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農業を活かすチカラ 第2週

2016年5月9日(月)

農業を活かすチカラ
第2週:西辻版「明るい農村」のススメ テーマパーク行く?それとも農園行く?

西辻版「明るい農村」のススメ テーマパーク行く?それとも農園行く?

農業ベンチャー社長の西辻一真さんから学ぶ「農業を活かすチカラ」。早速、“自分のやりたい農業とは何か”を発表せよ、という課題を出され、塾生たちは悩みます。そこで西辻さんは、自分がやりたい農業を実践している場所に塾生たちを案内します。やって来たのは横浜!西辻さんの会社が経営する体験農園です。「ライバルはテーマパーク!」だという西辻さん。この農園にどんな仕掛けがあるのでしょうか?西辻版体験農園、乞うご期待!

突然「自分のやりたい農業とは何か?」と聞かれ、困ってしまう塾生たち。そこで、西辻さんはヒントを出します。取り出したのは、自身の少年時代の写真。西辻さんは5歳のころから畑で野菜を作り、心から農業への楽しさを感じていました。その気持ちを最大限表現するために、会社を立ち上げ、“農業サービス業”という業種をつくったと言います。でも、農業サービス業とは何なのか?その答えを探しに、西辻さんは塾生たちをある現場に案内します。

やって来たのは横浜。住宅街を抜けた先には、地域の人々が集まる体験農園がありました。西辻版体験農園です。この農園には、一通りの農機具や肥料がそろっていて、ふらっと立ち寄っても土いじりができます。さらに、野菜作りに詳しいアドバイザーが常駐し、困ったことがあれば、すぐに優しく教えてもらえます。農業の楽しさを超手軽に味わえることが受け、今では全国120か所、およそ1万人の会員を抱えるビックビジネスになりました。

農業サービス業を成功させるには、3つの「しょく」を大切にすべきという西辻さん。まず、“触”れるのしょく。農業の楽しさを感じる第一歩は、まず土に触れること。農園では、アドバイザーが中心となった農作業イベントが開かれます。土を耕し、種をまき、育てて収穫、そして食べる。農業は1年を通じて楽しさが満載です。次に、“食”べるのしょく。これからの農業は、消費者がどのように食べるのかにも気を配らないといけない、と西辻さんは言います。

この農園では、取れたての野菜をすぐに食べられるよう調理器具をそろえ、旬の野菜を食べるイベントも開催しています。「大人気のテーマパークと互角に渡り合える」と自信満々な西辻さん。3つめは、仕事(職)のしょく。この体験農園から、西辻さんの会社が運営する農業学校を卒業して、野菜作りを始めた人もいます。日本の農業をもっと元気にしたい、という西辻さん。体験農園を手始めに、生産から消費まで、さまざまな挑戦を続けています。

西辻一真さんのまとめ

「作っているところから、食べてもらうところまでが農業だ。これ言うと、飲食店の人とかスーパーの人とかは“いやいや、売るとこは俺らの領域だ”みたいなこと言う人もいるんだけども。これからはもう、ミックスでいいですよね、と。作っている人が売るところまで、食べるところまでやるのが農業、って言っちゃっても全然かまわないじゃないですか。僕の言い分、食べてもらうまでが農業ですよ。」

ゴールデンルール

「食べるところまで考えれば 新しい“農”の姿が見えてくる」

西辻一真さん(33歳) 農業ベンチャー社長

京都大学農学部卒業。2007年株式会社マイファーム創業者、代表取締役社長。全国に広がる耕作放棄地を再生し、一般の人たちが利用できる貸し農園事業を全国120か所で行っている。また、技術、経営、マーケティングなどを学べる週末農業学校を開講、新規就農者への支援にも力を入れている。震災後は宮城県岩沼市で、津波で塩害が受けた農地を土壌改良し「復興トマト」の栽培に地元の農家と取り組んだ。著書に「荒地からの挑戦: 農と人をつなぐビジネスで社会を変える」

ナレーション吉本実憂のつぶやき

ライバルは、テーマパーク!」というだけあって、西辻版体験農園はすごく楽しそうです。「消費者がどのように食べるのか」まで考えられていて、農園では“食”が、すてきなイベントになっています!これなら、張り切って野菜を作りますね。あと、“触”も大事だと思いました。子どものときに、自然に触れるのは大切ですよね。きっと、この農園の土を触った子どもたちは、西辻さんのような企画力のある人に育つと思います。

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】シェフが作ったイタリアン、野菜嫌いな俺でも、食べてみたくなったよ。
【伊達】農業を“サービス業”として捉えるっていう発想はなかったですね。見方を変えれば、農業にはまだまだ新しい可能性があるということですね

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