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ごちそうさまのチカラ 第1週

2015年7月6日(月)

ごちそうさまのチカラ
第1週「高橋編集長のごちそうさまのチカラ “モノガタリ”が味を変える!?」

「高橋編集長のごちそうさまのチカラ “モノガタリ”が味を変える!?」

7月の講師は、東北から一次産業を再生させようと奮闘する、社会起業家の高橋博之さん。元岩手県議会の議員。「農業漁業の問題はまず、消費者の意識改革から!」と考えた高橋さんは、食の情報誌を創刊。日本中から注目されるその情報誌には、読んだ人の意識を変える"仕掛け"があるんです!今回は、塾生5人が何も知らされずに、その仕掛けを体験。果たして、塾生たちの意識は変わるのか!?高橋編集長の「ごちそうさまのチカラ」スタートです。

塾生たちと出会った高橋さんは、早速一次産業に関する熱弁開始。それもそのはず、実は元岩手県議会議員です。一次産業の再生は、消費者が生産者や食べものをつくる現場を知るところから始まると考えた高橋さん。自らNPOを立ち上げ、東北の食を伝える情報誌「東北食べる通信」を創刊しました。この情報誌は、ワケあって1500人に読者を限定していて、箱で届きます。なぜ箱で届くのかというと…その理由は後ほど分かります!

いざ講義!と思いきや…まずはランチ。実はこのランチに、食に対する意識改革の布石が打たれていたのです。何気なく食べている食材が、この後、劇的においしくなるんです。それを体感してもらうため、高橋さんは塾生たちに、のり漁師の相澤太さんを紹介します。父親の跡を継いだ相澤さんは、良いモノを作っても正当に評価されないと感じていました。食べる人に価値が伝わっていない、どう伝えるかを悩んでいるときに、高橋さんと出会いました。

一行は、相澤さんの仕事場である海へ。のり養殖のおもしろさは、育て方によって味が違うこと、よしあしが1年間で返ってくること、と話す相澤さん。「自分とのりとの勝負。結果が出るから楽しい」。海から戻った塾生たちは、来シーズンへ向けた網の手入れを手伝いますが、絡まりをとるだけでも四苦八苦。表には出ない、漁師さんの努力をかいま見ることができました。この後、相澤さんがつくったのりを食べさせてもらいました。

実はこののり、ランチで食べたものと同じ。ランチでは誰も注目しませんでしたが、食べ物の裏側にある"モノガタリ"を知った塾生たちは、のりのおいしさに感動します。「知らないで食べるのと知って食べるのとでは、味も変わるし食卓も豊かになる」という高橋さん。やる気あふれる生産者を取り上げている高橋さんの情報誌には、その生産者がつくった食材がおまけとして入っています。その思いを知ったらすぐに口にできる仕組みなのです。

高橋博之さんのまとめ

「消費者っていうのは、観客席の上に座って高みの見物をしているわけですよ。一部の生産者がグラウンドの上でプレーして、一生懸命つくっているけど、正当に評価されなくて、買いたたかれたりしている。だけど、ここが困ると最終的に観客席に跳ね返ってくる。グラウンドにおりろっていうのは、ひと事でいるなって。食べ物をつくっている人を知る、良いものだと思ったら友達に紹介するとか。いろんな参加のしかたが、グラウンドのおり方が、あると思うんですよね。」

ゴールデンルール

「消費者は 生産者がプレーするグラウンドにおりろ!」

高橋博之さん(40歳) 社会起業家

1974年、岩手県花巻市生まれ。2006年岩手県議会議員補欠選挙に無所属で立候補、初当選。政党や企業、団体の支援を一切受けず、お金をかけない草の根ボランティア選挙で、鉄板組織の壁に風穴を開けた。2011年に岩手県知事選に出馬、次点で落選。沿岸部の被災地270キロを徒歩で遊説する前代未聞の選挙戦を展開した。2013年、NPO法人「東北開墾」を立ち上げる。お百姓さん、漁師さんの右腕(サポート役)として、新しい一次産業の創造に挑むため、雑誌「東北食べる通信」を発刊。

ナレーション吉本実憂のつぶやき

講師の高橋博之さんの、「グラウンドに降りろ」という言葉は、消費者である私の心に響きました。食材を買うときは、生産地を見ます。作られた方の、"顔"を知りたいという気持ちがあります。それを、"一緒に戦う"ことにつなげていきたいです。だから、高橋さんが編集長をつとめる「食べる通信」のアイデアはすばらしいと思います!私も201人目に名乗りをあげます♪

応援団長サンドイッチマン 今回の一言

【富澤】パリパリ、のりだけで食べてるよ!オマエもかい!?
【伊達】生産者の物語を知ると、より一層おいしいですよ。
【富澤】のりだけにノリノリだね。
【伊達】うん、おいしい。次回、ご紹介するのは、ピクニックのようなイベントなんですね。ここに一次産業再生のヒントが隠されているようです。

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