赤皿貝のくん製、食べてみらいん!

2015年9月放送開始
※NHKサイトを離れます

貝のダークホース現る?!

一般にはあまり流通せず、漁師さんや地元の人たちだけで消費されている「赤皿貝」という貝をご存知ですか?
「知ってるよ!」という人はかなりの食通、もしくは貝好きに違いありません。赤皿貝は、築地の市場でも
ごくまれにしか姿を現さない、知る人ぞ知る貝なのです。

一見ホタテのような赤皿貝。ホタテよりちょっと小さくて、貝殻が赤く、表面がゴツゴツザラザラしているのが特徴。味が濃くうまみも強いそうで、「ホタテよりもうまい!」という漁師さんもいるほどです。

ところが悲しいかな、実はお邪魔虫だとか厄介者なんて言われて捨てられてしまう事も。なぜなら、赤皿貝は養殖カキやホタテなどに付着して成長するため、カキが食べるはずのプランクトンを、赤皿貝が横取りしてしまうからなんですって。

しかし最近、このお邪魔虫を商品化しようとしている漁協のお母さんたちが
宮城の唐桑にいるとのうわさが!!早速行ってきました!

今回おじゃましたのは~宮城県気仙沼市唐桑町(からくわちょう)~

宮城県の最北東端に位置する気仙沼市唐桑町。カキ・ホタテ・ワカメなどの養殖が盛んな町です。 リアス式海岸が続く唐桑半島の海岸沿いには、変わった形の岩が点在しています。中でも高さ16mもある折石(おれいし)を見ながらの太平洋の景色は圧巻。人気の観光スポットとなっています。
岩手県釜石市尾崎白浜

赤皿貝を求めて、カキ養殖場へ!

養殖業を営む畠山政則さんの
漁船に乗せてもらい、
唐桑半島の穏やかな入海へ。

震災前はイカダ式養殖が主流でしたが
津波でイカダが流されてしまったため、
今はブイを使うハエナワ式養殖に
変わったそうです。

カキの漁場に到着。

カキがつり下げられているロープを
水中から引きあげます。

海綿を取ると赤い貝が現れました。
畠山さん、一本のロープから次々と取っていきます。

実は、畠山さんの奥様が所属する
漁協女性部のメンバーが、この赤皿貝を
商品化しようと頑張っているそうです!

阿部きくみさん

気仙沼漁協唐桑支所女性部のみなさん。
唐桑の海で取れたウニ・カキ・ホタテなどを
自分たちで調理して商品化。気仙沼をはじめ、
県外のイベントなどに出店し、自ら販売もしています。

「復興したい!という気持ちで頑張っている」と、
力強く話してくれるお母さんたちです。

ウニを塩漬けにした、人気の商品「塩うに」。
一つ一つ心を込めてパック詰め。

震災で冷蔵設備を失った際、殻付きウニの出荷ができなくなり
どうにかしてウニを保存しなければ…という問題に直面しました。
このとき、50年前に唐桑でウニを塩漬けにした商品が作られて
いたことを知った漁協職員さんが、当時のレシピを探し回り
ようやく見つけ出し、再現。そして商品化されたのが
この「塩うに」なんですって。

無くなっても、別の手段を考える・・・

震災前はホタテやカキをくん製にして販売していた女性部のみなさん。
津波で、養殖イカダが流され、ホタテやカキが十分にとれなくなり「どうしようか?」となったとき、
「赤皿貝をくん製にしてみたら?」というアイデアが出てきたんです。

「この“赤皿貝のくん製”の商品化は漁協女性部のささやかな夢」
商品化に向けて、お母さんたちは鋭意研究中!

では、お待たせしました~、クッキングスタート!

赤皿貝のくん製の作り方

鍋に赤皿貝を入れます。
貝が半分ほど浸るくらい水を入れ、
ふたをして強火にかけます。

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沸騰したら火を止めて、
赤皿貝をざるに移します。

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貝から身を外し・・・

水を加えて冷ました②のゆで汁に
5~10分浸して、味をしみ込ませます。

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赤皿貝をゆで汁からざるにとって、

キッチンペーパーで水気をとります。

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土鍋にアルミホイルを敷いて
サクラチップを一握り入れ、
強火にかけます。

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サクラチップから煙が出てきたら弱火にし、
煙を逃がさないために手早く網をセットして
④の赤皿貝を並べます。

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ふたをして、弱火で30~40分ほど
いぶします。

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ギュッとつまった貝のうまみと
くん製の香りが口の中に広がります。
どんなお酒にも合いそう♥

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赤皿貝のくん製・ニンジン・ゴボウを具に使い、
しょうゆ・みりん・酒で味をつけた
ぜいたくな炊き込みごはんです。

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