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寄り添うチカラ 第2週

2015年8月10日(月)

寄り添うチカラ
第2週「しらい校長の“スマイル”授業 震災から発達障害の子どもを救うために」

「しらい校長の“スマイル”授業 震災から発達障害の子どもを救うために」

今回の舞台は、福島県南相馬市。ここには講師の白井智子さんが造った、発達障害を抱える子どものための施設があります。震災直後、外からの支援物資が十分に届けられず、二重三重のストレスがかかる避難所暮らしで、発達障害などを抱える子どもたちは苦しんでいました。そんな中、白井さんに一本の電話が…。そして、南相馬に入った白井さんが取り込んだこととは?被災地で課題を抱える子どもたちにどう寄り添えばいいかを学びます。

塾生たちは、白井さんが運営する「みなみそうまラーニングセンター」を訪ねます。白井さんがこの町に来たのは、震災発生から3か月後のことでした。南相馬市役所から支援を依頼され、「発達障害の子どもたちのために放課後リラックスして過ごせる施設を造ろう」と思い立った白井さん。寄付金を集め、半年後にラーニングセンターをオープンさせます。しかし、慣れない環境で暮らしてきた子どもたちは想像以上にストレスを抱え、不安定な状態でした。

一人ひとりの特徴をつかみ、粘り強く寄り添ってきた結果、1年経つころには、子どもたちに笑顔が戻ってきたといいます。現在、およそ30人の子どもが登録し、8人のスタッフがサポートしています。塾生たちは、子どもとたちとの距離を縮めようとしますが、うまくいきません。そこで、白井さんがサッカーをやろうと提案!塾生たちは一気に子どもたちと打ち解けていきました。「失敗を恐れずに子どもたちと接することが大切」という白井さん。

「楽しませる」ではなく「一緒に楽しむ」。そこから対等な人間関係が生まれるのです。子どもたちの支援をする上で、白井さんが特に大切にしているが、学校の宿題を終わらせることです。大人たちは多くの場合、震災で受けた被害から生活を立て直すので精いっぱいでした。「宿題を終わらせて、すっきりして家に帰るというだけで、家族がやっと普通に生活ができるようになった」という親御さんからの声もあったそうです。

最後に白井さんは、被災地で課題を抱える子どもたちに寄り添うには「子どもたちが穏やかな日々を送れるように、"絶対あなたの味方でいる"ということをどう伝えていくかが大切」だと教えてくれました。そして、塾生たちがもっと子どもへの寄り添い方を学べるように課題を出しました。「子ども全員が参加できて成長できるイベントを開催しよう」。果たして、塾生たちは無事にイベントを成功させることができるのでしょうか?

白井智子さんのまとめ

「心の奥底まで全部分かってあげることって残念ながら。分かりたいけど、分かれない。だけど、『そばにいるよ、絶対あなたの味方でいるよ』ということをどう伝えていくか。ときにはただ横に座っているだけとか、話を聞いてあげたりとか、抱きしめてあげたりとか、背中さすってあげたりとか。今、私たちがやっている"心のケア"っていうのは、普通に毎日子どもたちが穏やかに宿題をやって、穏やかにおうちに帰って、穏やかに次の日を迎えられるようにということ。その中に "心のケア"がいろんなところにちりばめられている。」

ゴールデンルール

「子どものそばで伝えよう! 私は絶対あなたの味方」

白井智子さん(42歳) 特定非営利活動法人トイボックス代表理事/スマイルファクトリー校長

千葉県生まれ。1995年、東京大学法学部を卒業し、同年松下政経塾に入塾。教育改革をテーマに国内外の教育現場を巡る。1999年、沖縄でのフリースクールの立ち上げに参加し、2年半校長を務める。2002年、スマイルファクトリーを立ち上げ、大阪の不登校児童生徒をサポートする教育活動を開始。2003年、池田市長からの池田市で教育活動をしてほしいという声にこたえるため、NPO法人トイボックスの立ち上げに参加、代表理事を務める。2012年には、みなみそうまラーニングセンター「ふみだす未来の教室」を開設し、被災地における発達障害を持つ子どもの支援にも取り組んでいる。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

子どもが好きで、この世界に入る前は保育士を目指していました。体験保育に行ったこともあります。子どもの動きを見ているだけでも楽しい気持ちになりますよね。今回、「楽しませてあげる」ではなく「一緒に楽しむ」という言葉は心に響きました。これは、大人にも当てはまるし、仕事をする上で特に大事だと思いました。ちなみに、伊達さんは楽天イーグルスを話題にされましたけど、私は地元、福岡ソフトバンクホークスの話をしてもいいですか?

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】ここで予期せぬ事態が起こるんだ、トミー。
【富澤】どうした?
【伊達】申し訳ない。これ以上は言えないんだ、トミー。
【富澤】どうした?
【伊達】ヒントを与えておくよ、トミー。次回の未来塾を見てほしい。そこに真実が隠されているはずだ!
【富澤】どうした、誰なんだよ!

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