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映画のチカラ 第3週

2016年3月21日(月)

映画のチカラ
第3週「井筒和幸の映画塾 監督に必要なもん 教えたる!」

「井筒和幸の映画塾 監督に必要なもん 教えたる!」

講師の井筒和幸監督指導のもと、いよいよ告発映画の撮影に入ります!これまで脚本から、撮影、監督まで一人でこなしてきた7人の塾生たち。連携して1本の作品を作るため、役割分担を決めて挑みます。そんな塾生たちに井筒監督から、今回の撮影について重大な発表が!さらに、「おれは横で笑って見ているだけ」と・・・。果たして、塾生たちは無事に映画を撮り終えることはできるのでしょうか。井筒和幸の映画塾“撮影編”クランクインです!

「今回はフィルムのカメラでやってもらいます」。撮影前日、井筒監督が用意したのは、映画用のカメラと16ミリフィルム3本。10分程の映画に対して、30分しか撮影できません。これまでデジタルカメラで撮影をしてきた塾生たちにとって、撮影時間を制限されることは初体験。そんな塾生たちのことを考え井筒監督は、プロの映画スタッフをサポートに呼んでいました。とはいえ、日程もフィルムも余裕のないプレッシャーの中、撮影開始です!

監督を担当するのは、テーマを決めた佐々木颯清(りゅうせい)さんです。まずは、隣にいるゾンビを、主人公がまったく気にしていないシーン。颯清さんがOKを出そうか迷っていると、演出補佐の塾生から、「ゾンビの顔がよく見えない」と指摘が入ります。ここで井筒監督が、優しく助け船を出しました。出だしから連携がチグハグの塾生たち。わずか2カットの撮影に1時間かかりました。井筒監督、まだ辛抱強く塾生たちを見守ります。

この日最もチームワークが試されるシーンの撮影となりました。大勢のエキストラを使って、ゾンビが街に溶け込んでいることを表現するシーン。しかし、ゾンビをカメラから離れたところに配置してしまったため、どこにいるのか分かりません。ついに、井筒監督自らエキストラの演出を始めてしまいます。ポイントは、全体をよく見て、大きな声で全員に分かるように指示を出すことでした。このシーンの撮影はどうにかクリアしました、が・・・。

他の塾生たちの意見を尊重するあまり、混迷を深める監督の颯清さん。結局、連携がかみ合わないまま、1日目の撮影が終了しました。井筒監督は、「誰か1人が最終的には決断しなければいけない。」と塾生たちをしった激励しました。翌日、指揮をする颯清さんの声には力強さが出ていました。といって、井筒監督がすべてを許すわけがありません。そして、度重なるNGでフィルムは残りわずか。果たして、無事に撮り切ることはできるのでしょうか!?

井筒和幸さんのまとめ

「やっぱり誰かひとり最終的に“おれがやる”っていうのを決めた方がいいよね。独裁になる必要はないけども、“よし、こうしよう!”っていうのは誰か。みんな意見を言うのはいいけど、横からガタガタ言われると、そう?そう?とか言い出すよりも、こうだって。自分に言われることに対しても、“こうだ!だから、こうしたいんだ”って言うことを、ちゃんと言えるようになった方がいいよね。」

ゴールデンルール

『リーダーたるもの 意見を集約し 最後は「オレがやる!!」』

井筒和幸さん(63歳) 映画監督

1952年12月13日、奈良県生まれ。奈良県立奈良高等学校在学中から映画制作を開始し、1981年「ガキ帝国」で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞。以降「岸和田少年愚連隊」(96年/ブルーリボン最優秀作品賞を受賞)、「のど自慢」(98年)、「ビッグ・ショー!ハワイに唄えば」(99年)、「ゲロッパ!」(2003年)、「パッチギ!」(04年)では、05年度ブルーリボン最優秀作品賞他、多数の映画賞を総なめ獲得し、その続編「パッチギ!LOVE&PEACE」(07年)、「TO THE FUTURE」(08年)、「ヒーローショー」(10年)、「黄金を抱いて翔べ」(12年)など、さまざまな社会派エンターテインメント作品を作り続けている。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

井筒監督の声が誰よりも大きいです。“声が大きい”というのは、今回、大事なんです。大きい声で言われると、よく分からなくても正しいことを言われている気がしますよね。いえいえ、井筒監督のおっしゃっていることは正しいです!さまざまなプレッシャーと戦う塾生たち。ちなみに、演じる側が、納得いかないまま監督にOKを出されるのが困るときは、NGに持っていこうとすることがあるとか…。いえいえ、私ではありません。

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】次回が最終回だよね?塾生たちの映画は完成するの?
【伊達】まあそこはね、東北大映画部ですから。
【富澤】じゃあ、次回は完成した映画を見るだけか。
【伊達】いえいえ、撮影が終わって編集作業に入っても、井筒監督のダメ出しは止まりません。