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ごちそうさまのチカラ 第3週

2015年7月20日(月)

ごちそうさまのチカラ
第3週「高橋編集長のごちそうさまのチカラ 食べる人を魅了する つくる人の“モノガタリ”を探せ!」

「高橋編集長のごちそうさまのチカラ 食べる人を魅了する つくる人の“モノガタリ”を探せ!」

高橋博之さんが情報誌で特集した生産者を訪ねて"モノガタリ"を聞いてきた塾生たち。「食に対する興味が変わっていく」という彼らに対して、「口では言える。学んだっていうなら、実際に形にしてみろ!」と高橋さんから、課題が発表されます。『食べものの裏側にあるモノガタリを見つけ、都市の消費者に伝えること』。塾生たちは自分たちでモノガタリを見つけるため、岩手県大船渡市の漁師を訪ねます。どんな出会いが待っているのでしょうか?

課題を与えられた塾生たちは、岩手県大船渡市へ。三陸鉄道の人気スポット、恋し浜駅を訪れます。ホームで待っていてくれたのは、高橋さんの友人、佐々木淳さん。ホタテを養殖する漁師で、地域のリーダーです。塾生たちは佐々木さんから、この地域の人々が大津波で漁船や養殖施設を失いながらも、諦めずに漁業を復活させた話を聞きました。佐々木さんは塾生たちの取材のために、ホヤ漁師の山下大寿(だいじ)さんを呼んでくれました。

ホヤは小石浜の特産です。震災後、佐々木さんとともに頑張ってきた山下さんは、新鮮なホヤのおいしさを都会の人にも伝えたいと言います。塾生たちも山下さんのホヤを食べて、イメージが変わりました。佐々木さんは塾生たちに、漁師の担い手不足が深刻化するなか、食べる側の人とコミュニケーションをとることが重要だと伝えます。消費者へ直接販売する仕組みをつくるなど、積極的に活動。それは、未来に海を紡いでいくための挑戦だと言います。

漁師の仕事を知ってもらうために、佐々木さんは塾生たちをホタテ漁に誘いました。集合時間は、なんと午前2時。港から約10分で、ホタテの養殖場所に到着。ロープを巻き上げると、海草や貝殻などがついたホタテが鈴なりにあがってきました。塾生はその海草などを取り除く作業を体験。さらに、とれたてのホタテを試食させてもらいます。その味に感動する塾生たち。さまざまな体験からモノガタリを見つけましたが、どうまとめるのでしょうか!?

講師の高橋さんに中間報告です。ホタテのモノガタリで注目したのは、佐々木さんが未来に海を紡ぐために挑戦する「夢」。ホヤのモノガタリは、山下さんが漁師になった経緯や苦労など、これまでの「人生」。報告を聞いた高橋さんは、両方の視点を合わせることが必要だとアドバイスします。人の心を動かすモノガタリには「人生」と「夢」、どちらも大事なのです。再取材となった塾生たち。都市の消費者に向けての発表会まで、あと1週間です。

高橋博之さんのまとめ

「最初の入り口はこっち(人生)。だけど最後、強烈な支援者っていうか、末永く応援していくファンになっていく人は、ここ(夢)に共鳴した人たちなんですよ。だけど、マラソンのゴールだけ見せても、人は共感しない、感動しない。スタートから、デッドヒートを繰り広げて、途中の給水所で取り損ねたり、苦しい表情浮かべたりしながらゴールにたどり着いたっていうところまで見て、人は初めて最後のゴールに感動できる、共感できる。」

ゴールデンルール

「生産者の「人生」と「将来への夢」 それが消費者の心を動かす」

高橋博之さん(40歳) 社会起業家

1974年、岩手県花巻市生まれ。2006年岩手県議会議員補欠選挙に無所属で立候補、初当選。政党や企業、団体の支援を一切受けず、お金をかけない草の根ボランティア選挙で、鉄板組織の壁に風穴を開けた。2011年に岩手県知事選に出馬、次点で落選。沿岸部の被災地270キロを徒歩で遊説する前代未聞の選挙戦を展開した。2013年、NPO法人「東北開墾」を立ち上げる。お百姓さん、漁師さんの右腕(サポート役)として、新しい一次産業の創造に挑むため、雑誌「東北食べる通信」を発刊。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

食べる側とのコミュニケーションを考えている漁師さんたちの姿に、自分の仕事と重なる部分が多いと思いました。応援してもらうためには、つながることは大切ですよね。さらに、「人生」も見せることが大事という、講師の高橋博之さんの言葉が心に響きました。ちなみに、私、ホヤを食べたことないんです。でも、今回の放送を見たらすごく食べたくなりました!おいしそうだし、かわいい形じゃないですか?

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【伊達】東京でのプレゼンまで、あと1週間。
【富澤】こっちの塾生は、電話でチャチャッと済ませようってわけね。
【伊達】チャチャッとか言わないでください。
【富澤】それで、次回はチャチャッと発表会をするわけね。
【伊達】そんな簡単にはいかないんですよ。さあ、最後に塾生が流すのはうれし涙か?それとも悔し涙か?

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