【9月10日まで】特別展「東日本大震災を伝え続けるために」@NHK放送博物館
だいぶギリギリのお知らせですが。
東日本大震災の発生から今まで、NHKはどのように震災を伝えてきたのかを振り返る特別展「東日本大震災を伝え続けるために」が、東京都港区のNHK放送博物館で9月10日(日)まで開催されています。
ええ。9月の10日(日)です。ほんと、ギリギリですみません。
私が最初に訪れたのは番組「明日へ つなげよう」のエンディング・パートの撮影にお供して♥ 私にとっては、初の放送博物館。
番組の司会で、ダンディーアナウンサーとしておなじみの畠山智之さんと一緒です♪
番組「明日へ つなげよう」より
「畠山アナのいやしの低音ヴォイスが聞ける~」なんて軽い気持ち(声フェチ)でついて行った私ですが、甘すぎました。まさかこんなに濃い内容の、素晴らしい展示がされてるなんて…。
「記録」と「記憶」
特別展に足を踏み入れて最初に目に入るのは、あの日の映像。取材班や視聴者、各地のロボットカメラがとらえた2011年3月11日の映像です。
各地を襲った激しい揺れ。
10メートルを超える大津波。
あの日なにが起きたのかの「記録」を通じて、その時の「記憶」がよみがります。
畠山アナは暮らしを飲み込む津波から「とにかく逃げて!」と祈る気持ちで、放送を続けていました。
撮影前の私服の畠山アナ。
「いまだ映像の細部まで覚えている。忘れられないですよ」と話していました。
展示を訪れたお客様にも、当時の思いがよみがえります。
放送の現場で――
“まさか まだ信じられない”
震災発生直後から現地に入り未曾有の大災害を伝えた記者やカメラマンが抱える、さまざまな思いを感じることができます。特別展会場に展示された取材ノートや、現場の引き継ぎメモには、複雑な思いが刻まれています。
このメモを書いた記者が取材したのは、震災発生直後の宮城県気仙沼市。変わり果てた光景を目にした時の記者のとまどいや「驚き」が、文字にも表れています。
そして、当時を振り返り、記者やカメラマンたちが現場で感じた思い、そして葛藤をつづった手記も公開されています。
3月11日から始まり、今にいたるまでのNHKの東日本大震災に関する放送のあゆみが展示されています。
Web担当・花も東日本大震災プロジェクトの一員だし、これもステマ、職務として書くPR記事だろうとか思われるかもしれません。が!いろいろな思いがよみがえる、心にふれる本当に良い展示でした。私はもう一度行きました。何度行っても涙してしまう。そんな展示です。
特別展は今週日曜日まで。駆け込みで行って来てください!