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ボランティアのチカラ 第1週

2016年6月6日(月)

ボランティアのチカラ
第1週:「6年目のボランティア講座 長~く支えて ちゃんと喜ばれて」

「6年目のボランティア講座 長~く支えて ちゃんと喜ばれて」

6月の未来塾は「ボランティアのチカラ」!講師は、Mr.ボランティアリーダー・福島大学の鈴木典夫教授。東日本大震災以降、20種類以上の支援活動を展開してきた“福島大学災害ボランティアセンター”の生みの親です!今回の塾生は、石巻市で学生ボランティア団体を運営する大学生3人。団体の運営方針に悩みを抱える彼らが鈴木教授に学ぶのは「これからの東北に必要な“支援”とは何か?」。鈴木教授の6年目のボランティア講座、始まります!

悩める学生ボランティアサークルからSOSを受けた鈴木教授が、宮城県石巻市にやって来ました。支援サークル「ひだまり」は、子どもたちのためのイベントを月一回のペースで行っています。しかし2年程前から参加する子供の人数が減り続け、メンバーは活動の在り方に疑問を感じ始めていました。「ひだまり」の企画会議の様子を見た鈴木教授は、“私たちが”ではなく“子どもたちが”と、主語を考えた話をしなくてはならないと告げます。

次に鈴木教授が向かったのは仮設住宅。そこでは「チームTAKE10」が、仮設住宅で暮らすお年寄りのために体操教室を行っています。そんな「チームTAKE10」の悩みは、活動メンバーの人数不足でした。鈴木教授は、悩める2つの団体に解決のヒントを与えようと、福島大学へ招待しました。大学内に立ち上げたボランティア組織が参考になると考えたのです。やって来たのは「ひだまり」から2人、「チームTAKE10」から1人。今回の塾生です。

『福島大学災害ボランティアセンター』。350人が登録し、被災地のニーズに合わせ20種類以上の支援を行っています。まず、「GM(ゼネラルマネージャー)」と「スーパーバイザー」と呼ばれる組織のトップ3を紹介。彼らが、活動方針やスポンサー交渉だけでなく、ボランティア内容の見直しを行っています。人々が喜ぶボランティアを息長く続けるにはどうすればいいのか。ボランティアを受ける側の意識の変化を敏感に察知し、活動内容を決めます。

鈴木教授が考えた組織には、もう一つ重要なポジション「運営マネージャー」があります。ボランティア実動部隊が効率的に活動をできるようにする、いわば裏方。合計で43人の学生が、「総務担当」「資金管理運用」「情報管理」「活動企画」と4つの担当に分かれています。鈴木教授は、学生が自分の担当に責任を持つことで、組織として長く継続できる、と塾生たちに伝えました。そして次回、鈴木教授から塾生たちに、驚きの指令が出されるんです!

鈴木典夫さんのまとめ

「まさに、継続させるためにはこの組織がいいだろうと。マネージャー制がいいだろう、というのが理由なんです。ただそのときも、1年目のときからもう、3年後とか5年後っていうことをにらんだら継続させなければ、災害ボランティアセンターとしての価値が薄まるんじゃないか、っていうふうに思ったので。マネージャー制にしたのが理由なんですよ。」

ゴールデンルール

「支援に終わりなし 未来を見据えて組織を作れ!」

鈴木典夫さん(55歳) 福島大学行政政策学類 教授

1961年福島生まれ。(学生団体)福島大学災害ボランティアセンター顧問。震災直後の2011年5月に同団体を学生たちと設立。ブレーンとして、5年間活動を充実・拡大させ、現在団体には、350人以上のボランティアが登録している。また、2015年6月から始めた「いるだけ支援」は新たな被災地支援の形として、メディアから大きな注目も浴びている。福島大学で教鞭をとる以前は、京都市社会福祉協議会に勤務。「阪神淡路大震災」「中越地震」「中越沖地震」「岩手・宮城内陸地震」4つの震災の被災者支援に関わっている。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

私はボランティアは未経験です。ボランティアって、現場で指示する人はいるだろうけれど“個人”なイメージがあったので、鈴木教授のボランティアセンターの“組織”には驚きましたし、感心しました。たしかに、一人だとできることが限られてしまいます。一人が楽なのは、私もすごくよく分かります。でも、ボランティアを受ける側に喜んでもらうためには、まず仲間が大事ですね。頑張れ、塾生!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】鈴木教授が大変なことを言い出すんです。被災した人たちが今、本当に何を必要としているのか、肌で実感してほしいと、仮設住宅に住みこむよう命じたんですね
【富澤】何言っているのか分からないんだけど。
【伊達】確かにね。仮設に住んで大丈夫なのか、ちょっと不安だよ
【富澤】じゃあ、やめよう。
【伊達】そうはいかないよ。

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