あしたブログ | あの日、そして明日へ

2020年02月29日 (土)

【3/7放送】三十一文字の思い 震災短歌からたどる"復興"

こんにちは、web担当・咲です。

 

来週水曜日は3月11日。あの日から9年が経とうとしています。

 

復興はまだ道半ばとはいえ、一部では、被害を受けた街並みは高台移転や防潮堤、道路工事によって大きく変わりました。

街に震災前からずっと住み続けてきた人たちは、変わりゆく街に対して複雑な思いも抱いています。

 

そんな戸惑いと、未来への希望などを込めて短歌を詠んでいる人たちがいます。

 

番組では、歌人としても活躍する知花くららさんとともに、東北の「今」と人々の思いを、短歌を通して見つめます。

 

 

 

“復興してしまった”

 

宮城県気仙沼市で催された歌会での一場面。

震災で運転中だった夫を亡くした松下尚子さんは、複雑な心境を歌に詠みました。

 

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今では、夫を発見した場所がわからないぐらいに復旧が進んだ街を見て、

「復興してしまいましたという気持ちが本音です」と胸中を吐露しました。

 

 

 

災害に翻弄され続けた100年の生涯

 

岩手県山田町に住む中村ときさんにとって、東日本大震災はなんと3度目の津波体験でした。

 

13歳で昭和三陸地震、そして1960年にはチリ地震津波を経験。しかし、東日本大震災の惨状はときさんの想像をはるかに超える惨状でした。

 

住んでいた家は、土台だけ残して流されてしまいました。

 

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今年満100歳を迎えたときさんは、長く続いた仮設住宅での暮らしの中で短歌を詠み続け、昨年短歌集を出版しました。

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すでに東日本大震災を経験していない世代も多く誕生しており、今の小学一年生は「あのとき」を知らないということに驚かされる今日この頃。

 

このような短歌が、「語り部」のような役割を果たして、震災の記憶を未来につないでいくのでしょう。

 

放送をぜひご覧ください。

 

明日へ つなげよう「三十一文字の思い 震災短歌からたどる“復興”」

3/7(土)〔総合〕午後4:24~

※放送日時が普段と異なりますのでご注意ください!

[再放送] 3/10(火) 総合 午前2:55~ ※3/9(月) 深夜