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歩みだすチカラ 第3週

2016年4月18日(月)

歩みだすチカラ
第3週「Dr.大川のハツラツ診療所 人生を楽しんでもらうため 頑張るのよ」

「Dr.大川のハツラツ診療所 人生を楽しんでもらうため 頑張るのよ」

福島と石巻の2チームに分かれ、自分たちで、生活不活発病の改善策を考えることになった塾生たち。改善策を考えることを快諾してくれた高齢者のもと訪ねましたが、やりたい(社会参加)ことを引き出せず苦戦しました。講師の大川弥生さんの指導を受けながら、今回は実践編です。塾生たちが考えた改善策とは?お二人の、楽しくて充実した人生を取り戻せるのでしょうか。大川さんの厳しい指導は最後まで続きます。「歩みだすチカラ」最終回です!

福島チームは、福島市内の市営住宅で一人暮らしをしている紺野玲子さんを訪ねました。紺野さんはラジオ体操を通じて、団地の人たちと交流したいと思っていました。しかし、すっかりラジオ体操を忘れてしまった紺野さんのために、塾生たちは練習用DVDを作成したのです。紺野さんは塾生たちとの練習後、一緒にラジオ体操をやろうと近所の人を誘うために外へ飛び出しました。塾生たちの思いが、紺野さん本来の活発さを引き出したのです。

福島チームは、大川さんにここまでの成果を報告します。紺野さんの社会参加は“ラジオ体操をする”ことに決まったと説明。さらに、ラジオ体操をする意義を強調し始めると、大川さんの表情が曇ります。塾生たちの考えは、ラジオ体操が目的になっていたのです。大切なことは、ラジオ体操の先にある目標や生きがい。塾生の関与なしで、今後どのようにして、紺野さんが活発な生活を送っていくのかを考えなければいけないと指摘しました。

一方、石巻チーム。仮設住宅に暮らす阿部義子(のりこ)さんのもとを訪れます。社会参加のきっかけを獅子舞に設定し、阿部さんの故郷、女川町の番屋(集会所)で、仲間と踊ろうと誘いました。5分も歩くとひざが痛いと座り込んでいた阿部さんですが、獅子舞の太鼓と笛の音を聞くと率先して踊ります。今後もこの場所で、定期的に故郷の仲間で集まることになりました。楽しく、無理なく生活不活発病を治す。これがDr.大川流の改善法です。

石巻チームが大川さんに成果報告です。強調したことは、踊りで体力が回復した後の生活ぶり。故郷に戻った後の夢が、漁の手伝いを再開することだと説明しました。昔からの仲間との交流が、いちばんの改善策になるのではないかと。大川さんは、漁と獅子舞をもとに改善策を考えたことを褒めました。しかし、指導も忘れません。震災前と今の生活を考え、さらに将来まで考える。そうすると、阿部さんにとって必要なものが明確になると教えました。

大川弥生さんのまとめ

「どうしても医学部って、病気のことはとっても丁寧に教えてもらえるのね。でも、病気を治すことイコール、人が良くなるとは限らないわけですよ。いちばん大事なことは、その人が、人としてね、楽しく、充実した人生を送ってほしいじゃない。なんのために、病気を治すのかということをいつも考えていただきたいと思います。」

ゴールデンルール

「“病気”を治すのではなく “傷ついた人生”を治せ!」

大川弥生さん(62歳) 医学博士

1982年久留米大学医学部大学院修了、医師・医学博士。東京大学助手、帝京大学助教授、国立長寿医療研究センター生活機能賦活部部長を経て、現在は産業総合技術研究所ロボットイノベーション研究センターの招聘研究員。専門は、生活機能学、リハビリテーション医学、介護学。生活不活発病の第一人者。著書“「動かない」と人は病む:生活不活発病とは何か”、“新しいリハビリテーション”

ナレーション吉本実憂のつぶやき

2人のおばあさんの生活不活発病の改善に、塾生たちが挑みます。今回の塾生たちからは、“自分たちが動いて、おばあさんを動かした”感が伝わりました!それは、元気になったお2人を見れば、みなさんにも伝わると思います。そして、今回も大川弥生先生の言葉が心に響きました。目の前の目標だけではなく、その先に生きがいを持つことが大事。私も、仕事をする上でも日常生活でも、心がけていきたいです!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】自治会の顧問って、つまり天下り先!?
【伊達】天下り先はないですね。周りの人の優しさですよ。
【富澤】で、来週の未来塾は?
【伊達】未来塾ではありません。4月から、毎月最後の週は「福島をずっと見ているTV」を放送するんです。

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