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チームのチカラ 第1週

2015年12月7日(月)

チームのチカラ
第1週「猪子寿之の電脳教室 これが“チームのチカラ”だ」

「猪子寿之の電脳教室 これが“チームのチカラ”だ」

12月の講師は、デジタルアートの風雲児・猪子寿之さん。東京・台場で開かれたイベントでは、紙に描いた車や建物が画面上で動き出すという、デジタルの特質を生かした作品を披露しました。デジタル技術を駆使して、さまざまな作品を作り出している集団「チームラボ」の代表を務める猪子さんが今回の塾生たちに教えるのは、ずばり「チームのチカラ」。まずは、チームで創造する現場に大潜入!猪子寿之の電脳教室、スタートです!

まず、塾生たちが案内されたのは、チームラボの会議室。猪子寿之さんが「間違いだらけ」にしているというこの会議室は、遊び心があふれ、いかにも自由な発想を生み出しそうです。特製のメモデスクは、天板が模造紙で出来ていて、アナログ感満載。室内は仕切りがなく、隣の会議が気になったら飛び入り参加も大歓迎。壁が必要なときは、いすを積んで作ります。誰もが気軽に参加し、意見を出しやすくする工夫が凝らされているのです。

猪子さんは国際博覧会にて、日本の農業と農作物の多様性を表現した作品を展示しました。猪子作品の真骨頂は「見るだけでなく、能動的に関われる」こと。滝からは、農作物の産地や料理レシピの情報が流れてきて、スマホに取り込むことができます。1990年代後半、デジタル時代が到来しました。その時代の流れを敏感に感じ取った猪子さんは、大学卒業の年、4人の友達と「チームラボ」を立ち上げます。手探りの船出でした。

しかし専門知識がないと難しく、さすがの猪子さんも一人で全部の専門知識を吸収するのは無理。それよりも専門知識がある人が集まって、一緒に考え、手を動かし、作っていくという仕事のしかたを考えます。現在、チームラボで働くのは400人以上。プログラマーやエンジニア、建築家から数学者まで、専門分野のスペシャリストです。プロジェクトごとに必要なメンバーが招集され、各スペシャリストが刺激し合い、新しい発想が生まれます。

実際に作品をみせようと、猪子さんは塾生たちを神奈川県の水族館へ案内。大水槽を泳ぐ魚たちに、咲き乱れる花の映像が投影されています。この作品を作ったプロジェクトチームは、魚の動きを計測するエンジニア、花を描くCGデザイナーや映像エンジニアなど7人。チームのチカラの結晶です。「さまざまな技術を持つメンバーが組み合わさり、新しいものを生み出すためには、数々の試行錯誤を重ねることが重要」と、猪子さんは話してくれました。

猪子寿之さんのまとめ

「創造っていうのはさ、何か発想して、実際手を動かして、作りきる。最後は、作り切る。僕らは発想しながら、みんなで手を動かして作る。作りながら、また作り上がっているものを見ながら、発想していく。そういうことを繰り返して、作っていくんだけど。そういうのを全部含めて、創造、クリエーションだと思っているのね。」

ゴールデンルール

「発想し、作り、また発想する。それが創造を生む」

猪子寿之さん(38歳) チームラボ代表

1977年、徳島市出身。2001年東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業。チームラボは、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、絵師、数学者、建築家、ウェブデザイナー、グラフィックデザイナー、編集者など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。アート・サイエンス・テクノロジー・クリエイティビティの境界を曖昧にしながら活動している。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

デジタルって面白い!滝とか花とか…講師の猪子寿之さんの発想がすごいです。チームだともっとすごくなります。メンバーがプロ!それでも、話し合いは大切ですよね。会議室がこんなに重要だなんて、知りませんでした。私のお仕事も、さまざまな分野の人たちと作品を作り上げていきます。分野の違う人たちと仕事をするのは本当に楽しいです。絶対に何かが生み出されるという予感がして、わくわくします!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】僕も伊達さんとチームを組ませていただいるおかげで、多くの人を笑わせることができていると思っています。
【伊達】僕も富澤さんとチームを組ませていただいてね、幸せです。
【富澤】で、次回は何やるの?
【伊達】戻るの早っ!

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