これまでの放送

総合 2016年12月4日(日)放送

証言記録 東日本大震災 宮城県仙台市 ~動物園の“いのち”を守る~

仙台市民の憩いの場、八木山動物公園。震災で、電気・水道・燃料、エサの供給がストップ。約500匹の動物たちは、日ごとに追い詰められていった。チンパンジーの“チャチャ”は、ストレスでエサを口にできず意識不明に。カバの“カポ”は水が不足し健康状態が悪化、飼育員は死を覚悟した。動物たちの危機を救ったのは、生鮮食料品を差し入れたスーパ-などの地元の人々。そして、全国の動物園からの救援物資だった。人の保護なしには生きられない動物たち。どのように“いのち”を救ったのか。

総合 2016年11月27日(日)放送

復興サポート みんなでつくる 楽しみの場 ~熊本・南阿蘇村~

今回は、熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県南阿蘇村の再生がテーマ。
南阿蘇村では阿蘇大橋が崩落し幹線道路が寸断された上、倒壊した家屋の撤去や片付けも進んでいない。また主な産業だった農業と観光業の再建も見通しが立たないのが現状である。仮設住宅への入居が始まっているが、元いた集落はバラバラで、コミュニティから切り離され、住民の孤立の問題も指摘されている。
番組では、南阿蘇村に民俗研究家・結城登美雄さんを迎え、中越地震で被災した旧山古志村の事例も見ながら、どうやって人と人のつながりをつくり、南阿蘇村の再生をめざしていくか、住民たちとともに話しあっていく。

総合 2016年11月20日(日)放送

証言記録 東日本大震災 千葉県浦安市~液状化の衝撃 水と闘った1か月~

市の3分の2を埋め立て地が占める千葉県浦安市は世界最大級の液状化に見舞われた。大量の泥が噴出、道路は割れ、家は傾き、無残な姿に豹変したベイエリアの住宅街。だが、最も深刻な被害は、地下のいたる所で破壊された上下水道だった。約1万世帯が断水ばかりか、トイレも使えない日々が続いた。浦安市は市民の動揺を押さえようと1か月内の復旧を宣言。その成否は、自衛隊の給水船派遣と復旧工事に挑んだ延べ2千人に及ぶ下水道のプロたちにかかっていた。知られざる液状化被害の真相を証言でつづる。

総合 2016年11月13日(日)放送

拝啓 10年後のあなたへ ~震災前の飯舘村から~

2006年、福島県飯舘村で集められた「大切な人への手紙」。10年間保管された後、配達されるという村の企画だった。しかし5年後、東日本大震災と原発事故が村を襲い、今も村は避難区域に指定され、村民は故郷に暮らすことが出来ずにいる。かつて、牛を飼い、野菜を育て、家族とともに過ごす穏やかな暮らしの中で、大切な友人や家族、そして未来の自分へと思いをしたためた手紙。10年の歳月を経て届いた手紙は何を語りかけるのか。

総合 2016年11月6日(日)放送

響け!未来への“鼓動”~岩手・陸前高田~

岩手・陸前高田で開かれる『全国太鼓フェスティバル』
今年で28回目。町を元気に!との思いで始まった。当初は2500人もの観客で賑わったが、震災で状況は一変。会場も、チケットを売る商店街も流され、おととしの入場者はわずか450人。それまで市民が担ってきた実行委員のなり手も激減し、市役所の職員、それも県外からの応援職員の力を借りているのが現状だ。熊本地震があった今年は大分・湯布院のチームを招待しエールを送ろうとするが…
イベントは成功するのか?陸前高田の人々の思いは全国に届くのか?

総合 2016年10月30日(日)放送

証言記録 東日本大震災 福島県須賀川市 放射能の不安と闘った病院

須賀川市は、福島県の内陸部で最も強い揺れに襲われたが、東京電力福島第一原発からは60キロ離れていたため、原発事故による避難指示は出されなかった。しかし住民たちは大きな不安に襲われた。「本当に安全なのか」「やはり避難すべきではないか」。
そこに、長年地元の医療を担ってきた病院が動き出した。
院長の三浦さんはラジオ局を開設、現況と放射能汚染の知識を発信し始める。しかし、どんな情報を伝えれば良いのかは手探り状態だった。
放射能の不安を解消しようと闘った病院の試行錯誤、スタッフの葛藤を証言でつづる。

総合 2016年10月23日(日)放送

復興サポート がんばっぺ!熊本~東北からのメッセージ~

熊本地震から半年あまり。現地では仮設住宅での生活が始まり、一人暮らしのお年よりの世話や子どもたちへのケアなど、さまざまな課題が浮かび上がっている。しかし現在、大きな役割を果たすボランティアの数が、大学の授業開始などの影響から激減している。
息の長い支援を行うには何が必要なのか?東日本大震災の教訓に学ぶ。
城県の石巻市からは、住民同士のコミュニティ作りを支える「地域福祉コーディネーター」の活動を紹介。そして明治学院大学ボランティアセンターの岩手県大槌町での活動から、継続的な支援を可能にした取り組みを紹介する。

<司会> 姜尚中さん(政治学者)、大桃美代子さん(タレント)

総合 2016年10月16日(日)放送

すべてが流されたこの場所から~福島・南相馬~

福島の沿岸で、いまも津波で行方不明となった家族を探し続ける男がいる。南相馬市萱浜地区の上野敬幸さん。上野さんは、震災で両親と長女、そして長男を失った。母親と長女は直後に発見されたが、行方不明となった2人の手がかりは見つけられていない。福島第一原発の事故で自衛隊の捜索が遅れ、自らの手で探すしかなかった上野さん。その後もずっと、東京電力に対する怒りと、家族を守ることができなかった自責の念に苦しんできた。しかし、そんな上野さんの思いに寄り添い、家族の捜索を手伝う仲間たちが集まってきた。震災から5年半―。激しい怒りと深い悲しみにとらわれてきた男は、いま何を思うのか。その心の軌跡を追った。

総合 2016年10月9日(日)放送

八代亜紀・コロッケの きらり!えん旅スペシャル 東北から熊本へ

BSプレミアムの「きらり!えん旅」で、たびたび東日本大震災の被災地に足を運び、東北のみなさんとの絆を深めてきた、八代さんとコロッケさん。いま二人は、この春大地震に見舞われたふるさと熊本にこれまで以上に思いを寄せています。 9月二人は揃って熊本へ、「未来ある子どもたちのために、東北でもらったさまざまな絆をつなげていきたい」と語り合いました。これまでの東北の旅の姿を振り返りながら、復興への力を東北から熊本につなげていこうという、八代さん・コロッケさんの熱いメッセージをお届けします。

総合 2016年10月2日(日)放送

命を守れ津波模型 ~岩手から高知へ 高校生たちの夏~

等高線まで忠実に再現した港町の模型。そこに海から水を流すと、「津波」は町中にまで上ってくることがわかる。岩手県の宮古工業高校の生徒が作る「津波模型」だ。高校生は東日本大震災の前から、この模型を使って小中学生たちに出前授業を行い、「津波が来たら近くて高いところに逃げよう」と教えてきた。この授業を受けた子供たちは東日本大震災の大津波で命を落とすことはなかったという。そしてこの夏、南海トラフ巨大地震で大津波が想定されている高知県須崎市の「津波模型」が完成した。大津波の被害を目のあたりにした須崎市の人達は…。

総合 2016年9月25日(日)放送

証言記録 東日本大震災 宮城県東松島市~二本の列車 明暗を分けた停止位置~

2011年3月11日の午後2時46分、宮城県東松島市のJR仙石線野蒜駅を上下2本の列車が同時に出発した。上り列車は仙台方面、下り列車は石巻方面へ。その直後、とてつもない揺れに襲われ緊急停止した2本の列車。指令室からは「指定避難所の野蒜小学校に避難せよ」という命が下った。 指令室の指示通り、避難所の体育館に乗客を誘導した上り列車。一方、高台に停車した下り列車は乗客の助言に従い、車内にとどまる決断を下した。 指示に従うべきか、車内にとどまるべきか、異なる判断を下した2本の列車。乗客150人の命を守ることができたのか。そして乗務員にとって震災の教訓とは。

総合 2016年9月18日(日)放送

復興サポート 放射能汚染からの漁業再生~福島・浜通り Part3~

原発事故によって深刻な被害を受けた福島の海。現在は「試験操業」として、国の食品基準より厳しい県漁連の基準を長期間にわたり下回った魚種のみを出荷しているが、福島産の魚へのイメージは上向いていない。そうした中、漁師自らが動き始めた。いわきでは、地元大学生の呼びかけに応えて、消費者の漁業ツアーを実施。相馬では、漁師が雑誌を創刊し、新鮮な魚と共に消費者に直接届けている。
番組では、福島の海について科学的な最新の調査データを紹介した上で、どうすれば漁業を再び地域の生業にできるか話し合う。

復興サポーター  石丸隆さん(東京海洋大学特任教授)
         濱田武士さん(北海学園大学教授)

出演       菊地基文さん(漁業者・相馬市)

総合 2016年9月4日(日)放送

一人ひとりの“生きた証”を忘れない ~岩手・大槌町~

東日本大震災で亡くなった人行方不明の人が1200人をこえた岩手県大槌町。震災から5年半たった町で、亡くなった町民の“生きた証”を集め続ける人がいる。寺の住職・高橋英悟さん。犠牲になった人は、どんな人柄でどんな人生を歩んできたのか、一人一人の記憶を刻むことが、町の未来につながると信じ、遺族の元に通う。
高橋さんと町の人々とのやりとりを通じて、震災5年半を迎える被災者の心をみつめる。

総合 2016年9月3日(土)放送

特集 明日へ つなげよう 「地震列島に暮らす私たち」

熊本地震の被災地・益城町や西原村などでは、いまだ避難所やテント、軒先などで避難生活を余儀なくされる人たちがいる。当たり前の暮らしを取り戻し、地域を復興させるにはどうすればよいのか。東日本大震災からの5年半の経験なども参考に、被災地の未来につながるヒントを探っていく。
番組には、熊本県の公式キャラクター「くまモン」が登場。「#くまモンあのね」というツイッターにメッセージを寄せてくれた被災者や支援者を訪ね、あたたかなエピソードを紹介する。また大きな被害を受けた熊本城の再建に向けた動きもお伝えする。さらに東日本大震災の被災地の現状についてもリポートする。

総合 2016年8月28日(日)放送

証言記録・東日本大震災 岩手県 大槌町 ~行政機能を失った町役場~

東日本大震災で1277人の死者・行方不明者を出した大槌町。町役場も津波に飲まれ、140人の職員のうち、およそ3割が犠牲になった。町長と幹部、役場庁舎を一度に失った大槌町は、機能不全に陥った。助かった職員たちは、家族や同僚を失った悲しみを和らげる余裕もなく、救援物資の受け入れ、避難所の運営などに奔走した。しかし人手不足は深刻で、被災した住民へのサービスも停滞。職員たちは、精神的にも追いつめられていった。災害対応の要となるべき町役場が被災した時、どんな困難に見舞われたのか、対応にあたった大槌町職員の証言で見つめる。

総合 2016年7月24日(日)放送

明けない夜はない ~福島・いわき 奇跡の横丁をゆく~

JRいわき駅から徒歩2分。地元の常連客や原発作業員で賑わう路地がある。2011年11月に誕生した「復興飲食店街 夜明け市場」。
震災で自宅や店を流された人、仕事を失った人…、再起をかけこの場に集結。協力してイベントを仕掛けるなど懸命に盛り上げてきた。すると僅か2店舗だった寂れた通りは今年、15店全てが埋まり“奇跡の横丁”となった。
プライベートで福島を何度も訪れているカンニング竹山さんが突撃取材!店主の夢は?横丁の未来は?力を合わせて前に進む小さな店の心意気を描く。

総合 2016年7月17日(日)放送

証言記録 東日本大震災 福島県 南相馬市 ~原発事故バス避難 試練の2週間~

東京電力福島第一原発の事故直後、住民避難に大きな役割を果たしたのが民間バス会社だ。しかし、当時の防災計画では、バスでの避難は全くの想定外だった。避難指示が出た大熊町の住民は、国土交通省が緊急手配したバスでいち早く避難したが、相次ぐ原発の爆発で事態は急変した。屋内退避の指示が出た南相馬市では、外部との交通が遮断され多数の住民が孤立。被ばくの不安が高まるなか、市長の懸命の要請を受けた中小のバス会社が、地元への恩返しにと、手探りで市民の脱出に奔走した。バスが果たした知られざる役割を証言でつづる。

総合 2016年7月10日(日)放送

復興サポート 温かな手と手をつないで ~熊本・益城町~

今回は4月の熊本地震で甚大な被害を受けた熊本県益城町の再生について話しあう。
益城町東無田集落では全120戸のうち100戸が全半壊した。避難所だけでなく、庭先のテントなどで暮らす住民も多く、熊本市内に転居する住民も増えている。また地下水のくみ上げポンプが地震で壊れ、農業の先行きも見通せない。
東無田集落に、東日本大震災の経験者で民俗研究家の結城登美雄さんなどを迎え、どうすれば避難生活の質を上げられるか、また集落を再生させるのには何が大切かを話しあっていく。

総合 2016年7月3日(日)放送

三十一文字の思い ~生島ヒロシと“震災の短歌”~

NHKでは東日本大震災にまつわる短歌を募集、全国各地、16歳から96歳まで、幅広い年齢層から歌が寄せられた。そこには「今も残る震災の記憶」「5年の節目を経て生まれた思い」が凝縮されている。短歌を詠んだ人々を訪ねるのは、フリーアナウンサーの生島ヒロシさん。宮城県気仙沼市出身で、自らも妹夫婦を震災で亡くした。三十一文字に刻みつけられた作者の思い、5年の月日がもたらした変化をたどる。

総合 2016年6月26日(日)放送

復興サポート みんなで描く ふるさとの再生 ~宮城・岩沼市Part5~

宮城県岩沼市では去年7月、被災地のトップランナーとして、津波で流された沿岸部の集落から内陸部への集団移転が完了し、1000人の町が生まれた。しかし新しい町には家庭菜園がなく、それまで農業をしていた高齢者が生きがいを見いだしにくくなっている。また、壊滅した集落の跡地や、耕作されなくなった沿岸部の農地の活用法も課題になっている。
静岡県三島市の地域づくりの事例も参考にしながら、どのように集落跡地や耕作されていない農地などを活用して地域づくりを進めていけばいいのか、住民と支援者が話しあう。

総合 2016年6月19日(日)放送

そして村は動き始めた ~東北から熊本へ 被災地・2か月の記録~

熊本地震で震度7に襲われた西原村役場に、宮城県東松島市の職員3人が、東日本大震災の時に作った対策マニュアルを持って駆けつけた。5年前の震災時、職員を派遣してくれた西原村に少しでも恩返しがしたい。村が避難所運営に忙殺され、機能停止状態に陥る中、復興業務を熟知する3人は、経験を伝えて住民を救おうと活動を開始した。一方、村内でも活断層の間近にあり全家屋が損壊した大切畑地区では、行政の支援が届かないなか、住民が自力で道路や水道や風呂を復旧させようと奮闘を続けていた。あの震災の経験はどう役立ったのか、応援職員と住民の2か月を密着取材した。

総合 2016年6月12日(日)放送

渡辺謙 僕に、できること 第4回 再会 6年目の希望と苦悩

東日本大震災発生直後から支援活動を続けてきた俳優の渡辺謙。「明日へ」の初回・第2回放送では岩手・陸前高田市や、福島・葛尾村、宮城・気仙沼市などを訪ね、翌年の放送でも再び現場を訪ねた。6年目を迎えた今、取材した人々と再会、どんな手応えを感じ、何に悩んでいるのかを見つめていく。
気仙沼では、酒造会社と魚市場を訪ね、地場産業の復興の現状を探る。陸前高田では、震災直後に出産をした夫婦やカフェを経営する青年を訪ねる。葛尾では、避難指示解除に向けた若い酪農家などの思いに迫る。

総合 2016年6月5日(日)放送

証言記録 東日本大震災 ピアノよ 被災地へ届け

東日本大震災では多くの被災者が、かけがえのないピアノを失い心に傷を負った。東北の音楽関係者が立ち上げた「被災地へピアノをとどける会」では、全国の家庭からピアノを寄贈してもらい、最高の状態に調律。ピアノを失った被災者に無償で提供している。これまでに贈ったピアノは約500台。震災で心の病に陥った人や、ピアノが壊れ音楽の道を諦めかけていた若者など、多くの被災者たちの再出発のきっかけになっている。 ピアノは、どのように被災者たちを癒やし、音楽のある日常を取り戻していったのか。ピアノを通した心の復興を追う。

総合 2016年5月29日(日)放送

復興サポート スポーツで わが町に夢を! ~宮城県・女川町~

スポーツで町は活性化するか…。地域活性化を旗印に全国各地で誕生したプロスポーツリーグやその加入をめざすクラブチーム。しかし運営、観客動員に悩む地域も多い。宮城県女川町のサッカーチーム「コバルトーレ女川」。2006年に地域貢献を掲げ発足したが、震災後、人口流出で観客が激減した。この春選手会を立ち上げ、試行錯誤を続けている。番組では、野球で町おこしをする徳島県阿南市、陸上で盛り上がる宮崎県延岡市などを例に、スポーツを通じた活性化のヒントを探る。

総合 2016年5月22日(日)放送

悲しみもよろこびも ~認知症グループホームの5年~

認知症になっても、自分らしく穏やかに生きたい。そんな願いに寄り添い続けてきたグループホームが被災地にある。18人の認知症の人たちが暮らす「なつぎ埜」。5年前、津波で建物が全壊。避難した先の小学校で7人が命を落とした。助かった人たちは、終の棲家(ついのすみか)を失い転々としてきたが、急激な環境の変化から症状を悪化させる人も少なくなかった。おととしの春、ようやくグループホームを再建し、今穏やかな暮らしを取り戻しつつある。悲しみも喜びもわかちあってきた認知症の人たちの5年を見つめる。

総合 2016年5月15日(日)放送

きたれ!マグロ漁師 ~宮城県・気仙沼市~

いま気仙沼が熱い!かつて「きつい、汚い、危険」の3K職場とも言われたマグロなどの遠洋・近海漁業に若者が殺到。きっかけは、震災後に始まった漁船員を募集するブログ。仕事の厳しさ、やりがいをありのままに掲載し、若者の心をとらえた。若き漁師たちを港の人たちも全力で応援。ベテラン漁師。漁のえさを用意する「餌屋」。船に必要な道具や日用品をそろえる「仕込み屋」。みな若者の笑顔に町の将来を重ねる。漁業をつなぐ人々の心意気を描く。

総合 2016年5月8日(日)放送

未来への手紙2016~あれから5年たちました~

2011年、大震災を経験した100人の子どもたちが、それぞれの思いをつづった「ビデオレター」がある。津波でなくなったおじいさんへ、避難先から離れて暮らすお父さんへ、世界の被災地の人々へ、放射能の不安から総理大臣にあてたレターもあった。番組では「ビデオレター」を撮影した子どもたちを、半年後、2年半後と取材し、その成長を追ってきた。彼らは、悩んだり落ち込んだりしながらも、たくましく、そしてしっかり自分と向き合って、生きていた。2016年2月。番組では再び、子どもたちの元を訪れ、未来にあてた「レター」をつづってもらう。あれから5年。震災の痛みに向き合いながらも、一歩一歩前にむかって進む子どもたちの「今」を描く。

総合 2016年5月1日(日)放送

証言記録 東日本大震災 宮城県石巻市 ~3000枚の命のカード~

地震による停電ののち、市中心部が津波で水没した宮城県石巻市。人々が情報を得、発信する手段はラジオだけだった。地域FM局ラジオ石巻は、連絡が取れなくなった近親者を捜す3000枚の「安否カード」を伝え続ける。津波と火災から子供たちを守った保育所長は、引き取り手のない子の親をカードで捜し続けた。水没地帯を進んで自宅にたどり着いても家族を発見できなかった父親は、妻と娘を捜して「わらにもすがる思い」でカードを出した。津波の直前に自宅に戻った夫を止められなかった事を悔やむ妻は、がれきと焼け跡の中で夫を捜し続けたのち、カードでラジオに願いを託した。「命のカード」を通して愛する者の命あることを願い続けた人々と、その願いに応えて奮闘したラジオ局の姿に迫る。

総合 2016年4月24日(日)放送

復興サポート 放射能汚染からのふるさと再生 ~福島・南相馬市 Part3~

福島県南相馬市では、分子生物学者・河田昌東さんのアドバイスで、専業農家の有志が菜種の栽培に挑戦し、菜種油の売り上げを伸ばしてきました。近く避難指示解除になる見通しの市の南部・小高区でも、菜種を生産し、農業の再生をめざす動きが生まれつつあります。しかし小高区への帰還希望者は震災前の人口の1割ほどで、その多くが高齢者。商店など生活基盤が整わない中、彼らの生活をどう支えるのかが課題になっています。番組では、住民たちが安心して暮らしていくために何が必要なのか、住民とともに話し合います。

総合 2016年4月10日(日)放送

フクシマ再生 9代目・彌右衛門の挑戦

福島・会津で226年続く造り酒屋の9代目当主・佐藤彌右衛門さん。原発事故で苦しむ福島の再生を目指し、ご当地電力会社「会津電力」を設立、太陽光発電などに取り組む。ドイツ最先端の現場の視察など、エネルギーの"地産地消"を夢見て奔走する彌右衛門さんの最大の挑戦は、飯舘村での電力事業。村の農家・小林稔さんと共に、新たに飯舘電力を起業。だが許認可や送電線への接続問題など、次々と困難が襲いかかる。2040年100%再生可能エネルギーの実現を掲げる福島県で、故郷への思いを胸に立ちあがった仲間たちに半年間密着。