放送内容

これまでの放送へ

公開復興サポート明日へ in 多賀城

2015年11月30日(月)

公開復興サポート明日へ in 多賀城
「議論するチカラ 激論!ド~する?!東北」

「議論するチカラ 激論!ド~する?!東北」

今回は、東北を応援するイベント「NHK公開復興サポート明日へin多賀城」で開催した、未来塾の特別授業の様子をお伝えします。講師は、某討論番組でおなじみの田原総一朗さん。東北の大学と関東の大学に通う学生それぞれ5人が、熱い議論を繰り広げました。討論のテーマは「新しい東北をどうつくるのか」。ジャーナリズム界のレジェンド・田原さんが若者たちに鋭く切り込み、本音を引き出します!激論!ド~する?!東北!まいります!

「正解のない問題を話し合うことこそ、さまざまな発言が生まれ、お互いに分かり合うことができる」。田原さんが今回選んだ議論のテーマは「新しい東北をどうつくるのか」。まず、塾生たちが、事前に考えてきた「新しい東北に必要なモノ」を発表していきます。それらの意見は良くまとまっているものの、どこかで聞いた言葉ばかり。自分たちの未来をどうしたいのか?田原さん、塾生たちに自分の言葉で語らせるための議論術を仕掛けます!

田原流議論術『話が具体的になるまで突っ込むべし』。抽象的な言葉を使う塾生には、「具体的に聞きたい!」など、どんどん突っ込んだ質問をしていきます。話によりリアリティが増し、参加者同士、イメージが共有しやすくなりました。田原さんはさらに本音に迫るべく、二の矢を放ちます!今まで黙って話を聞いていた学生に、突然意見を求めます。これが、『気をぬいているヤツには、突然話をふるべし』。議論に集中させるテクニックです。

徐々に白熱する様子を見て、田原さんはある議論を仕掛けます。参加した塾生にとって身近な、震災ボランティアについてです。「ボランティアが入らないことが本来理想」という関東の学生に対し、「まだその段階に達していないのが現状」と反論する東北の学生。今後のボランティアのあり方について意見が対立しますが、塾生たちは互いの意見を踏まえつつ、自分の言葉で主張できてきました。その中で、新しい東北をつくるアイデアも生まれます。

1時間半の制限時間ぎりぎりまで、熱い議論は続きました。田原さん司会の元、議論を交わした塾生たち。「話をすること自体が、復興への第一歩だと思うんです。」と熱く話す表情が印象的でした。一方、田原さんは、未来を担う若者たちの議論について、「他人事じゃない、自分の問題で、自分たちが頑張らなきゃいけないんだということを、みんな良く分かっていて、そこが極めてリアリティがあった。良かったと思います。」と語ってくださいました。

田原流議論術

  • その一、ずらした質問を差し込むべし
  • その二、話が具体的になるまで突っ込むべし
  • その三、気をぬいているヤツには、突然話をふるべし
  • その四、時には激しい言葉をぶつけるべし
  • その五、行き詰まってきたら外の風をいれるべし

田原総一朗さんのまとめ

「議論することで、新しい発想、想像力が出てくる。福沢諭吉という慶応をつくった彼が、真理なんてないんだけど、ディスカッションしている中でふっと、ほの見えるのが真理じゃないか、と。正解のない問題だから、みんながいろいろ意見を言う。いろんな意見を言うことで、分かり合える。だから僕は、議論はとっても大事だと思います。」

ゴールデンルール

「正解のない問題こそとことん話し合え!新しい発想が生まれてくる」

田原総一朗さん(81歳) ジャーナリスト

1934年、滋賀県生まれ。早稲田大学文学部卒業。岩波映画製作所、テレビ東京を経て、フリージャーナリストとして独立。『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』では、生放送中に出演者に激しく迫るスタイルを確立し、報道番組のスタイルを大きく変えた。活字方面での活動も旺盛で、共著も含めれば著作は100点を超える。現在もテレビ、ラジオのレギュラー、雑誌の連載を多数抱える、日本でもっとも多忙なジャーナリスト。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

田原流議論術が次々飛び出します。普段、1時間半も議論を“戦わす”ことって、実はそうないと思います。この経験をした塾生はもちろん、見ている方も議論するチカラがつくのではないでしょうか。私は、言葉を発するときは気遣ってしまい、意見を控えてしまうことが多いです。だから、話が具体的になるまで突っ込むというのは、壁が高いです。そして、少しも気を抜いてはいけないなんて…きついです!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】議論っていうのは、意見がぶつかり合うってイメージがあったんですけど、新しい発想を生み出すっていうね…。
【富澤】具体的に聞きたい!
【伊達】具体的に言ってるじゃん、ちゃんと。
【富澤】田原流のカットイン。

※NHKのサイトを離れます