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寄り添うチカラ 第4週

2015年8月24日(月)

寄り添うチカラ
第4週「しらい校長の“スマイル”授業 苦しむ子どもに寄り添う そして一歩前へ」

「しらい校長の“スマイル”授業 苦しむ子どもに寄り添う そして一歩前へ」

「寄り添うチカラ」最終回。講師の白井智子さんからの「発達障害など、課題を抱えた子どもたちが参加できて、全員が楽しめるイベントを開催せよ!」という課題に取り組む塾生たち。みんなで一緒に大きな絵を描くと決め、困った状況に陥ったときの対処のしかたをぎりぎりまで話し合います。いよいよ本番。一体どんな絵が出来上がるのか?そして、嫌な思いをする子どもが一人も出ることなく、イベントを終了することはできるのか?

イベント前日、塾生たちの話し合いは続きます。子どもたちがけんかをしたり、やる気をなくしたり、困った状況に陥ったときの対処をどうするか?白井さんに助けを求めるのか、自分たちだけで解決するのか。そして、当日。「子どもたちへのフォローはできるだけ自分たちでやりたい。白井さんやスタッフの方には、さらにその周りで見守っていてほしい」と、イベントリーダーに立候補した佐久間良輔さんが白井さんに告げました。

午前9時、いよいよ開始です!イベントの内容は、「みんなで花火の絵を描く」というもの。まず、絵の具、ちぎり絵、色ペンの3チームに分かれ、小さい花火を描き、最後に全員で真ん中に大きい花火を描いて完成です。開始から20分、チームごとの進み具合にばらつきが出始めます。ここで白井さん、この事態に気づいていないリーダーの佐久間さんに声をかけます。課題を抱えた子どもたちのイベントでは、全体を見る人を置くことが大切なのです。

絵の具チームで問題が発生します。一人の女の子が、他の子の色の塗り方が気に入らず、上から塗り直してしまったのです。上塗りされた子は泣きだしてしまいました。自由にさせるのも大切ですが、他の人の気持ちを考えることも教えなければいけません。さらに、集中力が切れた子どもたちは、絵ではなく文字を書き始めました。発想を広げるのも良いことですが、「どこかで区切ってあげることが必要」と白井さんはアドバイスします。

多少の不手際はありましたが、子どもたちが誰ひとり欠けることなく、きれいな花火の絵を完成させました。塾生たちの頑張りに、正直驚いたという白井さん。そして、「自由を認めることは大事だけど、自由きままにさせると他の人の自由を侵すことになる。いろんな特性を持った子どもたちで何かを作るときには、意識しなくてはいけないこと」と教えてくれました。最後に塾生たちから白井さんへサプライズの色紙を贈り、「寄り添うチカラ」は終了です!

白井智子さんのまとめ

「一人の自由を認めるっていうことは大事なことだし、できるだけ自由な発想はそのまま広げさせてあげたい。ただ、自由気ままにさせてしまうと、他の人の自由を侵すことになる。自分の作品を壊されたっていう悲しい思いにつながる。それはすごく傷つくことだよね。発想が広がってきたなってところで、どう収拾をつけるのか。いろんな特性をもった、いろんな年齢の子たちと何かを作っていくとなると、必ず意識しなきゃいけない点になってくる。」

ゴールデンルール

「子どものことを一生懸命考える そこから寄り添い方は見えてくる」

白井智子さん(42歳) 特定非営利活動法人トイボックス代表理事/スマイルファクトリー校長

千葉県生まれ。1995年、東京大学法学部を卒業し、同年松下政経塾に入塾。教育改革をテーマに国内外の教育現場を巡る。1999年、沖縄でのフリースクールの立ち上げに参加し、2年半校長を務める。2002年、スマイルファクトリーを立ち上げ、大阪の不登校児童生徒をサポートする教育活動を開始。2003年、池田市長からの池田市で教育活動をしてほしいという声にこたえるため、NPO法人トイボックスの立ち上げに参加、代表理事を務める。2012年には、みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」を開設し、被災地における発達障害を持つ子どもの支援にも取り組んでいる。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

塾生たちが企画したイベントの開催です。子どもたちが自由に動いている姿は本当に楽しそう。だからこそ、大事なところではちゃんと指摘しなくては。でも、注意の仕方って本当に難しい。タイミングですよね。塾生たち、がんばったと思います!実は私、絵を描くのは苦手なんです。だから、サンドウィッチマンさんお2人とも絵が上手で、感心しました。あ、でも私、カブトムシとクワガタの絵はすごく得意なんですよ!

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】いやー、塾生たち頑張った。被災地で発達障害を抱えるデリケートな子どもたちに、よく寄り添ってくれたね。
【富澤】苦しんでいる子どもを一人でも減らしたいという、白井さんの思いが通じたんだね。

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