ほやめし、食べにこーよー

2014年5月放送開始
※NHKサイトを離れます

三陸の夏の味覚、ホヤ!

何とも不思議な姿形のホヤ。これを最初に食べた人ってすごい!こう見えても、実はとてもおいしい珍味なのです。食通、プロの料理人がわざわざ足を運んで食べるという天然のホヤが、岩手県最北の町で取れると聞きつけ、行って参りました!

「メカブ」って一体何モノ?!

ホヤは東北地方の食卓によく並ぶポピュラーな食材。
ミネラルが豊富で、滋養強壮に良いといわれています。

旬は5月~8月。中でも真夏の8月頃は身が肥え、もっとも甘みが出てきます。
独特のクセ・臭みも減るので、苦手だった人がこの時期の天然ホヤを食べて、そのうまさに目覚めてしまった!という事も多いそう。

今回おじゃましたのは~岩手県・洋野町種市(ひろのちょうたねいち)~

岩手県の最北に位置する町、洋野町。
ウニや伝統の南部もぐりで知られています。
ドラマ「あまちゃん」のアキや種市先輩が通った学校はこの町の種市高校がモデルになりました。

種市で取れるのは天然モノ!
天然ホヤと養殖ホヤの違いとは?

【見た目】
根元が黄色がかった養殖ホヤに比べ、天然ホヤは色が落ち着き、突起はゴツゴツとしています。海底の岩に付着して生息するため、根がしっかりしているのも特徴。震災時も津波で流されることがなかったそうです。 

種市で採れるのは天然モノ!
天然ホヤと養殖ホヤの違いとは?

【味】
「種市のホヤを食べると、帰り道もずっと口の中に味が残っているんだよ~」
養殖ホヤは“先味”が良く、天然ホヤは“後味”が良いのだそうです。

目を閉じて、尾を引く後味をじっくり味わって欲しい♡

南部ダイバーなくして天然ホヤは食べられない!

天然ホヤが生息しているのは、水深20m~30mの海底。素もぐりでは到底無理な深さです。そんな所まで行って貴重な天然ホヤを取っているのは、なんと、南部もぐりのダイバーたち!岩にしっかりくっついているホヤを、1つ1つ手でもぎ取っています。

知れば知るほど・・・こんなに大変だったとは

一度もぐると3時間も続く漁。潮の流れや水温など、常に環境が変わり危険が伴う海の中の作業は体力を激しく消耗します。その上、作業後には海中でひたすら体をじっとさせ、1~2時間かけて減圧しながら海面に浮上する必要があります。海水が冷たい時期は、作業中にかいた汗が冷えて体温が奪われるため、相当な寒さに耐えなければなりません。ダイバーの仕事は、想像以上に過酷でした。

さらに驚くことに、ホヤ専門の漁を行うダイバーは国内にたった2人!南部もぐりの伝統を引き継ぐ磯崎元勝さん・司さん兄弟だけなのでした。

メカブを制するはワカメを制す?

天然ホヤの漁はチームワーク!

天然ホヤの漁は、乗組員とダイバーの連携プレーで成り立っています。
船上の乗組員さんは、海底にいる磯崎さんに送る空気の量を調整したり、定期的に時刻を伝えたり、さらには、磯崎さんの動きにあわせて船を移動させるといった繊細なかじとりを行います。

メカブを制するはワカメを制す?

さあ、海からあがったばかりの新鮮なホヤが手に入りました。
いざっ、浜のかあちゃんの元へ~!

メカブを制するはワカメを制す?

今回、浜の料理を作ってくれる浜のかあちゃんは? ~岩手の食の匠・庭静子さん~

地域の食文化の発信者として岩手県に認定された「食の匠」庭静子さん。
種市で営んでいた食堂「はまなす亭」が津波で流されましたが、1年後に再開。
この地で取れる天然ホヤをもっと多くの人に楽しんでもらいたいと、
さまざまなレシピを開発するなど、毎日全力投球のお母さんです。

メカブを制するはワカメを制す?

そんな庭さん、突起が2つあるオレンジ色のニット帽をかぶっていました。

よく見ると、その突起の片方にはプラス(+)、もう片方にはマイナス(-)がついている・・・

では、お待たせしました~、クッキングスタート!

南部ダイバーなくして天然ホヤは食べられない!

(+)と(-)の突起を切り落とし、
切り落とした部分から殻に切り込みを入れて、身を取り出します。

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内臓を取り除き、腸に包丁を入れて身に残った内容物を水で洗い流します。

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きれいにした身を、食べやすい大きさに切ります。

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沸騰したお湯で軽くゆで、ざるにあげます。

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炊き立てごはんにゆでたホヤを入れ、
だししょうゆをかけて混ぜます。

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器によそって、刻んだ青じそと白ごまを
ぱらぱらっとふりかけて・・・出来上がり♪

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