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2015年8月31日(月)

「塾生は今」再会スペシャル~夏休み 緊急補習~

「塾生は今」再会スペシャル~夏休み 緊急補習~

夏休み最後は特別編。いつもの未来塾は、講師ひとりに対して複数の塾生ですが、今回は1対1の真剣勝負。しかも、かつての講師と塾生です!岩手県遠野の農家・多田克彦さんから「農業のチカラ」を学んだ新人農家の鎌田大地さん。そして、乙武洋匡さんから「前を向くチカラ」を学んで幼稚園教諭となった畠山佳那子さんです。講師の教えを胸に奮闘しながらも、壁にぶつかる2人を救うため、多田さんと乙武さんが再び動き出します!

鎌田大地さんは大学3年生のとき、講師の多田克彦さんと出会いました。次々と新しいアイデアを繰り出す敏腕農家の多田さんように「自分も日本の農業を変えたい」と、宮城県登米市で農家になって4か月。しかし、見込み年収は「365日12時間以上働いて100万円」だといいます。そこで鎌田さんが目をつけたのは"伝統野菜"。珍しい野菜はきっと高く売れるはず!そう信じているのですが、食べ方が少ないため、売り込み方に迷っていました。

仙台市内の幼稚園。この春から新人教諭として働いている畠山佳那子さんは、2年前の大学4年生のとき、乙武洋匡さんの未来塾に参加しました。足に障害があり、幼稚園の先生になることを迷っていた畠山さんの気持ちを変えてくれたのが、乙武さんの言葉でした。現在、子どもたちに囲まれる仕事は、想像以上に充実しているという畠山さん。ですが、どうしても乙武さんに相談したいことがあるそうです。そこで、2年ぶりの再会を果たします!

畠山さんは乙武さんに、「もしものとき、園児を助ける先生の役目を果たせないのではないか」という悩みを打ち明けます。畠山さんの無力感が分かるという乙武さんは、ある出来事について教えてくれました。それは、当時の生徒が、牛乳キャップを開けてくれたこと。すると"困っている人に手を貸すという文化"が、子どもたちの間に広がっていったといいます。「重要なのは、その子がどう成長したか」だと、乙武さんは話してくれました。

一方、鎌田さんは、多田さんの農場へと向かいます。悩みを聞いた多田さんは、厨房からある物を持ってきます。それは開発中の新商品!「ベラベッカ」というフランスの伝統菓子を参考に、5種類の豆で作った多田農場の完全オリジナル商品です。「ただの素材として売るのではなく、加工品にすると付加価値がつく」といいます。さらに、待っていても向こうからは来ないという多田さん。「走りながら考えろ」と、鎌田さんにエールを送りました。

乙武洋匡さんのまとめ

「教育とか子育てって、ついつい親が、教師が、"何をしてあげられるか"ということを考えてしまいがちなんだけど。本当に重要なことは、"その子がどう成長をしたか"だと思う。格好悪いとか、頼りないって思われたらどうしようということは、全く本筋ではなくて。その姿が子供たちに"どう届いているか"だと思うんだよね。」

多田克彦さんのまとめ

「付加価値をつける技術って頭脳労働なんだよ。自分で仕掛けしないと。向こうから来るの待っていては来ないから。夜とか休みのときとか、基本的にそういう暇があったときは、頭の中で、付加価値をつくることを考える。だから"走りながら考えろ"っていうのは、おれの考え方なんだよね。」

ゴールデンルール

「教師の“できない”が 子どもの“できる”を引き出す!」

「チャンスは待っていてもやってこない 走りながら考えろ!」

乙武洋匡さん(39歳) 作家・政策研究大学院大学 大学院生

1976年、東京都生まれ。早稲田大学在学中に出版した『五体不満足』がベストセラーに。スポーツライターとして活動後、2007年度から3年間、杉並区の小学校で教壇に立つ。その時の経験をもとに上梓した『だいじょうぶ3組』の映画化され、自身も出演した。2011年4月から練馬区の「まちの保育園 小竹向原」の経営に携わる。2013年3月、現行の制度では史上最年少で東京都教育委員に就任。2015年4月より、政策研究大学院大学へ進学。

多田克彦さん(60歳) 農場経営者

1955年、岩手県生まれ。大学卒業後、故郷にUターンし、遠野市役所に10年間勤務。88年3月に退職し、89年2月に農場を開設。農協に頼らないマイブランド牛乳、乳製品、野菜などの生産と並行して、独自の流通ルートを確立。小売店に直送するほか、3つの直営店も経営。若手育成にも注力。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

みなさん、「ベラベッカ」って知っていますか?農家さんは野菜を作るだけではなく、売ることも考えなくてはいけないんですね。講師の多田克彦さんはすごくアイデアマンで驚きました。今回は講師お2人のゴールデンルールが、これまで以上に私の心に響きました。さすが特別編!"再会"っていいですよね。私にも再会したい人がいます。ドラマの助監督さんです。いつかまた一緒に作品をつくりたいです!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】塾生たち、頑張っていて良かったね。
【伊達】なんかいいですね、こういうのも。ぜひ、カリスマ農家、そしてカリスマ先生になって、さらに東北を盛り上げていってほしいですね。
【富澤】期待してるよ~!

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