暮らし1日目がスタートです。

3人は集会所を訪ねます。サークルに参加する人たちから話を伺ったのは沼津明日香さん。川上大樹さんも、住民と接する機会が多い美容師さんから話を聞き、手ごたえ十分な様子です。そんななか、宗像遼さんは人見知りの上、大きな被災を経験していない自分に気持ちが理解できるのかと一人悩みます。2日目、沼津さんと宗像さんは一緒に仮設団地内を回り、たくさんの住民から話を聞きました。しかし積極的に話しかけるのはやっぱり沼津さんです。

鈴木教授が様子を見に来ました。塾生たちはこの2日間で聞いたことを報告しますが、鈴木教授のリアクションはイマイチ。「聞き取り調査が終わったという感じ」。塾生が発表したニーズは、わざわざ住み込まなくても分かるというのです。鈴木教授は、一週間住むわけだから、住民と同じ目線になって“感じ取れるニーズ”を聞き取ってほしい、と伝えました。翌日、鈴木教授の言葉を受け、宗像さんが動き出します。訪ねたのは大熊永子さんのご自宅です。

宗像さんは手料理を振る舞います。さらに一緒に散歩をするなど、1日じっくり同じ時間を過ごすことで、大熊さんはいろいろな話をしてくれました。「震災で傷ついた人の本当の気持ちに初めて触れることができた。」と感じた宗像さんは鈴木教授に、きょうの出来事を報告。鈴木教授は「もう一つ違う感情を言葉で出してくれたところに接したことは一番大きい。」と評価します。“人となり”の言葉の中に、その人なりの意味があると教えてくれました。

鈴木典夫さんのまとめ

「これは、表明したしてくれたものを聞き取った、という感じなんだね。ご近所さんて、ヒアリングするわけじゃないじゃん。調査に行っているわけじゃないじゃん。一週間住むわけだから、ここに住んでいる人たちと同じ目線になって。不安だったら、こういうものが考えられるかなぁ。その人の立場で。そんな気持ちになるんだったら、イベントだけじゃなくて、こういうことで何か関わりが持てるのかなぁ、というふうにね。表明されたニーズということじゃなくて、感じ取れるニーズ。」

ゴールデンルール

「困っている人のニーズは 聞き取るんじゃない!感じ取れ!」

鈴木典夫さん(55歳) 福島大学行政政策学類 教授

1961年福島生まれ。(学生団体)福島大学災害ボランティアセンター顧問。震災直後の2011年5月に同団体を学生たちと設立。ブレーンとして、5年間活動を充実・拡大させ、現在団体には、350人以上のボランティアが登録している。また、2015年6月から始めた「いるだけ支援」は新たな被災地支援の形として、メディアから大きな注目も浴びている。福島大学で教鞭をとる以前は、京都市社会福祉協議会に勤務。「阪神淡路大震災」「中越地震」「中越沖地震」「岩手・宮城内陸地震」4つの震災の被災者支援に関わっている。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

「未来塾ハウス」スタートです。仮設住宅の人たちのニーズを探るのですが、沼津明日香さんが話の聞き方がとても上手で、感心しました。あやかりたいです。そして、私が気になったのが、人見知りの宗像遼さん。ボランティア団体のリーダーなのに人見知りなんです。分かります、私もリーダーだけど人見知りですから(笑)。こういう人は、一対一になるとちゃんと深い話ができるんですよね、分かります。

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】次回は、1週間仮設に暮らした塾生たちが、知り合った人たちへの恩返しをします。
【富澤】さぞかし泣けるイベントを企画してくれるんだろうね。
【伊達】ところが大問題が発生してしまうんですね。その原因となったのがこちら、寿会
【富澤】この団体が3人をそそのかして、三角関係のドロドロへ・・・こう引きずり込んで。
【伊達】違います。

※NHKのサイトを離れます